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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2005年08月30日(火)
希望が無いのは捨て去ったからだねとうに。


職業柄、捨て弁などを拾ってきては食生活を支えているそれは、食費削減の上洗い物も減り
よい事ですが、中には誰の口にも合わず、好き嫌いではどうにも補えない、そんな問題も出てきます。
そういう時、それが食べられない事に対して恥ずかしいのか言い訳とばかりに男二人が口を並べて
文句をいうのを聞いていると、虚しい気持ちになってくる訳です。
様々な事象が折り重なって終ぞ誰に手を着けられる事も無く、元々捨てられる運命であったもの。
それはわかりますし、賞味期限切れを更に越してやばくなりて、持ち帰りながらも捨てる事も有ります。
まぁしかたの無い事でしょう。キャパの限界というものが有ります人其々。
しかしそうではなく、口に合わないからと言って、様々に悪く言われ、一口目で存在否定をされる、
選択した責任もありますが、それってどうなのだろうか。誰かに食べられる為に何かが確かな命を
落としたというのに、たったそれだけの、理由で。好き嫌いの否定は出来ません。そういう私も勿論、
苦手なものもあればぼろくそに言うものも有りますし食べてくれと人様に押し付ける事も多々。
けれど今日のはそうではなく、常のそういった感覚とは何かが違う、気持ちの悪い感触の伴うもの。
なんだか居心地が悪いような、非常にむかむかしてくるような、人間とは如何に勝手な動物であるのか、
ありありと見せ付けられ、知っていても結局胸糞悪いよな、とか、思うだけに到ったと。その感情さえも、
見苦しくガキくさいものであろうとも。


ところで日頃の不摂生が祟ったのかそれとも店が寒過ぎるからか思い当たる節が色々と有り過ぎて
原因を究明する事さえも面倒くさく感じますが、取り敢えず、微妙に風邪をひいているみたいです。
それでもめげずに出勤する様は見方を変えればある意味尊いものなのでしょうが、
結局そこに渦巻いているのは、自分の躯が然して大切でないのと、人にうつしてしまえという魂胆と、
若しかしたら鞭打つ感覚に酔いしれるMか、果てはそんな己に恍惚と酔いしれるN、かもしれません。
なんでもいいですが、久しく、ぼーっと全ての物事が遠くで行なわれている出来事のように感じる、
懐かしくも貴重な体験を覚えたので、このまま鼻水大噴射、なんて事にならないように祈るばかりです。


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