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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2008年04月09日(水)
一期が見つからないのに二期をどうしたものか。


水曜ピザの日に食料が無い時はえぇピザの日ですから頼みます。持ち帰りだと千円くらいで買えるという格安プランの存在さえここ数年で始めて知りましたが、全ては100mもしない距離にピザ屋があるマンションを狙い撃った父君様の功績です。
しかし購入して吃驚したのが、箱一面のルルーシュたま。なんて大胆なタイアップなんだ。以前エヴァがタイアップしていた時はその為にわざわざピザの日狙いのではなくお高いものを購入したというのに存外しょぼくて泣き出しそうになりましたが、このルルーシュたまは恰好いいし中々素敵で思わず切り抜いてみました。
収集癖はあるものの保存習慣がついていない人間がそんな事したって腐海の森をグレードアップさせるだけなのですが、数年後に発見していいや捨てちまおうと決定が下るまでは我が家の守り神としてルルーシュたまをその辺に放置しつつ祀りたいと思います。お前御神体の意味判ってんのか。

ちょっと話題が遅れていますが、この間やっていたスペシャルドラマ被取締役と書いてとりしまられやく、は大変面白かったです。
いいですね、日常に捻りを加えた世界観というのは。基本的に現実で繰り広げられる話はあまり食指が動かず、どんなであれ在り得ない捻りを欲しがり、まさに素敵な隠し味だと。
納得してしまう程の強引さと非現実故のリアリティを伴っていながら、たった一つ残念だったのは、ステレオタイプな成り上がり像が画かれた事でしょうか。
成り上がりはきらいなんだな、そう初めて自覚しました。成り上がりというだけできらう、それも又ステレオタイプな人種ですしそんな人達が繰り広げる劇場にもほとほと辟易していますが、所謂駄目な方のと言いますか、偶然や奇跡まで須くを己の成果だと過信して慢心した結果、それ以前の己を無かった事にしたり白い目で見られたり痛い目に遭ったりするタイプのは。ちょっと痛い。
逆に批判され扱き下ろされる成り上がりは芯が強かったり図太かったりとそうじゃないもんですが。そうか、小心者がいきなり波に乗るからついていけなくなるのかな。


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