えぇー仕事がトンデモナイことになっとりますが 無事!火曜まではそこそこ自由のある生活ができまして、 ほんと救われました。 バレンタインが水曜だったら「ナシ」の方向になってたとこです。 そもそも、 ワタシが「手作り」なんてしようと思うことが画期的! なのを踏まえて話を聞いてもらいたいのですが。 一応ね、愛する相方のため!と ナニカ手作りしてあげましょう!と一肌脱いだわけなんですが えぇ身ぐるみはがされて。←おいおい 料理はおろか、菓子作りなんて〜!お手上げお手上げ。 そのくせプライドだけはしっかりあって、 コーコーセーでも作れるよーな「溶かしたチョコを固めてチョコ」なんて 作ったことになるのか???なんて 思ってしまうわけで 高度なモノ、もしくは高度に見えるカンタンなモノ、←こっち を作ろうと。 しかし、うちのオーブンはぶっこわれてまして ケーキ類は却下。 そこで、この際、チョコとかこだわらなくてもいーだろう!という勝手な判断により 相方の好きな「ティラミス」を作るコトに決めました。(食べてるの見たことないけど) レアチーズケーキは以前作ったことがあったので って言っても中学生のときに。 えぇ〜〜・・・・そんな大昔の話ぃ? まぁ、中学生のワタクシにできたことが今のワタクシにできないはずもないので チーズケーキに毛が生えた「ティラミス」くらい楽勝!と思ってた。 ・・・・・・・・ 故に、恋いこがれる乙女の如く、何回も練習して本番!みたいなことをするはずもなく! ぶっつけ本番!で。 今回、ティラミスのスポンジ部分はフライパンで作れるスポンジ というレシピを妹にFAXしてもらい スポンジだけは前日13日の月曜日に作り始めたのですが・・・ よよよ???? なんか、なんかダマになるんだけどッ! えーーーい!とダマを潰しながら混ぜてしまったら案の定、 空気を潰していたようで。 ふっくら焼き上がるわけもなく! 5分おきに、嫁いだ菓子作りのプロ・我が妹宅へ電話で質問。
「ねぇねぇ小麦粉ってふつー薄力粉ぉ?」 妹→『そんなこともわかんないの?』
「バター冷蔵庫にあるやつ使っちゃったんだけど無塩じゃなきゃいけないの?」 妹→『常識!』
「なんでダマになるのかなぁー」 妹→『さぁ?ダマになったことなんて一度もないよ』
「スポンジって膨らむよねぇ?ナンみたいなんだけど」 妹→『本の写真ふわふわしてるよー』
・・・・・つまり、トドのつまり、 コレは失敗したと? まぎれもなく失敗したと? まさかぁー・・・焼き立ての「スポンジ」は ものすごくよく言えば、「ブラウニー風」、そのまま言えば、 固くて、モチッとしてて、ココアパウダーで茶色くて、 「鍋敷き?」と母に失笑される始末。
そんなんでこりゃーあかん!なめたらアッカーン♪なめたらアッカーン♪←よしみも熱唱 てなわけで、スポンジ作りを棒にふった月曜日。 どのみち、当日の夕方まで時間はある。 もともとティラミス部は当日に作る予定だったんだから 同時にやればよいのでR!
失敗の許されないタイムリミットを思うと・・・ こりゃ市販のビスケットをコーヒーで浸す手抜きレシピ(あ) でいくっきゃねーな!
でまぁ、難なく?ティラミスが完成!するわけねーだろーがぁ!!!!←えぇ!? ビスケットはよしとしましょうよ。 問題はメインのティラミス。 なんでだろーなぁ? アタシなんでもダマにしちゃうらしいぞ? ダマ師?騙し?だましだまし? クリームチーズの練りが足りなかったのか? 卵黄とクリームチーズが分離・・・ ・・・・もうやけくそで。 ベタベタとチーズを潰しながら混ざったように見せかけ メレンゲ入れてゼラチンで固めてしまったよ。 どーせ固めてしまえば同じよ!
盛り付けだけはけっこうな腕前だと。 見た目はとても美味しそうなティラミスができあがったわけですが。 で?お味は?って味見しようと思ったら全部商品になってしまったー。 味見用を作り忘れたっつーか、 容器にぴったり納まっちゃったんだもの。 ま、いっか。食べるのはアタシじゃないんだし。←鬼嫁 初めて作ったものを味見ナシで人様にやろうなんて。 言い訳を数種用意。 このダマに気付かなきゃいんだし、 鈍感だからおいしい!なんて感激するかもしれないし!
冷蔵庫で冷やしてかわいくラッピングして 箱に詰めて、リボンをかけて 完璧なプレゼントが出来上がったんだよ、見た目は!
さぁ、夜7時。 我が家へ相方がお呼びに参りました。 意味深な紙袋を持って車に乗り込む私を相方はとても嬉しそうに見つめてくるのですが ・・・・ココへ辿り着くまでの道のりは秘密の方向で。 「コレ、作ったんだよー☆」 「わーすげぇ!なになに?早く食べたい!」 明らかにはしゃいでますね? ダマチーズのことなどつゆ知らず。 とりあえず飯!と、行きつけの赤提灯へGO! すでにバレンタインに赤提灯ってとこが間違ってますか? でもそこの唐揚げ定食が激ウマなんだもん!飲み屋で飲まずに定食を食うのが定番。 大将にはアタシが前の前の会社時代からお世話になってるのだ。 案の定、2月14日の夜も、中年サラリーマンの集いと化した居酒屋で 場違いにもラブモードを醸し出す我ら。なわけねーだろ。
「お菓子があるからハチ分目にするんだー」とかわいい相方。←ゴメン 「どこで食べようかなぁー?」とかわいい相方。 しかし、次の瞬間アタシは固まりました。
「漫喫とかって食べれるよねー?」
はぁ???? 漫画喫茶で食べようと? ワタシが一生懸命愛を込めて作ったティラミスを、漫画喫茶で? ありえねー!!!! てゆーか、この男ぉー!ムードもへったくりもありゃしねぇ!
「漫画喫茶で食べるつもり?」←嫌味を込めたワタシの問いかけ
「ダメかなぁ?持ち込みってー」
いや、ダメなのは持ち込みじゃなくておまえだ!
そりゃぁね、すぐにお部屋に行こうとか言わないところが 好きなんですけど、あまりにもさぁ? なんですか?目には目を?歯には歯を? 失敗したティラミスにはふさわしい場所を? ノーーーーッッ!!! ひどいッ!
「あのさーもうちょっとムードとか考えてくれないの?」←キレぎみ
みるみる不機嫌になるアタクシを察した相方、 「そーだな!ムードは大事だ!わかった、俺灯台見たい!」 「と、灯台?」 「うん」 「今から?」 「行っちゃうよー?」 「・・・うん」 ・・・好きにしたらぁ? ちなみに灯台とは江ノ島の灯台なんですけどね。 夜10時までライトアップしてるんですよ。 それなりにキレイで海好きなわたしたちはよくあの界隈には出没するのですが。 彼なりにムード→夜景→ライトアップ→江ノ島!ってなったんだと思うんで 尊重はしましたよ? 9時半過ぎに江ノ島へ渡る橋を通過中、なぜか、 島から車が続々を引き返してくるではありませんか! 「検問?」 なんか一台一台おまわりに止められてんのね?
「あのー先ほど火災がありましてー申し訳ないいですが控えてもらえますぅ?」
おぉ!すぐ目の前には消防車が何台も!炎は見えないものの、煙が充満してる。 なんなのぉ〜?(笑) 「江ノ島行けなくなっちゃったなぁー、灯台ちょっとしか見れないよー」 落胆する相方に「もういーよ、家持って帰って食べてよ?」とワタシ。 「イヤッ!ぜったい灯台見ながら食べるの!!」 コドモか?おまえ車に乗れるコドモか?おまえマニュアル車に乗れるコドモか? そーかいそーかい気が済む場所で食ってくれぃ!おいしくないと思うが! 相方もどこで停まっていいものやら・・・葉山の方まで来ちゃった☆アハハ・・・(怒) 結局鎌倉の海沿いの駐車場300円で入ってさぁ! 「灯台見えるぞー!」彼大満足!ワシ無言! まぁね、そういうワタシにはない無邪気さが大好きです(怒) かわいいラッピングにエラク感激した様子の相方。 手書きのメッセージも胸ポケットに大事にしまって、 「心臓に近いとこに入れるの!」なんて言う。 かーわーいーいー!! この時点でワタシのゴキゲンも割とカムバックバレンタイン。
ティラミス de バレンタイン 名付けて『愛の爆弾』(ある意味)
で?味は? 「おいしいよ!・・・でもーもうちょっと」
「もうちょっと?何?!」←脅迫
「固まっててもいーのかなってー・・・」
車のエアコンで緩くなっちゃったようです。 「ゼラチン入ってるから冷やせば固まるはずなんだけど。残りは冷蔵庫入れてね☆」 キャハッ☆
「でもうまいよ?すごいじゃん!失敗したって言ってたわりにー」 「あ、ダマだ!」 「ビスケット固いのあるよ?」 てゆーか、おいしいと絶賛してたわりに 意外と文句を言ってらしたなぁ〜と後から思うのですが(凹) でも一口もらったらうまかった!我ながら! 「店出す!ティラミス屋!」←ワタシ 「い〜ねぇ〜!ティラミスいかがっすかぁー!ティラミスいかがっすかぁー!」←相方 バカか?おまえらバカか? 婚約中の二人ですから多少のラブラブは許してよ。
後日、相方家訪問。 相方父「こないだケーキどうもね!」 相方母「おいしかったわー!またよろしくね!」 ・・・両親にやったな? いんですけどねーワタシもそう思って4つプレゼントしたんだし。 てか親父!ケーキじゃない!ティラミスだッ! 親父世代にティラミスとケーキの区別は酷か?
この翌日、トンデモナイ試練を背負う二人。
重すぎてまだ頭ん中整理つかないので 落ち着いたら書こうかな・・・はぁ・・・。
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