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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2007年08月28日(火)
孤独では無い孤立。


珍しく昼間に寝倒したので久々の夜更かしを楽しんでいると再放送のドラマを発見。こんな時間にやるなんてどんなだろうなんてよこしまな気持ちで見始めつつ、第二話だったのが不服でネットで情報総浚い。いやぁ便利になったもんだ文明の利器。
しかし、まぁ、粗筋を見ていく過程で別にもういっかな見なくても……そんな気になったのは何も自分が文で満足してしまったというだけではなく、ラストのあり方です。そこまで見たんならそらもう見なくてもいいだろうさ(笑)。そこまで見て気になったら見ようかと思って。
なんだかね、日本国に生まれた奴なんだなと思います。一夫多妻は好かん。いや結末が一夫多妻なのではなくて寧ろ逆に近いのだけれども(なんだそれ)(一妻多夫ではなくてね)矢張り一対一、であって欲しいなと。
カプリングは色々あってもいいのだけれど、キャラクタが二股というよりはこっちの考え方次第なのでね、三角以上関係で揺れている際どちらにも付かずというのは、なんだか納得がいかなくて。
成長して一人でも生きていける、そういう答えも確かに大切なんでしょうが。恐ろしいまでの執着、熱くしいまでの激情、そういうものを架空には求めていたい人種らしく(言っててイタイな)折角見守ったのならばどちらかと共にを、答えて欲しかった。我儘ですね単なる。
カップルもコンビもトリオもチームもグループも恋人も親友も友達も仲間もすきなものはすきなんです。
それはつまり、孤独はいやだという事なんだろうか。孤独から、這い上がってみたりそういうのの良さに気付いてみたりねだってみたり甘えてみたり、そういうところを、多分見たいんだな。


何かをきらいだという事で、遠ざかる可能性を潰したかった。馬鹿だな。何かをすきだという事でも、遠ざかっていくものはあるのに。


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