戯 言ノ源
―― 連ねた意味も、持てない小鳥。
氷室火 生来
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2004年01月16日(金) ■ |
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莫迦らしくて見ちゃらんねぇよ。 |
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怒る事と叱る事の違い。 それは何なのか。
今日電車に乗りました。 沽券の為に言いますが、私だって電車くらい乗りますよ? たまには。……このたまにはがいかんのか(笑)。 兎も角電車に乗ってて、対面式の座席に座っていて暫く、 とある親子が私の前に座りました。 見たとこ年中さんくらいの男の子なんですね。 その子は手に、クッキーの箱を持っていて。 それくらいの歳の男の子だから、ちょっとやんちゃで。 近辺走り回ってるんですけど、母親は軽い注意のみ。 まぁ、それくらいはいいんですけどね。 男の子が転んでしまって。 持っていたクッキーの中身が散布。 流石に母親も立ち上がって、しかしこう一言。
「駄目でしょっ、○○っ。お姉ちゃんに怒られちゃうじゃないっ!」
一般的に見れば極々一般的。 しかし、この言葉にカッチーンときて、 危うくキレそうになりました。 何が障ったか。 普通なら気にしないような事なのかもしれないけれど。 でも、私的には。
私が怒るからどうぢゃっちゅーねん。 問題なのは、周りに迷惑をかけたという事なのだから。 そこを言わなければいけないのでは? 何故、私が怒るから駄目なのですか。 そんな事言ったら、私子供そんなに好きではないので、 目の前にいるだけで怒るよ?(そりゃ冗談だけど) この言葉から汲み取れるのは、 子供に対しての躾でもなく。 周囲に対する謝罪でもなく。 自分の子供が粗相を犯した事に対する、自分の羞恥。 それを取り繕いたいだけと言う、至って自分勝手な。 事だと、私は感じたんです。 つまり、彼女は彼に対して叱っているのではなく、 自分の為に怒っているのだと。 そうとしか、感じ取れなかった。
怒る事と叱る事の違い。 それは何なのか。 そう問われれば、十人十色な答えが出てくるでしょう。 そんな中で、私の考えは。 怒るという事は、憤懣、憤りその他を感じた時に、自らが腹が立っているという状況を喚く事。 叱るという事は、何らかを犯したものに対し、それは悪い事、いけない事であると説く事。その者の為に提言すると言う事。 とまぁ、簡潔に言えばこう思うのです。 母親の彼女は、叱るべきである場面で怒っていた。 怒ると叱るはよく似て見えるから、 する方も感じる方も間違えやすいけれども。 やっぱり、その違いは認識しておくべきだと。 穿違えてはいけないと。 よくよく思いました。
気分害したらごめんなさい。 …これって愚痴の部類に入りますかね?(今更言っても)
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