2001年12月07日(金) |
鯨鑑賞会対談・第二部/完結編 ★ ★ ★
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お待たせいたしました、鯨鑑賞会「第二部/完結編」完成です。 ※この対談は、わたしTと、つぼ仲間「子犬」さんによって 去る12月2日(日)に開催されたものの記録です。
鯨鑑賞会対談・第二部/完結編 ゲスト・子犬
★第一部はこちらからどうぞ
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T : こんばんわ、子犬さん。 じつは「第一部」意外なことに好評だったんですよ。 読んでくれてるひとがいるだけで奇跡なのにね。 そこで「第二部」で完結させようと思いまして。
子犬: こんばんわ。今回もお付き合いしますよ。 T : 今回はね、ちゃんと段どってまじめにいきますよ?ノンアルコールで。
子犬: (ドーナツを食べている)
T : じゃあ、わたしのいちばん気になるところ、 鯨の評が割れたらしい?理由、をテーマに。
子犬: やっぱりわかれたのかなぁ? わたしは今までと違うとは思わない。
T : 同じとは思わないけどねー。毎回違うものを期待してるから。 「らしくない」とか言われたそうですよ?
子犬: 今までの流れの中で違うとは思わないってことなんだけど。 「らしくない」って言ったら毎回「らしくない」ことはあると思う。
T : 本人も「いい意味で裏切ってく」みたいなことなにかで言ってたけど。 ってゆーことは、そういう意識の下で生まれた作品ってことだよねぇ。 だとすると「今までのラーメンズと違う」ってゆう反応が正しいのかしら?
子犬: 「らしさ」は自分たちで決めることだって言ってたのに それじゃあ、ある程度お客さんにゆだねてるってこと?
T : 客に媚びてるんだか媚びてないんだか わかんないひとだからねぇ〜(笑)。 あ、反感買ったよ、今の。 訂正はしない、聞き流してくれ。
子犬: おそらく殺されるね(スタン)。 あとわたしが気になってるのは、 あそこまで商品と作品の違いを強調していること。 それじゃ、もっと秘めてるんじゃないかって思っちゃうじゃん。
T : それはたぶん小林さんは芸術家じゃないからだよ。 片桐さんは芸術肌でも小林さんはビジネス肌。 頭で考えてるタイプでしょう。 舞台アーティストって言われてるけど、 クリエイターであってもアーティストではないんだよ。 これこそ殺されるよ〜。
子犬: あ、でもそうだよ。けっこう小林さんはビジネスでやってること強調するし。 殺しのライセンスとっておきなよ、殺される前に。
T : フォローするわけじゃないけど、 プロデューサー小林氏あってのラーメンズだもん。 ふたりとも芸術家じゃうまくいかなかったんじゃない?
子犬: プロデューサーたるもの計算してなきゃだめだもんね。 本能だけじゃねぇ。 だからいいんだよ、これで。
T : さんざん言ったけど(笑)、さっきの「いい意味で裏切ってく」ってゆーのは 同じことはやらないよってことなんだよね、 常に新しいものを見せてくれようとする姿勢だとわたしはとらえてますので。
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T : 鯨って見せ方の仕掛けが多かったよね。 超能力のライトが落ちるとか、 バースデーはテープ、音の鳴るつぼ、 アカミー賞は客席一体型、カウントは鏡。 でも、あくまでも見せ方の問題であって 根底にあるものは小林さんのアタマ。 最終的にふたりが登場しなくても、しゃべらなくても、 おもしろきゃいいってわたしは思う。
子犬: 演出も含めてラーメンズだもんね。
T : けして「もの」に頼ってるわけじゃなくて。
子犬: そうだよ、「もの」の使い方だってわざとらしくない。
T : 「もの」といえば今回は黒だったね。 バックの白とマッチして鯨のイメージかな?
子犬: そういう意味では「椿」の色彩は見事。
T : うんうん、嬉しくなっちゃうよね。
子犬: 赤の映えること!
T : 全てのビジュアルが一貫してて気持ちいいの。
子犬: 「雀」はどうなるんだろうね、楽しみだね。
T : そうそう、ブレーン読んだ?
子犬: 読〜んだよぉ。
T : なんかさ、teeveeの小島さん参加したそうじゃなかった?(ワクワク)
子犬: いい出会いだったんだね、すごい集まりだよね。
T : もしかしたら「雀」で映像やるかなあ?
子犬: どーだろーねえ。本公演とは別かも。
T : どっちにしてもきっとおもしろいものができるよ〜。
子犬: ラーメンズだからなにをやっても 「らしくない」とは思わないだろうな、わたしは。 ただ単におもしろいコントが観たいだけじゃなくて。
T : ぜったい楽しいってわかってるから そこまで信頼しちゃうのも変だけど 安心して観ていられるんだよなぁ。 関わってるひと全て才能あるプロ集団でしょう、 もう絶大なる信頼感。 小林さんが彼らスタッフに対する信頼感と同じように。 何でもOKなわけじゃないけど 今のところラーメンズはハズレがない。
子犬: 「ラーメンズの時代にいられてよかった」ってほんとにそう思う。 ちょっとズレてたらわかんないもん、あのおもしろさ。
T : それは言える。 万人ウケしているようだけど、 ここで笑ってほしいんだって意図したところで笑える層って限られてくるもんね。 世代によって微妙にずれたりするじゃん。 「つぼ」はひとそれぞれでいいと思うんだけど、 押しつけがましくないから見逃しちゃってるともったいないよ〜。
子犬: 「稲中」のおかしさに似てる(笑)。
T : わたし今、上司が読みたいってゆーから「稲中」貸してるんだけど、 あの漫画よめないひともいてびっくり。 確かに今読むとけっこうきっついわって思う内容なんだけどさ。
子犬: すごいおもしろいものでも 「おもしろいからぜったい見て〜」って気軽にひとに薦められるものと、 「うーん、他のひとにはどーだろ」って思うものがあるような。 ラーメンズも稲中も後者。 はまってるひととだけ分かち合えればいいってかんじ。
T : はまってしまうと、かなり深くはまっちゃう。
子犬: ananのコメントは的を得てる。
T : あー・・・anan。あの号、買うの超恥ずかしかったー。
子犬: 小泉孝太郎です、そっくりですね太田さん。(CMのまね)
T : うまい!!子犬さんモノマネうまいよねー。 わたし興味ないのに小泉孝太郎さんのことすごく詳しいかも(苦笑)。
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T : でも鯨はほんとビデオのおかげで(笑)。
子犬: 「生」で観たときは圧倒され過ぎたからね。
T : 超能力のやつなんて、その前のアクシデントで わたしもすっとんじゃったもん。
子犬: あのアクシデントのせいで演出なのか、 なんなのかよくわかんなかったもんね。
T : あそこが肝心だったのにー(笑)。
子犬: わたしあのとき「また落ちたよー!」って思っちゃった。 毎回なにかのアクシデントは付き物みたいだね。
T : 今回のビデオの回は、あんまり本人の「素」が出てなかったね、 完璧というかんじ。
子犬: 「素」が出てもすぐ役に戻るところがすごい。 笑いがひくのを待ってくれるところは親切だよね。
T : こっちの反応に合わせてくれるもんね。
子犬: そうなんだけど客席とは一線を保ってる。 アカミー賞のときは別として。 でも、モスラ→ラモスで客席に視線向けたのにはうけた。 わかれよって(笑)。
T : にらんだよね。わたしはわかったよ、世代的に(笑)。
子犬: あのあたりのセリフ本人もしゃべりながら しっくりいってなかったみたい。
T : おかしかったんだけどねー。ばかばかしくて(笑)。 あまりのアホさ加減に小林さんもばかばかしくなっちゃってたような。
子犬: そんなかんじだったー(笑)。
T : あー、なんだかもっかい観たくなってきた。
子犬: 観ますか?
T : ・・・ありがちな。 ちょっと気をつかったけど、強引な終わり方でごめんなさい。以上。
◆第二部/完結編・終わり◆
いかがでしたでしょうか。鯨鑑賞会終了後対談・第二部/完結編。 今回も好き勝手なことばかり言ってごめんなさい、 本人さま、関係者のみなさま。 気を悪くされた方、聞き流してくださいね。 だいぶ遅くなってしまった上、 前回同様会話の脱線率も激しかったので 無理矢理リライトしました。 強引な終わり方は反省点ですね。 ってゆーかめんどくさくなってしまったの、打つのが。 わたしブラインドタッチできないんだもの。
今回、仕事の合間に会社のPCでリライトしていたのですが、 仕事ではワープロソフトみたいなものはあまり使わないので、 「SimpleText」だけ開いて、会話で文章を書いてるなんて 誰が見ても怪しいわけです、 デスクの後ろを誰かが通る度に カモフラージュ用のファイルをいくつも開き、 なにをやってるかわからないように交錯してました。 しまいには鏡を置いてました、やりすぎ。
今後もときどき雑談企画を開催しようと思ってます。 アクセスしてくださったみなさま、どうもありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。
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