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2003年11月01日(土)  えなりくん・本物

今日はえなりくんの撮影。
朝起きて「ブランチ」見て、あ、えなりくんレギュラーかぁ、
なんて思って昼過ぎノコノコと出かけました。
スタジオには5時入りだったので
ブラブラとイメージフォーラムで映画でも観ようと思い
青山通りを歩いていたらキュッと黒い外車が路駐したのです。
うわーすげーカッキー車ー!と眺めていたら
降りてきたオヤジがどう見ても
小林稔次なのでした。
すっげー二人で目ぇ合ってるんだけど。
ちょうど青学の学祭で舗道がいっぱいだったので
他の人は気付いていない様子。
アタシとしっかり目の合ったくせに表情何一つ変えず
ビルに消えていった稔次。
ジーンズなんかはいちゃってさぁ!高そうなジャケット着ちゃってさぁ!
稔次なんて好きじゃないが、ちょっとかっこいーおっさんだった。
それで、イメージフォーラムで「ひめごと」ってフランスの官能映画観て
出てきたら「ぴあ」の人が待ち構えていて
「ぴあ」のシネマコーナーで一般人の映画の採点が載せるヤツ
のアンケートをやらされまして
マトリックス(キアヌ)のポストカードもらったよ、及川正通の。


そのままスタジオに向かう途中、一応色紙を買っていくと、(ミーハーなので)
明治通りで「三村ー!」
目に飛び込んできたのは、真っ先に三村の顔。
はじめてみたよー、内Pラッピングバス!
写メール写メール!付いてねーよッ!(自虐的なツッコミ)
もちろんデジカメとふつーのカメラも持っていたんだけど
さすがにココで内Pバスを本格的に撮る勇気は出なくて
走り去るバスをしばし眺めておりました。


途中、横断歩道でYさんに遭い、
いっしょに到着すると
先に入っていたスタッフに
「今、ミスチル出てったでしょー、すれ違わなかったー?」と言われ、
まったく気付かなかった自分にブラボー!
「あー、でも桜井以外」と補足され、どおりで気付かなかったわけだ。


今日の撮影って実は超タイトなスケジュールで
3時間で写真とラジオ録らなきゃいけない。
えなりくんは6時から9時までの(ギャラ聞いて驚いたけど、3時間なのに)
3時間しか拘束できないのです。
スタジオと言ってもここはテレビとラジオ収録スタジオなので
普通に写真スタジオじゃないのです。
つまりラジオ収録室を写真スタジオに変身させなきゃならないのに
カメラマンが渋滞で遅れてる!
けっこうヤバいよムード一色で・・・クライアントなんてちょっと青ざめ入ってて。
てゆーか信じられない枚数の色紙がクライアント用に用意されていて
えなりくんが困らないように名前のリスト(○○さんへって書いてもらうための)
までしっかり作成されている。
プロデューサーのMさんに
「アタシも色紙持ってきたんですけど・・・この中に忍ばせても・・・」と恐る恐る尋ねると、
「キミの分もリストに入ってるから安心して」と言われ、ホッ。
ありがとぅーMさん。
だって気が引けるほどの枚数だったので
さすがに遠慮すべきかなーと思ってみたりしたのです。


カメラが到着して大急ぎでスタジオを作るのですが
なんせカメラマンのHさんて超のんびりした人なので
時間という制限に制限されないのです。
プロデューサーのMさんもカメラHさんの仕事の遅さにイラついてるしさ。
よりによって時間ないのにカメアシがいねーってどういうことぅ!?
「いやぁみんな今日都合悪いって言ってさぁー」ってHさんてば。
しょうがないのでアタシが巻沿いを食って機材を組み立てたんだけどさぁ。
なぜか力だけはあるので重い機材も容易に運べてしまうのです。


スタジオから開放されて小道具を廊下で寂しく作っていたのですが
ニスを入れる容器を探してウロウロして
振り返ったら控室のドアが全開で
そこに、えなりくんが立っているではありませんか!
思わず目が点で、すかさず
「よろしくお願いします!」とえなりくんに元気よく挨拶されてしまい、
「あっ、はい。お願いします!」と妙に力んでしまったよ。
相手はえなりだぜ?
てゆーか、ちっちゃーい!
テレビのまんまだよー。
ああ見えて実は超イマドキだたったら嫌だなーと思ってたんだけど
想像以上に素朴〜。
しかもー!かわいかったよー!
確かに私服と思われる服はおっさんぽかったけど
肌の色ツヤは十代みなぎってるし、
まだちょっとあどけなさが残っていてかわいーんです。
てか、その服は今朝の「ブランチ」と同じシャツだな?
「ブランチ」は私服なのか?
思わぬ遭遇にドキドキしながらも
わたしにはやらねばならぬ作業が山のようにあり、
愚痴りたいくらい時間に追われていたので
えなりくんと談笑などする余裕はなかったのだ。


小道具作業を終えて、スタジオに入り、ポラチェックなどをしていると
「えなりさんメークに入ってますけど、あと何分くらいですか?」とせかされ
結局カメラのHさんは6時半過ぎまで準備に追われ
えなりくんをお呼びしたときは既に7時近く。
そしてみんながみんな「えなりさん」と呼ぶことに違和感を覚えるワタシ。


衣裳に着替えて登場したえなりくんはさすが「芸能」人という貫禄で
写真撮影なのにこのキャンペーンの趣旨に乗っ取って
小声でセリフを言いながら入り込んで表情を付けてくれる態度に感心しっぱなし。
アタシはカメラのHさんがアシスタントを連れて来なかったので
撮影の間、カメアシを勤め、反射板持ったりしてまして
バッチリえなりずむを見させていただきました。
本番までは実はけっこうポージングや立ち位置などでゴタゴタしたんだけれど
理解能力が高い。
あの年でこちらの要求以上にすぐに応えてくれるのはスゴイよ、ほんとに。
撮影はテンポのとりづらい4×5だったので(笑)
バシャバシャ撮れなかったのだけど
それでも自分なりのリズムで表情を付けてくれるのですっごいラクだった。


えなりくんはお母さんがマネージャーでお父さんが社長さんなので
ご両親揃ってお見えで、
お母さんが撮影中ずっとビデオ回して我がコを撮っていたことも印象的。
もちろん仕事の記録としてらしいのだが、
なんかホームビデオみたいな和やかな空気が出ていて
時々にっこり微笑んだりするのが「幸せな家族像」というカンジ。
(19にもなって・・・とか言わない。ちなにみ今月9日がお誕生日。)


4×5から6×7にカメラを替える間、しばしブレイクタイムがあり、
あたしはコーヒーを飲んでまったりしてると、
プロデューサーMさんに
「ナンチャンがいるよ!」と小声でささやかれたのだ。
「エッ!?ウッチャンナンチャンの?」ひゃー。
アタシ、ココでも実証済みですが、ウッチャンの大ファンなんだよー!ナンチャンじゃなくて。
「すぐそこ、そこに座ってるから。」と指をさされたところには確かにそれっぽい後ろ姿が。
てゆーか、このスタジオすごく狭いのね。
真ん中がフリースペースフロアで、3つのスタジオが囲んでいるのだが
そのフロアのソファにいたのよ、ナンチャンが。超至近距離よ。
アタシはわざわざ行きたくないのにトイレに行くフリして正面からナンチャンを拝んできましたが。
うわー、ホンモノだー、細ー。
素顔はけっこう顔のブツブツが激しい。
ってゆーか、ナンチャンだけなんですか!?
アタシはどっちかっつーと
ってゆーかかなりウッチャンに会いたいんですが。


ヨコシマな気持ちでえなりきゅーん!とスタジオに戻りまして
6×7の準備が整ったのでまたアシに徹して
えなりくんのすばらしい笑顔に元気をもらって腹の中では
お願い、ウッチャンもやって来て!と願っていたのでした。
えなりくん終了ー。
「おつかれさまでしたー」「おつかれさまでしたー」と笑顔で丁寧に挨拶するえなり少年。
ほんと良くできた息子さんで。
この後はラジオ収録なのでしばらく楽屋にお帰り頂きました。


物撮りを2カット撮っている間、ダラダラしていると、
またもやプロデューサーMさんに
「トモコさん!ウッチャンいるよ、行ってきなよ!」と背中を押されたのです。
キャー!どこ!?どこ!?
ちょっと待ってよ、すっごい好きなあまりどーしてよいのかわからないー。
やっぱりウッチャン来てくれたー!キャー☆キャー☆
「アタシ相当好きなんですけど、話しかけたりすべきですか?できなーい、そんな野蛮なことぅ!」
「行ってみればー?」と他人事のMさん、しょせん男にはこんなミーハー魂わかりっこないわ。
「や、でも。ここから見えるだけで。」後ろ向きな気持ちで同じフロアに出てみたりして
さりげなく自分アピールしたりなんかして。
気持ちハリウッド女優ばりの気だるい登場で壁に持たれたりして。(←大バカ)
だって、だって、
そこにいるのです、内村光良が!
かっこいい!!!!
想像以上にカッコメンです!うっわ〜、ウッチャンすっげーステキ。
おまけに衣裳だと思うけど黒いスーツ(ネクタイなし)だったので、
うわー、内Pぽい。いいえ、「気分は上々」の収録だったと思われますが。
そして白い!細い!なで肩!
もうソコまで「ファンなんですぅ!ハグしてください!」と出かかっていたのだが・・・
言えねー。
アタシの上司Yさんも「内村ってアイツかっこいーなあ」と絶賛してました。
そりゃ女子アナがコロされるわけだ。
いーな、女子アナ。手ぇ付けられたい。(←バカ)
かっこいい上に漂う哀愁&知的オーラが
才女な女子アナを虜にするのだと思う!
いやでも、すぐそこ2、3mのとこにウッチャンがいるってのに
何もできない無力さを知りました、人間てなんてちっぽけなんでしょう。
「いっしょに写真撮ってくださーい」とか「サインください」とか
平気で言える人ってすごいと思う。
えなりくんに対してだって結局そんなことおねだりする時間はなかったし、
てゆーか本気で仕事してるので言えないです、そんなこと。
お互いプロなので誰もミーハーに騒いだりしないのが当たり前なんだけど
さすがにウッチャン見たら取り乱しました。
ウッチャンたちもスタジオに入って行き、スタジオのドアが閉まりました。
あぁ、束の間のウッチャン・・・。


アタシたちも次のラジオCM収録に備えました。
撮影が押してしまったので、
9時までしか拘束できないえなりくんのリミットはあと1時間。
まぁラジオは意外と時間かからないもの。
えなりくん再び参上。
私服に着替えたえなりくん、どー見てもその辺の19歳と思えません。
しかし、収録を始めた瞬間、すばらしい読み合わせに一同驚き。
なんて渇説のいいこと!一度たりとも噛みません。
しかもちょっと早口言葉風な言いづらいセリフがあったのもナンノソノ。
20秒という制限の中で、実際えなりくんの声を使える尺って17秒くらい。
1秒早めに役者に伝えてちょうどいいくらいの尺になるそうなので、
えなりくんにそのように16秒でお願いすると、実際には17秒近くかかってOKなので
「OKです、今の早さで行きましょう」などと言うと、
「今17秒かかってますけど、もうちょっと早くなくていーですか?」とかちゃんと言ってくる。
結局一部セリフを短縮したりして尺を決めていったのだけれど
そういう修正も一発でOKなところがすごい。
ほんと何テイク録っても一度も間違えなかった。
難しい漢字もフリガナなしで読んでくれるし(笑)、今年こそは早稲田に入れてあげたい!
そーなのよね、彼浪人中なので
勉強もしなきゃならないという理由で仕事を少し控えているようなのよ。
のわりにお茶の間拝見率高いんだけど。
「えなりかずきの今日のおばんざい」って番組見たことありますか?
あれ全部自分で一通り作ってるんだって。2回作って、収録時間6時間だってさ。
すごいよねー、こないだ秋刀魚を3枚におろしていたのよ。
料理、ゴルフ、ピアノ、無線、「御江戸でござる」で時代劇やって、歌も出して(うまいし)
彼は「タレント」ではなく完璧な「芸能」。
ラジオは20分くらいでOKテイクが出て、えなりくんは物足りなさそうだったけど
笑顔で去って行きました。
「おつかれさまでした、ありがとうございました!」
えなりくん、アタシ応援するよ!


編集作業の間はアタシはフロアでOくんとまったりお茶飲んでいると
さっきのウッチャンナンチャンのスタジオの扉が開き、
一斉に「おつかれさまでしたー!」の声。
え!?え!?ひゃー!内村さぁ〜んッ!
ステキーステキー。
収録を終えた二人が出てきてあっと言う間に控室に入ってしまいましたが
ウッチャンでこんなに大騒ぎじゃ、
坂口(憲二)や宮本だったらどーなってしまうのでしょう。
先が思いやられます。って会う気満々なんですけど。いったいどのタイミングで。


今日はえなりくんに感謝です。
アタシとウッチャンをお近づきさせてくれたのもキミのおかげです。
おまけに打ち上げで行った居酒屋では、腹が空きすぎたあまり
知らずに牡蠣を食ってしまいました。うまかった。フツーにうまかった。
ワタシ牡蠣食べられなかったのです、イメージ的に得体の知れないのがダメで。
なのにフライになって出てきたそいつを一口で食ってしまって
「もしかしてこれは牡蠣?」と聞いてびっくり。
牡蠣を食べられるようになりました。
えなりくんにあった日に。
ありがとう、えなりくん。
酔っぱらったメイクさんに「トモコさんは〜、『えなりかき』だ〜!」とか絡まれました。
久々にうまい酒を飲み、超寛大な気持ちでぜんぶOKな一日でした。
それもこれもウッチャンパワーです。(結局ウッチャンか)


てゆーか、ミーハーだよねぇ、ホントに。わたしって。



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