昔、このenpituの日記で、既婚女性が既婚男性と付き合っている日記を読んでいた。 それが、何だかとても素敵で羨ましく思えたりした。
あの頃私は会ってヤるだけの既婚男性と関係を持っていて、それを淡々と続けていたのだけれど、本当は普通にご飯食べたり遊びに行ったりするようなことを望んでいた。 だから、人様の日記を読んで、羨ましく思えたりしたわけで。
それから10年以上がたった今、相変わらず私は独身でいて、メシ友兼旅友兼風呂友兼ヤリ友してくれている既婚男性と、なんだかんだ6年以上、付き合わせていただいている。本気で別れ話をしたことも二回あったくせに。ダメ男とダメ子同士なんだな、どうしようもない。
でも、昔したかったことは、今、彼がかなえてくれている。たまにはご飯を一緒に食べたり、二人で旅したり。エッチする以外のことも楽しませてもらえている。世間から後ろ指さされるようなことなんだろうけれど、あの頃うじうじ悩んでいたのを思うと、今の自分の開き直りが怖いなあと。たくましくなったものだ。
そもそも、彼は忙しい人であり、私を構う暇なんて、実はないに等しい。私はヒマ人だとはいえ、普通に仕事してるし、なかなか連休なんてものもとれない。普段は全く別の日常を生きている二人が、一緒に過ごす時間を作る事も、実は難しい。それが、二人の付き合いを長続きさせている秘訣なんだろうなあと思ったりして。
今のままの日常を過ごしていたら、間違いなく私は他の男性に恋愛感情なんか持ちそうにはなくて、いつまで続けられるかわからない彼との付き合いだけで、楽しいからいいやーと思い続けるのだろう。たぶん、彼にとっては、私が誰か本気で好きになれる男性と出会って幸せになれる方がいいに決まってるんだけど。別に私がいなくても、彼にはどうってことないことは分かっているから。
そんなこんなで、次にいつ会うという約束は二人の間にはいつもない。たまに遠征することが前もって決まっているときぐらいかな、たまたま彼の都合と私の都合が合って事前に決めておけるときだけ。それでも二人遊びが楽しいと思えるから、当日いきなり二人とも時間があるとか、それだけで、二人遊びできちゃうんだろうな。
同性の友達同士みたいなものだけど、さらに、エッチまで楽しんでしまえる、そんな関係も、ありではないかと。ええ、後ろ指さされることだってことは分かった上でのお付き合いですから。
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