撮影のせいで腰が痛くてどうしようもない、どうしよう、身動きが辛い。
重い体を引き吊りながら、予約のサロンへ。
わたし生まれてこの方エステなんて初めてなんだけれど
そういう気分なのよ、どうしようもなく疲れてるってゆーの?
顔がヤバイんだよ、地獄の相が出てるんじゃないか。
ああいうとこのおねいさんっつーのは妙。
同姓でありながらキレイ度が雲泥の差なもんだから
なんかもうオーラでしてやられたり。
わたしは顔のお試しのフェイスマッサージの予約で
肌診断というものからスタート。
自慢じゃないがあたしの乾燥肌はただものじゃない。
もう永久に不滅の精神で居座る疫病神。
診断結果もひどい。
水分、皮脂分、皮膚温、全滅。
おねーさんも「ちょっと辛いですねぇ〜」なんて苦笑いだよ、同情するなら金をくれ!
肌のキメを見せてもらうがなんだかグロテスクなダメぶり。
そんなにダメか?後ろ向きな気持ちになる。もーいーっスよ。万年干潟だよ。
優しさなのか、慰めなのか、ちゃんとお手入れすれば大丈夫とか言われる。
ちゃんとお手入れしてるつもりだよ、キミんち化粧品使ってるよ!
ナショナルのマイナスイオンも出るスチームも顔に当ててるよ!
診断を終え、フェイスマッサージルームに移動。
ベットに寝かされ髪をタオルで覆われクレンジング。
うちにあるスチームみたいなやつで蒸気を顔に当てられてる。
気持ちよさそうでしょう?
しかし、重大な落とし穴があったのだ。
くすぐったい!くすぐったい!くすぐったい!
やめてくれ!
頼むからそれ以上肌にさわらないでぇー!!!!
悪いけど、もう勘弁してくれってかんじ。
顔のマッサージがこんなにもくすぐったいなんて誰からも聞いてないし!
アタシが感度よすぎなのか?(いやらしいな)
まさか真剣に説明されながらマッサージしてもらってるのに
言えないじゃん。
でももう「ひゃっ・・・」とか言っちゃうもんね。
体も動いちゃうってば。
こらえてこらえて必死。くすぐりの刑があったら最も残酷だと思う。
助けてぇ〜ってかんじ。
延々一時間近くいろんなものを塗られ顔をこねくり回され
たまんないわよ。
エステってみんなこんなのに耐えてるわけ?
ぜんぜん気持ちよくないじゃん、どっちかっつーと気持ち悪いじゃん。
くすぐったいと感じないように変に集中しちゃってぜんぜんリラックスできないし。
終盤「気持ちいいでしょう?」などと声をかけられるが
「はい・・・」嘘つきだなぁ、ワタシは。
いつ終わるんだろう?と終わりの時間ばかり気になっちゃって
トイレも行きたくなっちゃったし。
確かに最後のパックは気持ちよかったけど
それはパック中ほっといてくれたからだ。
触るな、触るな、アタシに触るな。
いろいろお手入れのポイントを丁寧に教えてくれていたのだが
それどころじゃなかったので
くすぐったかった記憶しか残らず、なんだったんだろうとガックリする。
しかし、最後にメイクしてもらったのは感動的。
やっぱりプロは違う。
同じ化粧品使っているのに自分が塗るのと印象がぜんぜん違う。
ノリもいいし肌のつやもあるし。
どうして???
この誰にも負けない乾燥肌なのにファンデーションが粉っぽくならないで
しっとりしてるの、なんでだろう♪ なんでだろう♪
別人とまではいかないけれど
かなりキレイになったみたいでゴキゲン!
こういう物理的な自信って精神を明るくするよ。
整形して前向きに生きるのってアリだよね。
なんだか軽い気持ちで明日からの地獄の一週間をやり過ごせそうよ。
それにしてもギモン・・・あのくすぐったさはホントにみんな平気なもの?
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