LEICOCO DIARY
れおと暮らす日々雑感。

2005年09月29日(木) 9月29日

今日は母の四十九日。
31年前の今日、母は私を産んでくれました。

一日、母のことを考えて過ごしました。

自分の心に優しい部分があるとしたら、それは殆ど母からもらったもの。
母は、とにかく心優しい人でした。
こんなにわがままで甘えん坊の娘の言う事を嫌な顔一つせず聞き入れてくれ、そしていつも私を誇りに思ってくれていました。
誇りに思われるような娘では、決してありません。優秀でも勤勉でもありません。でも、母はいつでも私を褒めてくれました。

どうしてそんなに褒めるの?
と、母に聞くと、
「だって、おかあさんにはそんなこと出来ないもん。本当にすごいと思ってるから褒めるのよ」
と、言いました。でも、本当に、人様に褒められるようなことは何一つ出来ない娘なのに。

亡くなる前、まだ少し意識がはっきりしていた頃にも、娘のことを人に自慢していました。
どうすれば自慢の娘に育てることができるのでしょうか?と、ある方が母にたずねたら
「自慢してりゃあ、いいんですよ」
そう答えていました。

母は、そういう人なのです。
私の、自慢の母です。

31年前のこの日、母は命がけで私を産んでくれたそうです。
小学生の頃、私が産まれた日の事を母が手紙に書いてくれたことがありました。
看護士が血圧の低下を叫ぶ中、母の意識は遠のき、たくさんの輸血を受け、命を取りとめたそうです。
だから、母は献血車を見かけると、必ず献血をするのだと。
18歳になったら、母と献血に行こうと思っていたのに、結局行ってないなぁ。
今度帰国したら、献血に行こう。

必ず、毎年行こう。


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れいこっこ

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