箱根の山は天下の険〜♪ - 2005年08月22日(月) 旅の記録、1日目(8/17) 「早起きは三文の得」といいますが、 早朝覚醒がそんなにいいものとは思いません。 でも、日記が書けるからまあいいか。 二日酔いガンガンです。では旅の1日目の 記録をどうぞ。 小田原から自転車を組み立て、といっても 十数秒の組み立てだが、とにかく目的地の 三島を目差そうと、早速快適にチャリを 漕ぎ始める。さあこれからが箱根越え、 きっと強烈な登りが待ってるんだろうなあ、 と、恐る恐る走ってみたところ、最初の うちは全然厳しくなくて、楽勝で数�� 走り続ける。「ああここ箱根駅伝で見た ことある〜♪」くらいの余裕であった。 ところが、さすがに箱根の山は天下の険 といったところで、ますます登りがきつく なる。一番軽いギヤでチャリチャリ走って いたのだが、それでも辛くなり、仕方なく 自転車を降りて手で押して登ることに。 チャリダーがことのほかこだわる「手押し」 というやつだ。だがおれはチャリダーでは なくてただの「旅人」なので、手押しで 峠を越えようとすることにはそれほど 屈辱感は感じない。でも、もうちょっと 体力があれば、登り切った時の気分も 良いのではないかと思ってちょっとブルー になる。この旅の間は脳内でひたすら みすちるの「終わりなき旅」が頭をこだま していた。♪高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな〜 と、自分を無理矢理励ましつつ、坂を ひたすら登っていく。心拍数が激増する。 日陰なのに汗が止まらない。息が切れる。 大平台の駅前でしばし休憩する。 登山客のお年寄りがわさわさと集まっている。 そろそろ電車が来るんだろうなーおれも 自転車畳んで箱根登山鉄道にお世話に なろうかなあ、と、もう相当気分は萎えていて 「無理無理、こんな坂登れやしないって」 って、文字通りのデビルなdatenshiと、 堕天使にさせないようにと「折角ここまで 来たんだから、残りも頑張ろうよ」という おれの中のほんのちょっとのtenshiが、 しつこく闘いあっている。でもやっぱり、 高ければ高い壁の方が、登った時気持ち 良いはずなのだ。それを信じてひたすら 歩く。自転車を押しながら。追い越していく 車と、すれ違う車と、殆どが車ばかりの 中、時々ふとたまにチャリダーやツーリング のバイクの方々が通り過ぎていく。 自転車を押しながら、しかもゼーゼー 言って汗だくになって渋い顔をして、 「一体何のために俺はこんなことをして いるんだろう?」と 思うことも多々あったが、自分試しが メインとなるこの夏の旅にしては丁度良い 峠じゃないか、なあ箱根よ、と、とにかく 「早く下り坂になれ〜下り坂になれ〜なれ〜」 と、殆ど呪いの態度で歩き続ける。 そして、やってきた。 「国道1号最高点」の看板が。 どんな手段にせよとにかく登り切ったぞ この野郎、と思いつつ記念写真を撮る。 看板とBD-1をうまくからめて写真を撮って いると、なんやらチャラチャラしたおにーさん 達が対向車線からやってきて、通り過ぎて、 戻ってきた。「おおここだここだ、」と 言いながら。ツーリングのおにーさん推定 俺より5歳は下な奴ら数名が、やっぱり 看板と共に写真を撮ろうと集まってくる。 心の中では、「ふんっ、どうせバイクで チャラチャラ登ってきたくせに、その顔 みたいにな」と思っていながら、おれは にこやかに「写真撮ってあげるよ」と カメラを預かることに。なんだかんだ いっても旅人ちっくな人達に悪人はいない と信じているので、彼らの笑顔にカメラを 向ける。「良い旅を・・・」と、おれと 彼らはそれぞれの道を走り始める。 まるで透明になったみたい(by布施明) そんな感じの下り坂だった。チャリにつけた メーターの速度は時速40〜50km。去年の 琵琶湖の時にも思ったのだが、この峠の 下りのヨロコビのために、チャリを必死で 漕いだり手で押したりしてたんだよね、 そして、芦ノ湖が見えた。「キターーー!」 と叫びながら、高速で通過(通過かよ というのも、次にまた峠が待っているから とにかく勢いづいたままで走り続けたかった のだ。次は文字通り「箱根峠」やっぱり 登りは漕ぎきれない。自転車をおりて手で 押して登る。「はっこねのやっまは〜 てんか〜のけん、かんこくかんも〜もの ならず〜 ばんじょーのやま、せんじーん のたに まえにそびえ、しりえにさそう くもはやまをめーぐり、きりはたにを とーざす、ひーるなーおくらき、すぅ〜ぎ〜 のなみき〜 と、箱根八里を歌いながら半ば自虐的に 峠を登っていく。この世に登りだけの坂は ないのだ、いつかきっと下りがやってくる と、なんだかスーパーナチュラルな雰囲気で あるいはランナーズ・ハイな状態で、もう どうしようもねえんだよこのまま行くしか、 と思いながら箱根峠を越えると、あとは ひたすら下り坂、再びチャリに乗って 「いやっほ〜う ざまーみろ」と、誰に向けて か分らないがなんかざまあみろな気分で さっきまでの登りが嘘だったみたいに一気に 坂を下っていく。もはや後続の車もついて これないくらいの勢いでだ。 そんなわけで、ついに静岡県に突入する。 1日目の到達目的地点は、三島であった。 箱根の坂を下りたら、一挙に静岡な三島な 雰囲気になってきた。なんだかよく分らない が、とにかくそんな感じだ。 (旅の1日目、まだまだ続く) ...
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