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2003年10月04日(土)  熱烈的中華飯店?

今日は年一度の家族揃ってディナーの日だったのですが
なーんて言うと一体どんなお嬢な暮らしぶりよ?と思うかもしれませんが
うちはホント年一度しかファミリー外食なんてしない貧困家族です。
というか、ちょうどこの時期が両親の結婚記念日と誕生日なので
毎年その付近の土日に食事に行くことになっています。
そして店は中華と決まっているのも我が家ならでは。
地元の老舗高級中華料理店に予約したわけですが
まさか、こんな珍騒動が待ち受けているとは。


年一度の外食なのでそこそこのコース(庶民にとって)を予約しているのですが
一週間前、予約の電話を入れたところ、
5千円のフカヒレコースというのをひどく薦められ、
普通だったらあと2、3千円上乗せになるコースだからお得だと言われました。
うちとしてはコースで7、8千円くらいを考えていたので
そんなにお得ならばと、そのフカヒレコースをお願いしたのです。


さて当日の今日、6時半の予約通りお店に到着したマイファミリー。
カウンターで予約の旨を伝えると、
支配人らしき初老の男性の対応にちと不安が。
ふつう、「お待ちしておりました、○○様ですね?ご案内いたします。」的な流れに
なると思うのだが、奴は名乗った名字に心当たりもないらしく、
しどろもどろに「少々お待ちを。」とか言って奥へ引っ込んでしまい、なんかいやーな予感。
すぐ出て来て、「こちらへ」と案内されたテーブルがどう見ても予約席ではなさそうな・・・。
円卓じゃなかったっけねぇ?
てゆーか、2階が予約席だったと思うけど?案内されたのは1階。
案内されたテーブルは長方形のごく普通のテーブルで、中華を食べるには狭いよぅ。
そうは言っても老舗だし。高級だし。ブランドに負ける・・・。


一応席に着いたマイファミリー。
すると、母が、「ねぇ、あそこのカウンターの人、五月みどりじゃない?」
と斜め後ろのカウンターの女性を見て言ったので、
さりげなく見ると、ほんとだー。
五月みどりだー!伊東家といっしょだー。
家族共々ミーハーなのでちょっとはしゃいでいると、
みどりさんもこちらにお気づきの様子で、わたしたちに軽く会釈してくれた。
うっわーいい人だー、こちらも笑顔で会釈したさー。
てゆーか、この店内誰もみどりさんに気付いてる客がおらず。
そういえば、関根さんも常連だって聞いたことあるなぁ。


みどり騒動ですっかり忘れていたが、
6時半に着席して15分、店員が誰も何も来ないことに気付く。
ドリンクメニューすら持ってこない、ほったらかし。
おかしいねぇ・・・と通りすがったウエイトレスに
「6時半で予約したんですが」と声をかけると、
すっごい言葉が返ってきた。
「イマ、イソガシイカラ」
なッ!?
ってめーチャイナかッ!?
日本人では考えられないマナーだぜ?ウエイトレス自ら「忙しい」なんて言うか?!
なんでそんなに堂々と?!申し訳ないとか思わないわけ?
・・・でもさぁ、でもさぁそんな忙しいって言われたからって
延々待たされるわけぇ?
「どうする?」「とりあえず待つ?」
「じゃ、あっちの女の人のが偉そうだからあの人に聞いてみる?」
父が女性マネージャー風な人を呼び止めると
「キョウハエンカイイッパイハイッチャッテ・・・スミマセン。スグニ・・・。」
おめーもチャイナかッ!
てゆーかさ、うちも予約だし!
しかも店内まだ何卓が空いてるしとても忙しそうに見えないー!
ちょっと不信感を抱きつつ・・・日本語があんまり通じなそうなことに脱力。
母が「他の店行くー?」と言いかけたら、
さっきのチャイナウエイトレスがドリンクメニューを持ってきた。
紹興酒とポットウーロンを頼むと「ポットウーロンサービスヨ」と言われ(笑)
じゃぁ紹興酒だけ注文。


内輪でウケながら、
ふと隣のテーブルを見ると、
老夫婦と息子夫婦2組と孫という10人くらいの大家族で
コース料理が途中からぜんぜん出てきていないようだ。
孫は明らかにダレている。
息子が「まだ?」と例のウエイトレスに聞くと、
「イマ、ヒトリダカラ」だって!
すげーよ、チャイナ!
一人だから無理だと言わんばかり。


うちの方はと言うと、飲み物は注文後すぐに出てきて
その後も順調に前菜から料理が出始めていた。
さすが老舗、どの料理もすごく美味しい。
まぁ、さっきまでのことは忘れよう。
ヒトリダカラと宣言したチャイナウエイトレスが運んでくるのだが
ふつう、「○○でございます」とか言うよなぁ?
彼女の場合、
「エビ、ドウゾ〜」とかなのだ(笑)。
だから海老の何なんだよ!?海老のマヨネーズ炒めだろう?!
不思議なことに愛嬌ある彼女の接待はなぜか怒りよりも笑いを誘う。


うちのテーブルに料理が順調に運ばれている間、
隣はさらにめちゃくちゃなことになっていた。
コースの最後にチャーハンか焼きそばが出て、デザートで終わり、というパターンがよくあるが、
隣のテーブルでは「チャーハンか水餃子どちらにしますか?」と聞かれていて、
「水餃子」を頼んでいた。
まぁまぁ、チャーハンか水餃子という選択も???だし、
そういう選択料理は最初に聞いておけ!と思うが
今聞かれて、今から作るらしい。
しかもそれがなかなか出て来ないらしい。
しばらくすると、例のウエイトレスが隣りに
チャーハンを運んで来た。
・・・。
一堂唖然。
「水餃子じゃないの?」すかさず長男らしきが言うと、
「アラー!」と彼女。
「サービスデス。タベチャッテ。」と彼女。
間違えたのか?
食べちゃってっておまえの権限で?
得したんだかなんだかわけわかんねーなぁ。
彼女が去ると隣のテーブルは相当あきれている(笑)。
内心、水餃子もチャーハンも両方食べられるなんていーなーと。


で、次に災難に遭うのは紛れもなく我が家のテーブルなのである。
予約のコースはデザート含め全8品なのだが
6品目のショーロンポウが出て、
止まってしまった。
20分近く何も運ばれてこない。
まさか・・・忘れてる?
うちのテーブルを飛ばし、よそのテーブルの料理を運ぶチャイナガール。
それならばと、ワタシは彼女を呼び止め、ポットウーロンのお代わりを頼んだ。
ショーロンポウの蒸籠と小皿を片づけながら厨房へ戻って行ったのだから
当然、ショーロンポウで料理が途切れていることくらい察するだろう、という目論見だった。
しかし、彼女はわたしに頼まれたポットウーロンを持ってきただけだった。
まーじーでー。
どんなコースだってデザート出なきゃ終わらないだろーがよぅ!
あまりにほっとかれているので
「料理はこれで全部ですか?」(なわけないけど)と母が聞くと、
彼女は、
「ナニガホシイ?」と。
はぁ!?!?!?
何が欲しいか、なんて言われちゃったよー(笑)。
「コースなんですけど、まだ何か出ますか?」と母。
「ショウショウオマチクダサイ」厨房に引き返す彼女。
おーいー、コース料理くらい覚えろよー、中国人のくせにー。
戻ってきた彼女は隣のテーブルと同じコトを言う、
「アトチャーハンカスイギョウザドッチニシマスカ?」
うちはチャーハンを頼んだのだが
はっきり言って今から作るわけぇ?
隣のテーブルの教訓もあり・・・。


てゆーか、隣は隣で、今度はラーメンが出て来ちゃったよ(笑)。
「・・・ラーメン!?頼んでないよー。」
「水餃子持ってきてよー。」
あ、まだ水餃子きてないんだ・・・しかもラーメンって・・・
また食べちゃっていいことになってるし・・・
でもそんなこともどうかと・・・。


隣りを伺い、我が家の状況と比較すると
当分チャーハンが出てきそうにない。
中華なんて早いのがウリじゃん。
なのにもう8時過ぎてます。
1時間半も家族オンリーの食卓なんて会話が持つかー!
苛立つ母。
ふと向かいのテーブルを見ると、うちよりも後から注文したのに
チャーハンが運ばれているではないかっ!
こんな状況だからみんなお客はよそのテーブルをキョロキョロ(苦笑)。
「うちのチャーハンまだなのにー」ブーブー文句を言うワタシ。


あまりに遅いので、母が立ち上がり
「時間がかかるようだったらもういいです。」と言いに行ったら
「イマデキマシタ」とチャーハンを運んでくるではないか!おせーよっ!
しかも同時にデザートのマンゴープリンまで!
なんかさー、チャーハンとプリンいっしょに食うのかよー。
しかも運んできたチャイナガールがまた不可解なことを言いやがる。
チャーハンの量を見ながら不思議そうに
「コースハ、フタリブンデスカ?」
はぁ?!4人だよぅ!今まで4人分出して来たんじゃないのー?
なんか不安になってきた・・・
確かに海老は少なかったよ・・・でも海老は高いからってことで済んでいたよ・・・。
まさか、2人前を?なわけないよー。
慌てて「4人分です」と女性マネージャーが口を挟んだ。
これ以上の失態は許されないと思ったらしい。
結局ショーロンポウから何十分後にチャーハンとマンゴープリン食べたんだか。


さっさと食べてさっさと店を出ようとしたら
また彼女「モウカエルノー」・・・充分居ましたよ、料理が出てこないから!
空いた口がふさがりません。
もうちょっとまともに接待できるチャイニーズを雇えよー。


しかも会計で手こずるとは。
会計は支配人(純日本人)が担当するのだが
レジへ言ってもすんなり料金が出ない。
「伝票は!?」とチャイナガールに聞く支配人、
彼女も一生懸命伝票を探しているようだが、
女性マネージャーが「ヨヤクダカラ!」伝票はないと言い、
そのやりとりが丸ごとワタシたちに筒抜けで。
てゆーか、高級店では伝票なんかなしでスムーズに会計が済まされるはずなのに。
そして真っ白な伝票をさも何か書いてあるかのように見ながらレジを打とうとする支配人なのだが
レジも使えるのか妖しい上に、
「4千円のコースを4名様でしたね?」と言う。
5千円じゃなかったっけ???マイファミリーの頭には5千の文字が浮かんだが、
すかさず「はい」と応える母。さすが!
「今日は申し訳ありませんでした、飲み物はサービスさせていただきます。」と支配人。
当然っちゃ当然だが、この調子ですべての客にサービスしてんのか???
しかも「4千円コース×4」の計算に戸惑う支配人・・・。
「1万6千円ですね・・・」と言いながら
母が差し出した1万6千円を受け取りながら
なぜか800円のお釣りを渡そうとしている模様???
800円ってどっから?
あきれた顔で「ぴったり渡しましたよね」と母が言うと、
「あぁ、ぴったりぴったり・・・」としどろもどろな支配人。
なんだー?おまえ留守番のジジィか?
最後の最後まですんなり行くことなく、
「ありがとうございましたー」と言われた声も無視して店を去るワタシたち。


店出た瞬間、何だったの!?と文句ブーブー。
ほんと食べた気がしません。
家族で盛り上がったわけでもなく、もう9時です。
「ちょっとー、早く帰らなきゃ踊る大捜査線、始まっちゃったじゃーん」
母の一言、
「まぁ4千円だったし、五月みどり付だと思えば・・・」
・・・異論はないが、父と母ほど五月みどりの価値がわからないのが正直な気持ち。
みどりさんは自分が帰るときもわたし達に会釈してくれ
非常に優しそうで感じの良い人だったが。
そうか、フカヒレコース五月みどり付だったのか。
どーせなら桃ちゃん(菊池)付けてほしかったなぁー。


もう二度と行くまい。
でもうまかったー。悔しいけれど、味はいい。
シェフは悪くないが指揮官がいないのがいけない。


おまけに、なにが災いしたか、
家に着くやいなや、ものすごい腹痛で。
踊る見ながらトイレに駆け込むこと5、6回・・・(苦笑)。
異常に多かったチンゲン菜のせいに違いない。
海老は少なかったのに・・・(根に持つ)。


そんな珍騒動の間に、ガンバはカニトップに負けていたのか。



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