ブライダルフェアに行く(2)
えっと、日曜日のブライダルフェア体験後記、 メインイベント、俺のドレス試着ショー!です。 ってゆーか、事前に予約しなきゃいけなかったのだが、 もともと「試着ー?暑いしー!めんどーだしー!」とやる気ゼロのワタクシだったので 当然予約なんかするもんですか。 しかし、多少、多少なりとも、乙女ごころ夢ごころって柊あおいか!ってわからないよね!? まぁ、ワタシの中でナニカが目覚めてしまったのでしょう。 アドバイザーさんに「今日はドレス試着は?」と聞かれ、 予約してないんですけど・・・と言うと、 「あ、じゃあ予約入れてきましょうか!」と押され気味で イエッサー!!!と快諾。 このときばかりはちょっとワクワクしました。 なんせ初ドレスですから! ワタシ以上に相方がひっっじょーーーに嬉しそうだったのが印象に残ってます。 彼としても、披露宴に未だに乗り気じゃないワタシを なんとか盛り立てようと必死だったはずです。
衣裳部屋に入り、気付けのおばさんに「どうします?」と聞かれたので、 そこは仕事で磨いた『仕切』の腕で、 「えっと、じゃぁ、ザッと見させてもらって、気になったの着てきましょう!」 って完全に己の仕切でスタートしたドレス選び。 フェア中なので、試着数は2着まで、 気に入った1着を着てフルメイクで写真撮影をしてくれるという。 ワタシは意外にも、自分の考え、好みをはっきり持ち合わせてており、 『こういうドレス!』という目指すところが明確だったので 流行とか、アドバイスとかあんまり気にしません。 なので、ひと目で「コレ!」というドレスに巡り会ってしまったときは ちょっと感動しました。 「お目が高いですね〜」と言われましたが、 確かに・・・そこだけはね・・・かなり高級ドレスを選んでしまったようです。 ワタシはフリフリしたドレスは好みじゃなくて どっしりしたイイ生地で柄とか刺繍とか一切ない シンプルなAラインのドレスを着たかったのです。 だけど、流行もあって、割とヒラヒラ、フリフリ、フワフワ、ダンダンダン!みたいな 華やかなかわいい系のドレスに押され気味なのです。 そこにあったドレスも、ほとんどがオーガンジーでフリフリしたり、 刺繍やビーズが施されたキュート系、ゴージャス系ばかり。 極端に言うならば、皇室行事のローブデコルテみたいなどっしりとした生地のような ドレスが好きです。 で、ワタクシの求めていたドレスがあったの、ミカドの。 すっごい生地がイイかんじ。てか高そー! シンプルでオフショルダーだけど、背中が異常に(あ)大きく空いたドレス。 やっぱ人気あるのはフリフリゴージャスなドレスなんですかね? ワタシのように何も施されていないドレスを着てる人はいなかった。 でも、非常にワタクシらしいドレスだと思うのね。 ウェディングドレスはコレを試着することに決定。 もう1着、カラードレスを選んで着てみることにしたのだが・・・・ ううううーーー・・・ぜんぜんしっくりくるドレスがないです。 はっきり言って、フリフリが嫌なワタシには どれもありえねー!全開のフリフリ具合で、 もしくは、妙にセクシーすぎるマーメイドドレスdeムラサキ!みたいな。 銀座のホステスかよ、みたいな。 ものすごく気乗りしないまま、「一応こういうのも着てみたら?」とおばさんに勧められるまま 淡いピンクのオーガンジーのフリフリがダンダンになってる瀬川英子の衣裳みたいなドレスを 着せられることに。運動会のティッシュで作った花でできたドレス!みたいなヤツ。 既にドン引きなワタシを後目に相方は非常に楽しそうでした。
いざ試着。思ったよりドレスって簡単に着られるのね!ってのがいちばんカンドーした。 パニエを履く?というか、 穴に足突っ込んだらガッと持ち上げられていつのまに着せられてる感じ。
で、白ドレスから試着したのですが、 ほら〜☆いい!!似合っちゃって大変。←超ナルシスト 相方も、かなりお気に召したご様子で、 不思議なもので、相方もワタシにはこういうシンプルなドレスが似合うと思っていたそうな。 よくわかってらっしゃる。 ホントにステキだった、ドレスが。←イヤ、多少はモデルの力も・・・・って言わしてよ。 だからこそ、余計にその場のノリで着せられてしまった ブリブリのピンクドレスの似合わないこと!(笑) アタシ的には相当ショッキングでした・・・こ、こんなのお笑いだ〜! としか思えなかったのですが 意外にも相方は「かわいい」を連呼。あぁ、愛ってスバラシイ。 いや、でも、なんか落ち着かない・・・ 既に自分の中でカラードレス却下が決定した瞬間でありました。 そもそも、ワタシは披露宴を1着でやり過ごそうとしています。 お色直しー?そんなんお金持ちがやる行事よ! ワタシは軽井沢で挙式するので、ウェディングドレスは軽井沢で着ますが 披露宴で何着よう?と悩んでまして、 自分としては白ドレスは軽井沢で着るから、色ドレスにするかーと思ったけれど お客さんは白ドレスを一度も見てないわけだから 披露宴も白ドレスのがいいかーとか。 どっちにしろ、挙式と披露宴で2着のドレスを着るので お色直しなんてそんな余裕ありません。3着目なんて経済的に無理。 ってなわけで、よほど気に入ったカラードレスに巡り合わない限り、 披露宴も白ドレスになるでしょう。 2着の試着を終え、ワタシのカルテにはしっかりと『フリフリ×』と記されておりました。 ははは。
なので、写真撮影は白ドレスで行います。 ワタシはフルメイクするなんてー! えっと、その後、普通に食事行ったりできるんだろうか?と 不安になったのですが・・・ メイク室に連れて行かれ、他の女子と並んで鏡の前に座らされます。 最初に「ヘアスタイルの希望とかありますか?」と聞かれたので 今のワタシはショートボブながらも、アップにしたいと要望し(ウィッグとかで) かつ、前髪はこうしたいとかけっこう注文を付けました。 ってゆーか、ワタシ、今流行のスタイルが確実に似合わないのを知っているからです。 何も言わないと、たぶん、そうされます、したら台無しです。 成人式のヘアメイクで痛い目に遭っているので、そこは念入りに。 だってやっぱりベストな自分を見てもらいたいじゃないの、相方に。 ・・・・・アタシばかりいろいろメイクについても口出してましたが、 みんな、大人しく黙ってされるがままでした・・・ いや、ある意味羨ましいです。 ワタシは前髪のあり方ひとつでものすごい醜くなってしまうので とてもお任せできませんから。
希望通りできあがった姿に感動し、相方のもとへ走りたいのだけれど なんせ、12cmのヒールですからね、ドレス重いし。 うっわ、やばいよ、コレ。 自分、嫁気分!いい旅嫁気分! 相方は、しばし、感動して止まってました。 今からこんなじゃ当日どうなることか。 プロのカメラマンにちゃんと撮影してもらってから 相方ご自慢のプロ仕様の一眼レフでバシバシ撮ってもらう。 アドバイザーさんにふたり並んでで撮ってもらった ワタシ→ドレス 相方→ジーンズ+Tシャツ+スニーカー というアンバランスな写真がとても嬉しい。
ワタシは普通のオーガンジーのようなベールを付けていたけれど このミカドのシンプルなドレスにはマリアベールもいいかも!なんて思ったのでした。 うぅ、根っからの洋服好きの血が騒ぎはじめました。 まだ、このドレスに決めたわけではないので どんどん試着してさっさと決めてしまいたいと思います。 めんどうなことは気がある内にやっといた方がいいですし。 軽井沢用も決めなきゃいけないしさ・・・そっちのがメインだしさ。
ワタシのウェディングドレス姿に相方は相当参ってしまったらしく(キモくて?とか言わない) 「こんなキレーな妻をもらえるなんて」・・・などとしきりに呟いておりましたが、 客観的に、今日、ブライダルフェアで試着してた女子はハイレベルで みんな格段に美しかったよ、ワタシよりも。 実際モデルなんじゃないかって人が二人いて 個性的なドレスを着こなす姿に他人ながらも見とれちゃったもの。 うちの場合は、どっちかっつーと、相方がカッコメンなので その辺でカバーしてもらえると思います。主役を花婿にしますから。
問題の披露宴ですが ドレスの部分のみ、楽しめてきました。 しかし、まだなお披露宴はイヤでイヤで仕方ない。 つーか、ドレス姿を写真撮ってもらったとき、 写真だけでいーじゃん!という考えが沸々と芽生えてきまして。 写真だけで充分結婚式気分だぜ!と。ホントにアタシ的に満足でした。 コレで終わりでもいいくらい。 先立つものがないのに、披露宴なんかやる必要ないです。 あーあ。結局最後までこの調子でいきそうだ。
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