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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2005年02月08日(火)
慣れない人に私はなりたい。

望みが叶うのが怖い。
常の我儘は強がりで、そんな自分を保つ為。
そう見せている自分であると、自分で認知する為に。
翻されるのが本望で、当たり前で、慣れきって。だから、ほんの気紛れで。
望みが叶ってしまうのが怖い、どんな些細な事であっても。
例えばチョコレート一つ買って貰うでも。
誰かに叶えて貰うのは、嗚呼なんて楽なのだろう。
だけど自分で叶えるから望みなのであって。それでは、つまらないよ。
何より自分が腐ってしまう。誰かがした行動のお零れで充分なんだ。
逆に与えられてしまうと、途惑ってばかりで受け取れないまま。
折角差し出された手だって今もまだ掴めない。
そして怪訝な目一つで流されて、そのまま。
こわいんだ。終わってしまうような気がして。
掴んだ瞬間、終わりが見える。終わりになる。
変化を望んでいないのか、変化を望んでいるからか。
ただ、その先に待つのが諦めの果ての終わりだと、ため息の後の見放しだと。
だって、知っているんだもの。だって、知ってしまったんだもの。
好意がこわくてたまらない。好意がこわくてこわくてたまらない。
どうしてそんな事をしてくれるのかと、問うてしまう己がいるから。
それを訊いた時の答えがもう、理解りきった、事だから。

同じ事を云っているのは、変化の無いせいか変化の無いおかげか。

結局はいつまで経っても、天の邪鬼、という事なんでしょうな。


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