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2003年02月22日(土)  これがワタシの生きる道。


金曜日は早く帰ってやろうと思っていたのに

帰り際に課長に呼び止められて「ちょっといい?」と言われてピンときた。

あたしはどうも課長には弱いというか甘いというか

なーんかかわいそうなオーラ出てる人に弱くてね・・・

ダメ男好きっつーの?

どーしょもない人なんだけど憎めないというか、情でしか繋がれないというか。

他の奴だっだら「もう帰りたいんですけど」って言ってやりたかったけど

つい、いっしょについていってしまった。

会議室の小部屋には所長が待っていて課長とふたりで

あたしを引き留め作戦が繰り広げられた。

こうなることは解っていたけど

あまりに必死なものだからちょっと優越感というか

あたしもSっ気あったんだなーというか

こんなに懇願されているのに

「ケッ!」って唾吐いてやりて〜とか思ってしまう、課長が悲しそうな顔するほど。

泣き落とし?まじかよー。

わたしとしては仕事やめても続けても、もうどーでもよくて

そんなに言うなら「まぁ続けてみます・・・」とは言えてしまって

ちょっと丸く治まった感がムカツク。

思いっきし胸なで下ろしやがってチクショー。

仕事は好きだけどそろそろ量減らしたい年頃だし

余計な努力とかしたくないんだよ、もう。

ダメ押しで所長の贈り物攻撃まで受けた。

あいにく胸の1ドルコインで助かったぜ。(映画のワンシーン風に)

このアタシをモノで釣ろうなんて何億年早いと思って?

なんつーかこの人ってば、コミュニケーション下手すぎ。

なんでもかんでもモノで解決しようとする。

小野ちゃんのサインユニだってそーだったし、

今度は何だ?

マイデスクのラグビー特集のNumberを見たらしく

「トモコさんラグビー好きだったの?」

「何でですか?」あぁ机見たわけね?

「ラグビーの本が置いてあったから」やっぱね。

「別に好きってほどじゃないんですけど、大畑って選手が気になって。」

「あー、彼フランス行っちゃったね。」

「そーですね。」

「おれさー、トモコさんがラグビー好きだと思って

関学(関東学院)のラグビーの記念グラスもらってきたんだけど、大学ラグビー好き?」

「見ないっすね〜。」うわっ、釣られてる〜!

「そっか〜・・・じゃぁいらないよねぇ?(悲しそうに)」いらねーいらねー。

「あー・・・そーですねー・・・ルールもわかんないですしね〜」

その手には乗らん。

ってゆーかそのグラス、ちっともステキじゃないし。大学の校章入りで。

(それだったら早稲田とかのが嬉しいんですけど。)

こういうことされると、ひっぱだきたくなるよ。

そんな人が上司だなんて恥だよ。

オホホ、ワタクシそんな会社に勤めておりますの。

あたしも年だし、急に職無くすのは辛いので今回は要望を飲むことにしたのです。

自分の時間さえ確保できれば続けていくことは可能なので

必要以上に働かないように誓います。

・・・課長の哀愁には参ったけどね。ずるいよ、大人の男ぶりやがって。

帰り際にそんなすったもんだがあったせいで

さっさと帰ってしまえば月曜に回せた仕事の直しが戻ってきて

「明日校正したいんだけど・・・」なんて言われて

結局帰れやしねぇ。

いつまでこんな生活続くんだろね。

遠いようで近い目をしたワタクシは陶芸とか習いたいわ〜なんて悠長なことを考えております。

ってゆーか、そんなことも吹っ飛ぶぜ!愛してるぜ、セイゴー!



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