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2003年08月23日(土)  事件はカリブ海で起きてます!


友人二人に誘われてパイレーツオブカリビアを観て来ました。
彼女たちはジョニー・デップマニアなのでアタシひとり会話からこぼれがち。
今フランスに住んでるんだって。へぇ〜。

で、ワタシこの映画についてまるで知識がなく、
カリブの海賊ってことは知っていたけれど、「ディズニー」だとは思ってなくて
ディズニー映画だということにまず、10へぇ。
さらに、オーランド・ブルームという名前を聞いてもぜんぜんピンとこないし、
てっきり女優だと思っていたら男だったことに、25へぇ。
そして思いっきり勘違いだったのが、
これはジョニー・デップが主役の映画だと思いこんでいたのに、
そのオーランド・ブルームという人が主役だったということに、68へぇ。
もう外人の事情なんてこれっぽっちもわかろうともしてないんで
ハリウッドさっぱり。
わたし、指輪物語にまったくキョーミなかったから
オーランド・ブルームなんてぜんぜん知らないわけです。
ハリーポッターにも指輪物語にも少しも興味を抱くことが出来ず、
アタシは欠陥人間かもしれない、と真剣に悩んでいるのです。
ジョニー・デップが出ていながら彼が主役じゃない映画なんてあるんだねぇ。
友曰く「ジョニー・デップが目立ちすぎてるらしいよ」とのこと。
なんで同じ年、もしくは年上の彼女たちが外人の名を連呼できるのに
アタシはいつまでたっても覚えられないんだろう・・・。
興味のないことには見向きもしない性格がモロに出てしまいます。

肝心のストーリーですが。
おもしろかった!
ココだけの話、ワタシ、ジョニー・デップに気付くのが遅すぎまして。
ってゆーかたぶん顔わかってないんで。イメージなんで。
冒頭のシーンから最初に登場した若者がジョニーだと思いこむ始末。
彼こそがオーランド・ブルームだったのですが。
そんなわけでアタシは恥を忍んで隣の友に耳打ちし、
「ねぇねぇ、ジョニー・デップって出てる?」と聞いたわけですわ。
「え、わからないで見ていたのッ!?」
彼女が驚くのも無理はない。
信じられないでしょーな!ジョニー・デップを知らないなんて。
いや、知っている!知っているのよ、でも外人じゃん?
顔だけ見てジョニーだと判断つくか?つかねーよ。(いや普通はわかるらしい)
意外に映画だって観ているのさ、シザーハンズでしょ、アリゾナドリーム、スリーピーホロウ。
ね?ちゃんとわかってますって。
ま、でもジョニーが街にやってきたところの途中くらいで、
ちゃんとジョニー・デップだと確認して観たのでしっかり楽しめました。
あんなにおかしい映画だと思わなかったよ。
「情けない男を演らせたらジョニー・デップの右に出る者はいない」
みたいなことを聞いていたのだけれど
それはもっとシリアスに情けない役なのかと思ったので
一人だけ浮きまくりの状況がおかしすぎておかしすぎて。
映画の中の彼を観ていると、ホントはもっとはじけたかったんじゃないかとすら思えてくる。
情けないってゆーより、空気違ったもん。
でもアレってジョニーがいなかったらなんてつまらない映画なんだろうね。
それほどまでに脇でありながらも重要な役だったのです。
というか、おいしいところみーんな持っていっちゃうんで。
オーランド・ブルームは指輪でブレイクしたそうだけど、
せっかく彼が正義の主役なのに、ジョニーが濃すぎて印象は薄くなってしまった。
ジョニーが主役にしか見えなかったよ。
アタシは冒頭のシーンの、
船の帆につかまってクルクル回っちゃって
収拾がつかなくなっちゃったところが最初のツボでした。

で、鑑賞済みのみなさんにお訊きしたいのですが、
鑑賞中、お客さんは声に出して笑いましたか?
あのね、アタシが観た映画館では満席だったのにもかかわらず、
大笑いを誰もしないし、声に出して笑わないんだ。
思いっきり声出ちゃってるのってアタシたち三人くらいで。
なぜ笑わない?笑え、もっと笑えよぅ!

最後の「へぇ」は、
ハッピーエンドだと聞いていたのだけど
アレは海賊的にはハッピーエンドじゃないよね?ってところ。
永遠に続いていくわけだね。

この映画観たらジョニー・デップ好きになるよ。
でもこの映画を観たからといって、
すっぴんのジョニー・デップを判別できるかどうかってゆーと
アタシは無理。



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