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2003年09月20日(土) |
スーツケースが開かない。
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ようやく旅の準備に取りかかろうかと思い、スーツケースを引っぱり出してみた。 3年ぶりのスーツケース。 オープン。そうそう、こんなんだった。 スーツケースを開け閉めして遊んでいると エスカレートしたワタシは、暗証番号のダイヤルロックの数字を無意識にめちゃめちゃにし、 左右の鍵まで閉めてしっかりロックしてしまった。 閉めたのと同じ順番で開けようと、左右の鍵を外し・・・ 暗証番号のダイヤルまできたとき、嫌な汗が。 開かない。開かないよぅ! 暗唱番号! どうしよう、わかんない。 待って、落ち着いて、よく考えるのよ。 三桁の数字。 思い出して、3年前のこと。 そもそもこのスーツケース、暗証番号って自分で決めたんだっけ? そんな記憶がまるでないし、元から決まった番号があったように思う。 しかし、なんてワタシらしいのだ、番号なんて控えているわけもない。 ガーン。こんなアクシデントの為に旅行が。 足りない頭で一生懸命考えて、考えて、 確か「3」「8」「9」「6」が使われていたような曖昧な記憶。 389、638、839・・・とりあえず適当に試すがどれもダメ。 そうだ、お兄ちゃんに聞こう!と思ったら アタシにはお兄ちゃんなんていなかった。 3年前いっしょに香港に行ったRに「暗証番号知ってるか?」というメールを送ってみても 彼女が知るわけはない。(当たり前だ) しかし「777」とか「794」とか試したら?と提案してくれたので試したけれど、 ダメだよ。開かないよ。 暗証番号わかんなかったら一生開かないよ、二度と開かないよ。 どこかに控えてないだろうかと、「大切な書類入れ」をあさってみたが どこもかしこもナッシング。 泣きそうってゆーか、ちょっと泣きながら 適当な三桁の数字を作っては開けようと試みること30分・・・。 開きません! ってゆーか何?まさか確率? 0〜9までの数字3つの組み合わせって何通りになんの? 出発まであと5日。リミット5日間でスーツケースを開けねばなりません。 どーしたら。 途方に暮れました。 スーツケースが開かないなんてそんな話あるかい。 なんてゆう管理の甘さ。管理能力ゼロです。 つくづくこのいい加減な性格を恨みます。 しかし、開かないスーツケースなんて固い箱でしかなくて 開かないことには始まりません。 で、ワタシはこの確率にかけて、一通り組み合わせていくしかないのか。 ミスターミニットとか鍵屋さんみたいなとこに持って行けば開けてもらえるのだろうか。 車をロックしちゃった人とかは助けてくれるけれど スーツケースロックしちゃった人なんてお笑いじゃないか。 そりゃアタシはロックは好きだ、ミッシェルが好きだ、 だから何だ?鍵閉めろなんて言ったか? 自分で閉めたし。 それにしても、暗証番号付きだというのに、 何一つ番号のわかるものを残していないあたりが 一体どういうつもりだったのだ?と問いかけたい、3年前の自分に。 暗証番号の数字を合わせてまましまってあったことが親切心だったのか。 番号が合っていたから、最初は開いた。 そこで少し立ち止まればよかった。 合わせてある数字をメモればよかった。 なんでワタシわざわざ暗証番号のダイヤルをぐちゃぐちゃに回しちゃったんだろう。 手に負えない。 大人のフリして3歳児並。
開かずのスーツケースを前にボーゼンとしていると 頭に三桁の数字が! 突然ひらめいたのです。 「8・1・3」 そう!813に違いない! 息を吹き返したように ワタシはダイヤルを合わせ、OPENの引き金を引くと! 開いたッ! 開いたんだよッ! すげー。神のお告げか!神は居たか!ありがとう仏!マジサンキュー! よかったー、マジでバリへ行けないかと思った。 明日スーツケース買いに行くかと思った。 もう忘れないよ、メモしておくよ。小学生かよ。
何だったんだ、今日は。 結局スーツケースを開けることに丸一日費やされ、旅支度も何もできたもんじゃねぇ。
・・・早くも珍道中が予想され。 というか、一人で足を引っ張ること間違いなし。
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