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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2006年06月11日(日)
繰り返せない、繰り返したいから。


突然木曜日に、今度の土日に泊めてくれと言われても、来週の土日の事かな?
と言葉を無視してすっ飛んでしまうのは致し方の無い事ではなかろうか。
ただ訪れるのではなく、宿泊場所の提供を、譲るように確かに記したけれども。
だからと言って幾らなんでも、前日前々日になってそんな脅しみたいなそんなんありか?
そういう訳で遥々遠出して事の序でかこれが目的か我が元まで訪れた人一人。
事の展開を数パターン用意していたのは事実ですが、己の想像力の無さを
この日程認識した事もそう、ないのではなかろうかと。そしてそれは多分、お互いにいえた事。
ドシリアスもいいところに、暗いムードであるのは先ず間違いないであろうと。
でなければ刺されるかも知れない。これでも真剣に考えていたのですが。
相手まで同じ事を考えていたと暴露されれば、なんとも滑稽な図にしかならないのは、
つまり互いに信用が無いのかそれともそれだけの時が経ち過ぎていたのか。
出逢うべき日を遠くに残して何年ごしか逢いに来た約束は、ひどく穏やかなものだった。
まるで友達のように語らい、まるで旧友のように同じ屋根の下寝て、
翌日なんて漫画を読み耽っていた。一体何しにきたんだ。そして何をしているんだろう。
思いを否めないのは事実なのだから詮無きかな。だからといってこのまったりはなんだ(笑)。
結局大した事も無く、それともまやかしがそう見せかけて、一泊二日彼女は帰って行った。
嗚呼、ねぇ、本当、何をしていたんだろう。ついさっき。これまでの数年も兼ねて。
なんでもないように見えそして思えるのは、あまりに愚か過ぎるのだろうか。
そんな事を思うのは、したためている数日の間の出来事でまた、一つ山が関わっていたからだろう。
人ってのは計れない。他人ってのはあくまで自分とは違う人。幾ら未来を想定してみても、
感情の動きなんて自分自身の事さえ全て判りっこなんて無いのだ。なんて、当たり前の事。
思い知る。自分がなんであるのかを。多分、異端児だったのだろうと、認識さえ持たなかった異端。
今更自己認識が強くなったのは、二人の彼女によるものなのか。それとも矢張り、というのは悔しいが
自分と言う人間がまだまだそしてそれさえも決して埋め尽くせない、ちっぽけな、器だという。


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