愛より淡く
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4月ももうすぐおしまいだけど。
この一ヶ月あわただしく過ぎてしまった。
ややこしい仕事を抱えて、少し滅入っていた。
ネガネガな状態から抜け出せずにもがいていたという感じ。もがくというほどたいそーなことでもないかも。
仕事に対して難しく考えすぎていたようだ。なんとかなるさ、どうにかなるさ。と思うようになったら、気持ちが楽になった。
いつも気持ちが楽になる方を選ぶこと。
無駄な抵抗をしない。流れるままに。
これってとても大切なことみたい。
頭ではわかっていても、なかなか実践するのは難しいのよね。
私には、今、大切に育てている花がある。
花をいとおしんでいるという感覚が、たまらなく心地よいのだ。
花のつぼみを見つけると、もうそれだけでめちゃめちゃうれしくなる。
もしかしたら私は、人を愛するよりも、なんというか、花を愛する方が得意というか、向いているのかもしれない。
花を愛するのになんの見返りも求めない。
「こんなに可愛がっているのに、お花さんはちっとも私を愛してくれない。
さみしいなあ。」なんてこと思えるわけがない。
でも、人を愛する時、私には、どこかで見返りを求めてしまうところがあるような気がする。求めまい、求めまいと思っても、無意識に、どこかで、ひとかけらくらい期待してしまっているような気がするのだ。 それがしんどいのかもしれない。
花を愛するように、人も愛せたらなあ。
なんて思う。
花は、ただ愛するだけで、これだけしあわせな気持ちになれるのに。
人も、ただ愛するだけで、しあわせな気持ちになりたい。
「人」なんて一般論的に書いているけど、実は「あの人」のことだったりして。
あの人って、いったい誰?
それは私だけが知っている。
ほんとうは、私も知らない。
あの人って誰?
あの人ってどこにいるの?
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