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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2007年11月20日(火)
完璧とはこの世になく完成するもの。


とても、とても傲慢なのです。
自覚しても余りある程、人の性とは言い捨てられない程、自分は傲慢な人間です。人間かどうかも小一時間議論したいですがそこがポイントでは無いので今回はスルーで。
簡単に、罵倒してしまうんだ。延々と滾る憎しみとかではないけれど、一過性の苛立ちを抑えられないんだ。特定の人物に限って。
傷付くと判っていても、怒鳴る程の非は無いと知っていても、止められないのは、その時の落ち込む顔を見たいからなんだろうか。そこまで地に落ちたものは最早サディストですらないと思う。
その性質として引っ掛けてみたり悪ふざけはしょっちゅうで、その類いとは違うと、わかっているのに。

と思えば、一方で打たれ弱い。感じた不服をねちっこく口にして挑発、そこに相手が苛立ちを覚え声を荒げればすぐにでも怯んでしまう。対象が違うとか、そんな問題じゃない。いじめるタイプだからいじめられ慣れていないとか、やっぱり違う。
どちらにも非があり、相手の非を責める事で生まれる自分の、その非を突付かれる事に、とても臆病だ。意見を否定される事が怖くて、感じた自分の不服さえ間違っているのかと、こわくなるのか。
ひどい話だ。されたらたまらない、のに別の人では繰り返し、立場を変えて繰り返し。
出来た人間じゃないのだからそんなもんだなんて、甘えに逃げるのはどうだろうか。納得が行かないから、選びたくないけれど、だってどうしようもないなら、どうしようもないのだ。
フラストレーションを溜めない術は無く、砕かれない強さを持つ事も出来ない。だから、そのまま?
とても、とても傲慢なのです。


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