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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2005年04月12日(火)
成すべき事をやってからして下さいそういう事は。


ヴァンパイア十字界の最新刊を、今更読んでみる。
読むスピードが遅いのかもしれない。まだまだ溜まってる単行本わんさか。
読み終えてないのに何故買うのかと言われれば、だって読みたいんだもんv(やめれ)
しかし寝る前に一話程度……と思っていたのに一気に一冊読ませたのは、面白さ故かしら。
展開的には確かに突飛なものを感じさせるけれど、
行き当たりばったり感をそこまで受ける事は無かった。
WJ系なら懐いた思いやも知れないけれど(笑)。
それにしてもそういった展開を、まさか四巻で広げられるものでも無かろうし。
中々いい取り合わせじゃないですか、ヴァンパイアと宇宙人。

辟易しているのはそんなところでは無く、どいつもこいつもが超人であるという事。
超人設定というのは読んでいても楽しいし考えるだけでも好きな部類。
だから普段そう思ったりなんてしないのだけれど、なんていうのだろう。
これに出てくる奴等が超人的過ぎて、正直なところ飽きてくる(毒)。
人<ダムピール<ヴァンパイア、の図式に付け加えて
蓮火<ブリジット<ストラウス<アーデルハイトですってまー。
花雪嬢が正直どの辺なのか立場によって変わるので敢て外してみつつ。
<の量もこの際割愛。それにしたって、こうやって次々と、上には上が現れる。
かといってじゃあこの式で下位にある蓮火が弱い訳でも無く、
ブリジット嬢のその類い稀な才能だって頭角を現し。
普通の人間の存在が希薄過ぎて、凄さには凄さでしか対抗出来ていない。
よく、話に入り込み易いように主人公を設定したら、的な事を
新人発掘の場たる賞の批評コメントに見るのですが。
そういうとこまで細かく見てる人なのです。暇だね。
私個人の意見としては、あまり誰彼の視線を借りて物語を見る入り込むという事は無い。
より判る為にその目線に立つ事はあったとしても、結局第三者には変わらず。
凡人や説明役が必ずしも無ければいけないという訳ではなく、まぁツッコミ役くらいは欲しいものの。
視点を借りさせる為の、話に入り込み易くする為の、工夫の一環でそれを欲しいと望む事は少ない。
その為そのコメントに同意はよくしないものの、流石に十字界の皆超人思考には、ね。
あまり上手く言い表せないのは、語彙を鍛えていない証拠なのやも。痛いところだわ(笑)。
今にありながら度々振り返る過去形式だって受け入れ難い事は無く、話としては面白いのだけれど、
キャラに対する辟易が出て来るのはこれかなり頂けない事だと思われる。
まぁ私が変なだけかもしれませんが(その可能性は大だ)。
これも構成や演出の内なのかそれとも、それらで変え得るものなのか。
何れにしても、このままであると好きだけどなんだか惜しい作品、感は
今後も拭えなくなってしまうだろうなぁ。
それは非常に、非常に惜しい事だと思うから、
そう思わずにいられる改善策があるのなら、是非私も試してみたい。
以上、たまにはのたまってみようそれらしい事、のコーナーでした(え、何それ)。


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