“酩酊者は迷走する”...datenshi

 

 

イノセンスなインセンス - 2004年12月26日(日)

純真無垢だった頃なんて、おれには
果たしてあったのだろうか?

一番はじめの出来事。水の中からみた太陽。
沢山の泡。それが自分の吐いた息であった
ことに気付くのはずっとずっと先のこと。

そう、きっと、そこからはじまったのだ。

PTSDとは言い難いかもしれないが、このこと
さえなければ、もう少しマシな人生だった
のではないか?と、最近しばしば思う。

当然、カナヅチにもならなかっただろう(苦笑

入水して自殺するのと同じ状況だった筈だから、
2歳当時のおれは相当苦しい思いをしたのでは
ないだろうか。

しかし、考えようによっては、おれは運良く、
生きた。死なずに済んだ。奇跡が起きたのだ。
運はおれに味方してくれている筈なんだ、と
プラスな方向に持っていけば良いのだろうが、

だめだ。「思い出」が圧倒的に少ないのだ。

幼少の頃から32歳に至るまで、心に響くステキな
思い出やら追憶やらといったものが極めて欠乏
している。というか忘れてしまっている。

実感が足りないのだ。生きているという実感が。



もう少し、心の休養が必要なようだ。


...




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