2003年06月21日(土) |
フランスのバカやろう!
|
コンフェデ2戦目のフランス戦に備え、約束通り、11時に寝て3時半に起きましたよ。 エラすぎるだろう。愛だろ、愛。 いーのかこんなに夢中で。 一体どこにそんな気力があったんだ?
ラテ欄どおり、3時半に起きたらなにさ、やっぱりキックオフは4時だったんじゃん。 30分眠れたじゃーん。というのが唯一の不満。
スタメンは予想通り、前回NZ戦と同じ。 つまりアタシの宮本も、ナラもそこに居たんです。 異国の地で日に日に男前度に磨きがかかる気がするんですが 今日はそんなことにウツツを抜かしていられないほど大事な試合。 案の定フランス勢はコロンビア戦を戦った主力メンバーを外してきたので ワタシの知ってる選手など見あたりませんでした。 ジダン(辞退したけど)とアンリとシセくらいっきゃ知らんのです。 しかし2軍とはいえ、そのガタイの良さ、新体能力の高さはお墨付き。 国歌斉唱で両チームの選手が並んだ図を見ても、脚の長さが違いすぎる。 フツーの考えならば2軍にさえ、日本は及ばないのです。 こりゃどーなることかと、だんだん不安になってきました。 これぞ「コテンパン」みたいなことになってしまったら、週末どうやり過ごそうか。
4時、日本ボールでキックオフです。 前半20分が勝負と言われていましたがまずまずの戦いぶり。 しかしフランスは裏に飛び込んでくるのから怖い。どこに目付いてんだよ。 ひとりでもマーク外すと恐ろしい展開が予想される。 フランスの攻撃は手強いが、今日も守備陣は快調で冷静に処理。 前半は両者譲らない戦いが続いたが、 日本がボールを支配しているように見えた。 短く細かいパスで選手が自在に動き、相手にマークさせない戦術は見事。 ホント、ポジション取りがすばらしかった。
しかし支配率などアテにはならない。 フランスがカウンター仕掛けてくれば速いし、ヒヤっとさせられる場面もあった。 CKの度に入ってしまうんじゃないか?という不安がつきまとう。 そこは守護神楢崎。 フツーなら入ってたよ!って枠内に入ってきたシュートをファインセーブ! あれは見事だった。フランスサポも拍手を送るくらいのすばらしさ。 やっぱナラがカーンに見えてくるよ〜。 ホントすばらしい読みだ。彼セーブ率かなり高いよ。 「今日はナラの仕事が増えます。」 みたいに宣言されていたけれど、落ち着いて完璧に守っていたよ。 ものすごくキケンな場面はさほどなかったように思う。
同様に日本もフランスDFをなかなか崩せず、良い形で攻撃しているのにキまらない。 俊輔の動きが良く、果敢にシュートを放つがあとちょっとのところで枠外。 惜しいため息ばかりだが、今日の俊輔は積極的。何かしでかしてくれるに違いない。 やっぱりガンバ贔屓なので言わせていただくと、遠藤くん、効いてるねぇ。 彼こんなに上手い選手だったんだー。 上がったり下がったり地味ながらもすごくいい動きだ。 縦の動きがやっぱりいい。 俊輔もね、自分も攻撃に行くけど、危ない時はとっさに下がってきてピンチを救ってくれる。 それに巧みなドリブル!なんでボールが脚に吸い付いてるの〜!?すげー。 ヒデはワタシが言うまでもなくうまいっすよ。やっぱ。 体のバランスが良いから安定していて、相手が来ても倒れない強さがある。 誰よりも強いキャプテンシーで誰よりも声を張り上げていたことと思う。
全体的にパスがよく繋がって相手を翻弄させている。 こぼれ球をDF陣がしっかり拾って繋げられるようになっている。
(遠藤くんと)比べちゃ悪いけれど稲本はここ数戦はさほど機能しているように思えない。 はっきり言ってあの魔のPKまで「稲本出てたの?」という印象。 一度先制か?と思われたクロスにヘッド合わせたシーンも いつもの稲本なら入れていたんじゃないか? 遠藤くんが守備型ならば稲本はもう少し得点に絡む動きしてほしかった。
そうなのだ、あとちょっとで前半0-0で折り返すしかないか・・・と 誰もが感じ始めていた42分。 フランスのCK。 ゴール前の競り合いで稲本がイエロー、即PK。 マジでぇ!?あぁ〜・・・・あとちょっとで前半終わるのに。 この時間に。このタイミングに。 フランスがPK外すわけないじゃん。 ナラァァァァァ〜!!!!!! 誰だかわかんないけど蹴ったら入ったわよ、トーゼンだわよぅ!(逆ギレ) 前半42分に1-0・・・。 フランスってばコソクじゃないかぁ? コロンビア戦だってPKで勝ったんじゃないか。 ちくしょー、稲本2枚目イエローで次のコロンビア戦には出られません。 イタイのか、イタくないのか。 アタシには中田王子に代わればいーんじゃないの?と思えてならない最近のイナ。 ところで、そもそも、そもそもの原因はどこにあったか。 えっとぉ、宮本がミスしたんですよ(泣)、フランスにボール取られちゃったんです。 それで自分のミスをカバーする意味でフランスボールにプレスかけたら球外に出ちゃったんで、 フランスボールのCKに至ったのです。 だからあのミスがなければ、CKもなく、PKもなく? なーんてな。 まぁ、PKってもうしょーがない失点だから凹む必要もないと思うけど 相手が相手だけに同点に持ち込める保証がないし・・・と 観ているワタシは「アイター!」ってってカンジだったんですが、 選手たちは見た目さほど気にしてない様子、とにかく1点取りに行く姿勢で前半は終了。
ハーフタイム開け。 選手がピッチに戻って来る際のワンシーン。 アタシ見逃しませんでした。 ナラと宮本が肩組んで出てきたのを! しかも腰にも手ぇ回してなかったかー?(謎だ!) なぜだ?なぜフジテレビのカメラは彼らをとらえていたのか? 偉すぎる!ディレクター呼んで来い! やっぱりこのツーショット、絵になりすぎる! 二人が仲良さげにしてる姿でお腹いっぱい。 なのに、ハーフタイムに腹が減り、 ポテトチップスをバリバリ食べるワタシ・・・朝の5時。こっえ。
後半フランスボールでキックオフ。 日本もフランスも選手交代はなくゲームは進む。 ってゆーか、稲本下げた方がいーんでないの? という疑問を持ちながら重い動きの彼を見てましたが。 フランスサイドはどうやらあのアンリがアップ開始の模様。 それってこのままではフランスがやられる!と判断して? 日本意外とやるじゃん?ってか?今更おせーんだよぅ、バーカ! サポーター「アンリ、アンリ」ってアンリコールうるさすぎるんですけどッ! 杏里のコンサートか! ってゆーか、相変わらずワタシ前半後半のゴールの入れ替わりに慣れることができません。 (今更ですが、紛らわしくないですか?うっかり反対ゴールだと思いこんで観ていたり。)
後半、1点返せるか。 アンリが入って来る前に手を打ちたい。 今日の日本の運びを見ていると、負ける気はしないのです。 勝てる気がしてくるのです、なぜか。 フランスが噂よりフランスじゃなかったんです。 互角に戦えているのです。わざとなのか?フランス、とすら。 疑わしいほど日本がボールを持っている状況が続くのです。 そして、その時は来たのだッ! 後半15分。ゴール前、20〜25m?からFKを得た日本。 蹴るのは、遠藤か?俊輔か? GKが遠藤の動きに反応した瞬間、蹴ったのは俊輔。 GKの裏を突くすばらしいミドルシュートがネット右を揺らしたのです。 マーヴェラス!ジーニアス! なんかもう、美しすぎる。 ボールをあんなふうに蹴ることができるんだなぁー人間は。 いやぁ鳥肌モノ。シビレました。 あの瞬間ってホント、涙出ちゃいました。 俊輔すげーよ。天才だよ。
ところが1-1の振り出しに戻したところで喜んだのは束の間だった。 直後、フランスのカウンター攻撃。速い。 一瞬のスキを突かれた。 ゴール前、DF陣の真ん中が一瞬空いていたのだ。 まさしく、三都主と宮本の間。 プレスに行くも間に合わず、あんな目の前で打たれたら、ナラも取りようがなかった。 ボールを見送ってる宮本・・・・おい! そこがフランス。されどフランス。 この油断と隙を狙っていたんじゃないか。待っていたんじゃないか。 自分たちの運動量はそこそこにオイシイ場面を頂くってゆー作戦か。 あぁ、あっちゅーまに2-1。この失点は痛すぎるぜ。
日本ベンチが動いた。中田王子をアップさせてる様子だ、イナと交代が妥当だ。 しかしDF陣も呼ばれてるというレポーターの言葉。 2失点のせいか。いや、DFはいじると崩れるよ。 この失点の後は日本はガンガン攻め立てた。 コンパクトなパス回しとポジションチェンジが効いていたが、 俊輔も惜しいシュートを放ったし、高原のヘッドも、三都主のシュートも決まらなかった。 またしても遠藤絶賛なのだが、彼の蹴ったFKは外したものの、バー直撃。 ホント惜っしーーーーッッッ!!!!ってアタシ地団駄踏んでしまった。 (ジダンは居ないよ・・・またダジャレを?) 遠藤くんがそんなにすばらしい選手だったなんて最近気付きました。 それもまた周りが引き出してくれているのかね。 だからガンバでも魅せてくださいってば。
どういう順序だったか忘れたが、日本はイナに代わり中田王子投入。 その後左足を痛めた俊輔に代わり満男投入。 フランスはついにアンリが出てきたが決定的な仕事はさせず。 アンリに付いていた坪井くんが良かった。 彼は足が速いのだよ。 抜けると思って走り込んできたアンリに追いつく坪井くん、グッジョブ! DF陣はよくやってましたね。 宮本と坪井くん真ん中でうまくいってると思う。 宮本は随所でうまくプレスかけるし、何度もヘッドで跳ね返していたし 前線へのパスの出しどころも良い。 全体的に日本人は頭脳プレー。
時間がないのだよ、日本。ロスタイム3分。 若干中盤から前線の連携に食い違いが見られてきたが、 焦らず丁寧に攻めれば得点に繋がるんだとアタシは信じていたのですが 最後まで諦めず攻め続けていたのですが 笛は鳴りました。 2-0。負けちゃったよ。
良い戦い方をしていただけに、本気で悔しいね。 アタシが子供だったらダダこねて泣くね。 思いっきりアウェーの空気の中で確かに互角に戦えていたのだが。 後半の攻撃は魅力的だった。 世界レベルだなーって普通に見劣りしなかったと思う。 新体能力の差を埋めるのは「アタマ」。 ポジションチェンジしながらボールを繋いで行くあの作戦は 体の小さい日本人に合っているし、 次のパスを出すタイミング、出しどころ、もらうタイミングなど すべてアタマを使う。計算なのだ。 図体ばかりデカイ奴に勝つためには同じ部分で勝負してもしょーがない。 韓国みたくハングリーオンリーでガッついていくのも無理があるし。 今日の戦い方を見て、まだまだ伸びるチームだと確信できた。 悔しいけれど、悲しくない。 後味は悪くない。 ゲーム後にヒデとフランス人が笑顔でしゃべってる姿が映って 中田ホントに楽しんでやってるんだな〜って嬉しくなったね。 そして毎度ながら遠藤くんは真っ先に指輪のテーピングを取り始めます(笑)。 そんなにウザイならリング外してくれば?
さて、次は月曜日の同じ時間に逢いましょう? ふざけんなー!サラリーマンを何だと思ってんだー!時差のばかやろう。 こうなったら日曜日9時に寝る! コロンビア戦観ずには仕事に行かれない。 上に行かれるのはフランスと、コロンビアか日本か? 負ければ行かれない。引き分けなら日本だ。
愛の1票を↓
master
トモコ
/ contact
MAIL
|