愛より淡く
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例のごとくに二階の物置きと化している子供部屋を片づけていたら、とてもなつかしいものがいっぱいでてきた。
まずは、私の定期入れ(独身OL時代の通勤定期)だ。
その中に、「願いが叶い幸せになれる護符」とかちょっとしたメモとか、レシートとか入っていた。
「願いが叶い幸せになれる護符」というのは、たしか何かの雑誌の付録だったと思う。
「これを切り抜いていつも肌身離さず持っていると願いが叶い幸せになれます」というようなことが裏面にプリントされていた。
あの当時の私は、「恋する者は藁をもつかむ」という心境だったのだろうか?だめもとで一応ひそかにそういう護符のご利益(りやく)を試してみたようだ。
見込みなんて限りなくゼロに近いかなわぬ恋だったので、そういう「まがいもん」にさえ、ついついすがってしまっていたのだろうなあ。ちょっと恥ずかしくてほろ苦い思い出だ。
ぜーんぜーん効果なかったわぁーーーん。
それからコミック本も出てきた。
「小泉千里 26歳 BWHは、86.56.88
麻布の高級マンションにひとり暮らし、車は赤のアウディ、エステは週2回。
職業 愛人(現在の愛人数常時8名のスーパー愛人なのだ!)」
と紹介されている、「愛人」をビジネスにしているヒロインの奇想天外な、ドタバタナンセンスラブコメディだった。政界や業界のお偉え方(最高年齢 78歳)である「パパちゃんたち」(←ヒロインいわく)の、データ−をコンピューターで管理し、見事な手際のよさで彼らの愛人役をこなしてゆく様をおもしろおかしく描いた傑作だった。
絵が可愛いのですごくファンだった漫画家さんのだ。 エロちっくな場面もそこそこあったりして。楽しい漫画だった。
「スーパー愛人 千里の巻」のほかに、
「悪妻 杏子の巻」もあった。「スチュ−ワーデス 智子の巻」もあった。
「悪妻 杏子の巻」は、夫をなんとか出世させようと夫の上司に色仕掛けで迫るドタバタラブコメディだ。
「スチュワーデス 智子の巻」は、モテモテだけどなぜか男運の悪い国際線スチュワーデス智子さんの、赤裸々な色恋模様を描く、やはりこれもドタバタコメディだ。
なつかしくてしばし読み耽ってしまった。
それにしてもナンセンスコメディってよいわあ。シリアスだと重くてドロドロでえげつない内容になるストーリーでも、コメディだとサラリと笑い飛ばせるし。
ナンセンスコメディ万歳!!
このコミック、もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
ありがとうございましたゥ
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