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2004年02月01日(日) |
前略、露天風呂の上より(2)
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【つづき】 ラクーアで癒されたあとが一筋縄ではいかなかった。 とりあえずチェックイン。 おぉー!デカイし、キレイ! ロビーが国際色豊かで・・・・ドームでナニカの大会でもあるのか、 各国の子供から大人がジャージでウロウロしてるんですよ、黒人も白人も韓国人も。 JUDOって書いたジャージ来てる外人見て「柔道なのか」と思ったんだけど。 わたしたちは14階の3人部屋でした。 どうしてかいつも「何階だと思う?」 「安いから眺めとか無視されて9階」「妥当に11階」「旅行会社の人間だからサービスで37階」 とか『何階当て』をやっちゃうんですけど・・・お子様でしょうか。 ちなみに11階のアタシがいちばん近かった、特に何もナシ。 14階その部屋へ行き着く間にもジャージ姿の外人集団に何組も遭遇し、 もしや団体客の階の余った部屋を当てがわれているのでは?と。 お部屋はキレイ!かわいい! なんかデザイナーズホテル風の匂いもちょっとしてくる! シンプルな調度品と、お茶のカップやグラスもかわいかった。 洗面台も広く明るくキレイ!窓からの景色もキレイ。 14階と言えども、なかなかも眺望です。目の前に東京タワー。
お風呂入ってチェックインして4時、 小腹を満たそうと、ホテル内のカフェへ向かいましたら、 5時からディナーになるので4時半までですと追い出され。 「なんか今日食事ついてないかも」と言い出したのが始まりで、 結局外へ出ていちばん近くのカフェに入ったんですよ、(ベースボールカフェの前の) アタシたちは女の子らしいかわいいかんじのケーキを食おうと思ってたんですよ、 したらば、最近多い、セルフスタイルのカフェだったんですが、 失敗したー!と思った時既に遅し。 ケーキはチーズケーキしかなくて、ケーキセットも当然チーズケーキで、 普通に「彩(アイス)」とかがカップでメニューになってるんですけど。 ・・・店のオリジナル一個もねーのかよ!てゆーか、コンビニみたいだよ。 しょーがないんでケーキセットにしましたよ、強制的にチーズケーキですよ、 レアだったからまだ食べられたものの、アタシはチーズケーキが好きではない。 なんで好きでもないケーキを・・・でも飲物だけでは満たされなかったんだもの・・・ 他のデザートったって「彩」しかないしさぁ。 「なーんかさぁ今日ホント食べ物全滅だよね」って 「夜はぜったい美味しいとこ入ろう!」って決めたのです。 そこでしばしお茶をして、 まぁね、女子が3人も集まれば食べ物がおいしかろうがまずかろうが話は弾むんです。
ほどよく日が沈んだ頃を見計らって、 フフフ・・・アタシとSっちの目的は当然お化け屋敷です。 ただし、Mりんはまったくおばけがダメな人で騙し騙し説得して Sっちとアタシの間でサンドイッチになって進む方向でやっと決断してくれまして。 それでも入口のホラーっぽい文字を見た時からけっこう後悔が始まってしまったらしく、 再度説得し、入場。 『13ドアーズ』といういかにも「13」→ホラーという設定で、 鍵を渡されてそれで自分で鍵開けて進まねばならないやつなんだけど、 最初にエレベーターみたいな箱に入れられて、 スタッフのおねーさん(バイトか?)に説明をされるんだけど、 超事務的でなってないのよぅ!そんなんじゃぜんぜんこわくねーよ! しかもエレベーターのドアが閉まりかけたところで 「もしかしたらこの中でもなにかが・・・・」とか言われてドアしまっちゃう演出なんだけど、 その言い方が棒読みもいいとこ! 一日に何度も言っているセリフかもしれないけれど、 もうちょっと怖そうな言い方とか演技してくれないと。逆にこえーよ。 そしてガタガタ揺れるだけの箱なのに、Mりんが腰抜かして座り込んじゃうしー。 おばけの思うツボだよ。 まぁホラー慣れのアタシとSっちはだいたい読めるんですよ、 こういうシチュエーションだとあそこからナニカ飛び出してくる!とか、 ぜってーココなんか出る!とかね。 一応、怖いのよ、怖いんだけど楽しいのよ。 しかし、真ん中のMりんがキャーキャー泣きわめいて激しく怖がり ほぼSっちの背中におぶさるような形だったので、眼鏡も落とす始末。 「ちょっと〜、眼鏡が〜、落ちちゃったよ〜!待ってー!待ってー!」と眼鏡を拾い、 カバンから眼鏡ケースを出し、しまってるんだけど仕草は冷静なのに顔は泣いてるんだもん。 アタシとSっちは怖さもなにも、ほとんどMりんの泣き声でかき消されてしまったよ。 まぁね、全部作り物だし(←かわいくない)、飛び出てくるものもそんなに多くないので、 ぜんぜん怖くはないです。 外へ出たら、SっちのアタマにMりんのピンが刺さっていたのは秘密の方向で。 いったいどんな格好で歩いていたのだ。
げっそりしてしまったMりんを回復させるため、 ゲーゼンコーナーで陽気なマラカスのゲームを(なぜ?)。 これが難しいのー! 画面見ながら光ところでマラカスを指示されたように振るんだけど、 リズム感と瞬発力がいるのです。 なんかワタシ間違えていちばんレベル高いのにしちゃったので悲惨な結果に。 それから太鼓やって、プリクラ撮って(機械が進化し続けてるよ)、 気になっていた漫才のツッコミのゲームに挑戦! ホントのお笑い芸人のネタを見ながらツッコミを入れるタイミングのゲームなんだけど、 なんかテキトーに作られたかかしのような相方(?)の胸やおでこ、 アタマに「なんでやねん!」とツッコミをうまく入れられるとポイントになるんですよ、 で、普通に頷く部分は「そうそう」と足のペダルを踏むのだけれど、タイミングが難しい。 アタシはアメザリのカーレースネタに挑戦、 Sっちはますだおかだに挑戦してましたけども、 二人とも合格ラインよりはるかに下。
ひとしきり楽しんで、そろそろディナータイムです。 とりあえず、「飲む」ために来てるんで、飲めなきゃ困るわけですよ、 しかし水道橋で飲んだこともなく、店がわからないので、 ドームシティ内で探そうとしたのです。 いまいちめぼしい店がなくて、駅の方へ下ろうかと思ったところ、 小錦の店が目に留まったのです。 「ここ小錦の店なんだー」ハワイアンとちゃんこの店でしたが ハワイアンの方に書かれた『小錦ディナーショー 19:00〜 21:00〜』 という文字にミーハー魂が反応。 「どーする?入っちゃう?」決まり、ハワイアンの方へ入ることに。 したらさぁ、なんなの、ここの店の人。 超カンジ悪くて、3人で店へ入ろうとしたら「何ですか?」みたいな応対。 はぁ?ふつーおまえからナニカ言ってこいよ。 どうやら店の入口はひとつなので ハワイアンかちゃんこか店の前で自分で言わねばならないらしい、 ってゆーか、そっちから訊いてこい。 ハワイアンを希望したら「満席です」と言われ・・・だったら最初にそう断らないか? なんともカンジ悪い男と女に阻止されました。 日系ハワイ人(?)っぽい顔立ちだったけど。もう行かないよ、あんな店。 立ち去ろうとしたらごくごくふつーに小錦が歌のリハをしてました。 特に感想はない・・・なぁ。小錦だったよ、くらいです。 「てゆーか、ホントに今日ついてないよ。」と。
結局駅前まで出て居酒屋を探そうとしたのですが、 ふと、魔が差したんですねぇ・・・ベースボールカフェ。 このアメリカンな店内・・・料理なんかは想像がつくでしょう? こってりしたものしかなくて、ステーキとかボリューミーで、 山盛りで、フライトか異常な量で、シーザーサラダしかないような。 ハードロックカフェ風な。お通しがポップコーン! でもこういうところって酒は多いはず・・・と入っちゃったんだよね。 なんか入口のキュートな外人のおにーさん(内股)も気に入ったし。 それがなんと超楽しかったのー!知ってる人は知っていることでしょう。 なんか今のアタシの気分を全部知り尽くしたかのような店の演出! 店員はダボッとした大リーグのユニフォームを来ていて、ハーフパンツで、外人さんもいて、 日本人の女の子はマスコットガールみたいなホットパンツにユニフォームでかわいくて。 なんたって大道芸人みたいな猿のお面かぶった人が(外人なのか?男か女かも不明) いちいちテーブルにちょっかい出してくるわけよー。 で、長い風船でいろんなモン作ってくれたりするのー! そして入って注文していきなり「ショータイムの時間です」 とウエイトレスの女の子がマイクで言えば、 どこからともなく店員がみんな出てきて テーブルとテーブルのパーテーションの上に昇って、 ダンスが始まるわけなんですよッ! もう超楽しいじゃない! しかもですよ、ここに来てるお客さんはみんな承知なのか寛大に手拍子とかしてるんで、 さっきの猿の大道芸人に手を引っ張られて前へ出て踊らされるんですよ! もちろんアタシも、猿に手を引っ張られてミニタンバリンを渡されて いっしょに踊るように言われまして、前出て踊ってきました。 てゆーか、ほとんどのお客さんが連れ出されてるのでぜんぜん恥ずかしくないし、 踊りも簡単で、まさにアタシがやりたかったこのカンジ!(ってちょっとラップ調に) すっごい気持ちよかったよー! てゆーか、オーダーして何も運ばれてくる前に踊ってるのでシラフですがなにか? とにかくすごい楽しくて、わたしたちのテーブルの隣のカップルと意気投合しちゃって ずぅっとお猿さんに構ってもらっていろんな手品を見せてもらったり、風船ももらったり、 皿回しで一人ずつ繋いで渡していく芸なんかも3つのテーブルの人とやりました。 てゆーか、最初のうちはみんなお猿さんと遊んでるんだけど、 ずぅっと構い続けていたのがうちらと隣カップルだけだったんですよ。 なんか、たのしーよぅ! 「楽しいんだけど、ずっとこんなことしてたら肝心な話がなにもできないよね」 とみんな思って心に止めていたと思う。 さすがに時間でいったんはお猿さんも引っ込んで普通に飲んだんだけど、 今度はやたらと誕生日を祝うヤツが・・・。 店員が常にラッパとか持ってるんで「プッププー!」 「みなさーん、こちらのテーブルの○○さんが今日お誕生日でーす!」 「ヒュ〜!」「これからハッピーバースデーの歌をみんなで歌いましょう!」みたいな、 そして写真撮る、みたいな。 それが普通にハッピーバースデーの歌じゃないのよ、 途中にやたらと「ヒュ〜!」とか「うぉ〜お!」とか入るのね、 楽しいんだけど、誕生日の歌何回歌っただろう・・・6回くらい? みんなホントに誕生日なの?誕生日だから来てるの?嘘ついてよければやりたかったぞ。 そんなんでエンターテイメント色が強く、落ち着いた話はほとんどできませんがなにか。 そして8時半すぎ、2回目のダンスタイムがッ・・・(笑) マジで?この店毎日こんなことしてんだなぁーと思ったらおかしくなってきた。 酒も飲んじゃってるし率先して前に出ていくわたしたち&隣のカップル。 でも超楽しいんだってば。 ダンスもほんとにリズムに合わせてで腕振ったり、手だけで済む振りばかりなので簡単! お客さんがみんなノリ良くてそれがよかったんだよね。 アタシは気をよくしてガンガン酒飲んでいたんだけど、 基本的にジュースみたいなカクテルしかいけないんでそんなに酔わないんですよ。 ただ一人ワインを飲んでたMりんが相当酔っぱらってしまい、 帰らなくていいことが余計に気を緩めてしまい、テーブルにうつぶせてしまったので、 「えー!もう帰るのー!?」と大ブーイングの中、退散。 だってまだ9時じゃん・・・・これからじゃん!なんならもう1軒行くじゃん! なのにあまりにしょーもなく酔っぱらってるMりんのおかげで 9時過ぎにホテルへ戻りましたよ、目と鼻の先なので引きずりながら。 女の酔っぱらいはみっともないですよ、ホント。気、許しすぎだっつーの。
ホテルへ運んでいきなりベットへなだれ込んで爆睡。 なのに日韓合作ドラマが見たいー!とかわめくし。 Mりんは唯一「冬のソナタ」「美しき日々」にはまってる友人なので、 韓国って聞けばなんだっていいらしい。 残されたアタシとSっちは「えぇ〜・・・」と あんまり興味ないそのドラマをしぶしぶ見てるんだけど、全体的にショボイ。 キャストに華がないっちゅーか。 韓国の俳優はわかんないけど、中越典子が主役なので主役以下が・・・ 去年フカキョンでやっていたことを思うと、ショボさを感じました。 それになんかシチュエーションが古い。 「そーいえば昔なんかのドラマでキムタクがこんな家に住んでたよねー」って言う家が、 ドア開けるとすぐ屋上で、バスケのゴールが付いてるようなとこでバスケしちゃってるの。 クラブのシーンでは明らかにバラードに合わせて腕振り上げてノリノリのお客・・・ おかしくね?そして妙なタテノリ・・・。 携帯の着メロ、バカじゃね?とか思ってしまったんだけどなにか? 全体的に韓国と聞くだけで敵意を感じちゃうんだな、W杯のおかげで。 そんなドラマをほぼ全部見てしまいまして、ダラダラと過ごしました。 久々にオンバトなんか見ちゃって エレキが出てオンエアされたのにあんまりおもしろくなくて・・・ 長井秀和もキター!ってネタとそうじゃない時があって、いまひとつキレ悪いっちゅーか。 てゆーか未だにオンバトに出ていたことに驚きでした、なにやらCDまで出したらしいじゃん。 アナウンサーも代わっていた。知らない芸人の多さに浦島度70%弱。 なんだかんだでシャワー浴びて1時過ぎに疲れて寝ちゃったんだけど、 寝ちゃったモン勝ちでして。 みんな眠れなかったらしい。 はい、わたしのイビキがうるさすぎて。 忠告はしておいたのだけれど、自分じゃどうしようもないので、 肝心なワタシに記憶もなければ悪気もない。 おまけにイビキが途中でパタッと止まっちゃったことが 余計に気になって眠れなかったと言われ・・・てもねぇ? 鼻悪いんで困ってるんですよ、ホントに。 他人と寝るのが恐怖だった時期もあったんだけど、 今はもう寝たモン勝ちとずうずうしくなってしまった。
朝起きるとホテルの電話のランプがピカピカ光ってるんですよ。 そういえば夜も光ってたんだけど気にしないで寝ちゃったのよね。 よく見れば「伝言」ランプ。 なんだろうと思ってSっちがフロントに電話すると、 ホテルの手違いで部屋の冷蔵庫に飲物を入れておくのを忘れたので、 お詫びに朝食券を差し上げると言う。 アタシたちはふつーに「冷蔵庫って空なんだー」とかチェック済みでしたが、 そういうもんなのかと思って何にも思わなかったんだよねー。 どうせ高く付くし、入っていたとしても飲みませんよ。 ありがたく朝食券を頂くことにしたのはいんだけど、 部屋にこれからお届けに参りますとか言われて、いや、今起きたばっかだからさー! と言いつつも「トントン」なんてドアノックされて 慌ててSっちがGパン履いて応対してくれたんだけど。 それにしてもラッキーでした。 だって朝食付けたら多分2000円上乗せくらいだもの。 おまけにこういうデカイシティホテルの朝食バイキングってステキなんだよねー。 予想通り、朝日の当たるレストランでシェフが目の前で焼き上げる目玉焼きとか 超うまそーなバイキングでした。 とても美味しく頂きまして、チェックアウトの12時まで部屋で ダラダラしながらブランチずっと見てました。 ダメ人間になるね。 チェックアウト時には支配人まで出てきて、 冷蔵庫の件を謝罪されまして・・・いやぜんぜん怒ってないし、 入っていてもぜったい飲まないし。 ごめんね、価値のわからない人間にアタマ下げてもらってることに罪悪感でした。 ベースボールカフェでもらった風船をどうやって持ち帰るか悩んだ末、 ボリショイサーカスの列で並んでいたチビッコにあげちゃいました。
そんわけでアタシの癒しの旅は幕を閉じました。 こんなに癒されてきたっちゅーのにもうPCいじったりして 逆戻りですかそうですか。
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