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2006年05月21日(日)  相方に尽くされず、エビに尽くされる。



土曜は午後から相方とお出かけ。

夜はワタシが懸賞で当てた

『エビづくし膳』5000円コースを食べに割烹旅館へ行くのだ。

雨が降ったりやんだりの変な天気で、こんな日には虹が出るのではないかと

朝からウキウキしていた。

だって虹が大好きなんだもの!

言わずと知れた我が家の掟:虹を見たら即効知らせること。

虹が出るといいなーと期待しながら、

海岸線をドライブして、由比ヶ浜で浜に降りたら突風に吹かれて諦めて車に戻って

ひたすら渋滞の道を進む。

予約した時間にはとても到着できそうになく、お店に連絡を入れた。

そんなことやってたら、

「あぁーーー!!!!」とワタシ叫ぶ!

「ど、どーした!?」びびる相方。

「に、虹ッ!虹が出てるー!」

そう、東の空から海の方に虹がかかっていたのだ。

「たいへん!電話しなきゃ!」ケータイで実家と妹宅へ連絡するワタシに困惑する相方。

虹ってどうしてこんなにイイんだろう!

もう、だーーーーいすきなのね、ちっちゃいころから。

虹を見るとホントに幸せな気持ちになるよ。

なのに、周りひとたち、虹なんて気付いてなかったみたい。もったいない!

相方はというと、あまりにスピーディーなワタシの動きに驚いたようで。

どっちかっつーと、相方といる時はスローペースなので

虹を見た瞬間の行動の早さに何事かと思ったらしい。

短時間に2本も電話して、ひとりで「虹だー!」「キッレー!」を繰り返し叫ぶワタシに、

「俺の入る隙間がない」とこぼしておりました。

もちろん、ワタシ以上に相方はロマンチストなので、相当ウットリしてましたが。






そして、予定より30分遅れでその割烹旅館に到着したわけですが・・・

玄関をチラッと見たら『○○○様』ってワタシの名字が〜〜〜〜!!!!

団体でもないのに恥ずかしいんですけどーーーー。

だって隣に『○○○消防団御一行様』って・・・・

玄関では待ちかまえていた若旦那に

会ったこともないのに

「『○○○様』ですね?」と確認され。

まぁ、割烹旅館と言っても、さほど高級な佇まいではなく、民宿といったところか。

通されたのは、ふっつーに和室だった。旅館だからね。

で、二人分のお膳がもう既に用意されており、

いきなりいい旅夢気分に。

配膳の女中さんに「お風呂お入りになります?」と言われ、

「えっ・・・食事だけのつもりで・・・」と返すワタシに

ものっそい「風呂入りてー!」オーラをぶつけてくる相方。

女中さんが去ったあと、「俺風呂入りたかったなー」と言うので

「風呂なんか入ったら帰れなくなるよ!」とピシャリ。

それにしても、テーブルの上がすっごいことになってる。

こんなにたくさんのエビたちに尽くされたことが未だかつてあっただろうか。

その料理の全てがエビエビエビエビエビエビエビエビ・・・・・

「失礼します。」と女中さんが運んできた笊に

アタシも相方も目が点・・・・

言葉を失う・・・

あまりに異常事態を目にするとなぜか、人は笑ってしまう。

「・・・・ふふふふ・・・」と乾いた笑いが。

直径30cmくらいの竹笊に、たんまり山盛りの甘エビ!!!!でかいし!しかも殻付きかよ!

「こんなに誰が食べんのーーー?」

ありえない量!二人なのよ?

コレ4人だってムリじゃないの?

おまけにアタシは刺身が食べれないときた!

「・・・・Uくん、コレぜんぶ食べてね☆」相方に勧めるワタシ。

「ムリだってば!あっ、この鍋ん中入れればトモコも食べられるんじゃない?」と

エビしゃぶ用の鍋を指さす相方。

確かに!名案だ!と思ってしゃぶしゃぶ用の鍋の中に入れてみるが

基本的に刺身がダメなので、甘エビの旨さも知らないワタシ。

茹で甘エビを食してみたものの・・・

「うーーん・・・なんか甘い」イマイチな感想。

「そりゃ甘いよ?甘エビだもん」

「えっ!そーなの!?」

「食べたことないの?」

「うん。」

そうなのです、ほんとにナマがダメなワタシは甘エビを食べたこともないし、

食べる気もしません。

おまけになんか茹でたエビが甘いって・・・キモーイ的な最悪な感想を持ってしまいまして

非常に申し訳なく思っております。

相方はバクバク食っておりまして、「身がしまって旨いから」と言ってナマじゃなく

しゃぶしゃぶしながら甘エビを食べてましたが、ぜんぜん減りません。

更に、「失礼します」と女中の声。

今度は何ッ!?

今度は『土鍋』を持ってきました、これまた直径30cmくらいの、家族で鍋!くらいの。

まだ出すーーー??? で?何???

「茶碗蒸しでございます」

土鍋いっぱいの茶碗蒸し!

ドヨーーーン・・・・。

お玉ですくって取り分けながら食べる方式。

ま、マジでーーーー。

ちょ、ちょっと待てよー!キムタク声にもなるがなッ!

「え、コレ二人分ですか!?」思わず聞いてしまったワタシ。

「そうです、ちょっと多いかしらねぇ・・・当店では板前が土鍋にこだわりを持ってましてねぇ・・・」

ちょっとじゃなく、すごく多いよ?見りゃわかるじゃん?

いやいや、おまえんとこの板前の趣味どころ話じゃないよ?

てゆーか、板前!コレぜーんぶ食えると思って出してんの????

「・・・・・こんなに食べれるわけないじゃん」

女中が去ったあと、どーするよーーー???とショックを受ける二人。

茶碗蒸しはワタシも相方も大好きだ。

この茶碗蒸しもおいしかった。

お玉ですくってアタシは4杯、相方は3杯食べた。

それでも半分も減らない。

目の前の甘エビの山とひとり格闘する相方。

だってさぁ、まだ天ぷらもあるし、いちばん楽しみな釜飯もあるんだよー?

そうだよ、こういう会席ってさぁ、ご飯最後じゃん?

ご飯とおかずをいっしょに食べたいんだよねー。←ノリさん的発想

最後に白いご飯だけ出されても・・・お腹いっぱいだしさぁ。

釜飯の火を着けてもらう前にお腹いっぱいになってしまうのを恐れたワタシは

女中を呼び、飯を炊いてくれと言ってみた。

ここで言って正解だったよ。

ご飯炊きにくるのを待っていたらぜったい食えなかったと思う。

それでも炊きあがるまで20分もかかるので、その間どんどん満腹感が涌いてしまうわけで。

釜飯だけはぜったい食べたい!

更に刺身で出てきた伊勢海老の殻でみそ汁を作ってくると言う。

おいしいし、嬉しんだけど、ギブギブ!

ふたりして「・・・ふぅーーーーッ」とか「ゲフッ」とか ←汚いなー

畳だったので格好もどんどんダレて。

釜飯炊けたかな!?

って炊き立てがまたウッマー!これは別腹だ!なんて勢いでガッついていたけど

アタクシ最後の一口ってとこでギブ、相方に食べてもらいました。

「失礼します」

もう!次はなんだよ!?とファイティングポーズで女中に向かうワタシ。

「デザートの梅ゼリーでございます」

・・・・デ、デザートもあったのね・・・。

はっきり言ってもう別腹は残っていないよ・・・。

上品な小さなゼリーをチビチビなんとか完食。

ごちそうさまでした。

ワタシたちが腹いっぱいすぎて動けないでいると、

どこからかザ・宴会!って感じの盛り上がりが聞こえてきた。

「失礼します」と入ってきた女中、まだなにかッ!?

「大きいお鍋は片づけちゃいましょうね・・・ゆっくりしてってくださいね」

「宴会やってますねぇー」と相方が女中に聞いてる。

「あぁ、○○の消防団の人たちで、今、コンパニオンが着いたとこなんですよ、

いきなりすごい盛り上がったわねー」と女中。

なるほど。

トイレに行ってくる、と立った相方。

戻ってくると、「普通のコンパニオンってかんじだったなぁー」と言うので

「見てきたの?」とワタシ。

「座敷が見えたんだよ、全身ピンクのスーツみたいな人だったよ」

「普通って?」

「普通の場合はだいたいピンクとかの膝上スカートのスーツとかで

お触りOKのコンパニオンは股下何cm!とかさ、冬なのにキャミソールとかさ

だいたい服装でわかるよ」

「へーー 詳しんだね」

・・・・このへんの話は後日ゆっくりいたしましょう。

そのうち、へたくそなカラオケが始まりました。

「愛が生まれた日ーーーそのとーーきに・・・♪」コンパニオンと消防団のデュエット。






たらふくエビを食って、しばらくエビはいーや!って感じになるかと思ったのですが

翌朝、アタシ残りモノのエビフライを朝ご飯に食べてましたね。

エビづくし。

おいしかったし、満足しすぎたけど なんでも適量に限りますね。

食べ過ぎると、苦しいとかお腹いっぱいとかそんな記憶しか残らないものです。

板前、頭おかしーよ、ぜったい。





相方に尽くされず、エビに尽くされるワタシ。




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