原初

羅列 回帰



―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
回帰

2004年06月08日(火)
定例会議調査報告書抜粋。

1P
実録ファイルNO.XXX 
 ある兄妹の日常生活における会話内容<テーマ別>
 テーマ:妹の嗜好について

 1:会話記録
  


妹 「おいらさぁ……チラリズム推奨なのよね。」

兄 「ふーん。知ってる。

妹 「全裸より、半裸のがいいのん。適度にスカートから垣間見えるおみ足とかさっv」

兄 「そこで胸とか言わない辺り、お前だな。」

妹 「…ほっとけ。後な、服も好きなん。描くには、リアルで興味が無いから至極苦手だけど、こう、ぼったり感っつうの?」

兄 「シワとかにしとけ。」

妹 「えー…それじゃ某シワマニア氏と同じだしー…」

兄 「知るかボケ。」

妹 「めちゃ凝った感がね、何かそそるのよっvv」

兄 「お前が言うと変態チック。

妹 「……本気でほっといて。んでも、さらっとTシャツも良いわー。少女が大き目の着てたら尚グーね。ぴっちりとした体の線出るのとかも良いしvv
   ………に〜さん、そ〜だろ〜。」

兄 「…は?」



 ※プライバシー保護の為名前欄を兄、妹と表記。
 ※特に怪しいと思われる発言には誇張の為文字装飾を施行。
 ※妹の最終発言は某小宇宙を感じた者にのみ伝わる言語と想定。解析については次ページ以降参照。



 以上、X月X日のX家兄妹の会話記録を元に実際の言動の流れを追った報告書とする。

 詳細、分析、研究データ以降その他項目は次ページより報告開始となります。



 ※尚、続く会話については記録を見る限り、似たような事柄について堂々巡りの論争を繰り返していると判断された為省略を決定。
 会話の全てを把握したい場合は、担当のXXまで。




 〜〜〜




7P
実録ファイルNO.XXX 
 ある兄妹の日常生活における会話内容<テーマ別>
 テーマ:妹の嗜好について

 5:記録を元に妹より得た証言



「HAHAHAHAHA。
 …………まず人としてどうよ?」





 自問してみても自答帰らず。ぎゃふん。


原初 羅列