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―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2004年07月09日(金)
君が最後に見たものは。

それは遠い昔の話。
小学校、社会科の勉強か何かで、都道府県の名前とかを覚える授業中。
教員が、四十六都道府県だと言いました。
生徒の大多数はそれに納得していたのですが、私と、もう一人。
名前も忘れましたが、その彼は。
都道府県は四十七であると異論を唱えました。
四十人弱の教室。教員も言っているのに、ただ二人でそんな事を言えば。
周囲の非難というか、嘲笑を買うのは、ある意味当然で。
それでも、私と彼は言い続けました。授業の終わり近くの事。
彼はただ単に、自分の名誉を汚したく無いとか、正義は我にありとか、
そんなだったのかもしれないけれど。
私は、抗う……訳じゃないけれど、せめてそれぐらいの反抗を持ちたかったのかもしれません。
小さな勃発。馬鹿げたプライド。砕けているのに持ち直したい何か。
そんな感じ。
意見を認められないままあっけなく授業が終わった後、
教員に、きちんと一都一道二府四十三県、すなわち四十七都道府県であると述べ。
ちゃんと誤解を理解してもらいました。
そんなくだらない、過去の話。
ふと、思い出したんです。
何の意味も無く。
前触れは自分自身で。

…………小学校の社会科の教員が都道府県数間違えてちゃ世話ないわな(笑)。


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