あららのつぶやき
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2006年05月06日(土) 熊野古道で出会った

 その人は熊野古道の案内人をしている。
鬼ガ城の近くに住んでいるので
退職後、地域振興のお手伝いをしようってので、
熊野古道の案内人をかって出た。
専門は「観音道コース」

わが家のSさんとは古いお付き合い
就職した時の初研修(6ヶ月?)が同じ。
同室だったとか、

「熊野古道へいらっしゃい、案内するから・・」
3年前の「熊野の大花火」を見に行った時
そう話された。

「行こう、行こう・・」って言いながら
機会がなく、のびのびになっていたのネ、
その間に紀伊山地・古道が
「世界文化遺産に登録」って事にもなった。

マッキーんちから
「ゴールデンウィークに熊野古道を歩きに行こう」
って、誘われた。

Sさんは別の用事があり
あらら一人が家に居るってので誘われたってワケ。

「コースは任せるワ、取材に何度も行って詳しいみたいやから」
===「松本峠〜大吹峠」===に決定

松本峠の登り口に駐車場があるから、そこへ車を置いて
松本峠〜大泊市内〜大吹峠〜JR波田須駅
そこから午後4時20分の列車で大泊駅へ戻って
駐車場まで徒歩、の予定が立った。

松本峠の鬼ケ城城跡近くの見晴らし台では
太平洋が見渡せる良いすっきり天気。
七里ガ浜の鯉のぼりが風にそよいでいるのも見渡せた。

大吹峠には逆から入ったので
14/14から数字が戻っていく標識を数えながら
石畳に入って、竹林 09/14の場所で
5人のグループとすれ違い。

「こんにちは」「こんちには」って
挨拶はするのだけど、だんだん疲れが溜まっていた頃で
私達下ばっかり見てあるいていた。

すれ違い際、男性の顔を斜め左に見たとき
「えっ、もしかして・・Mさん?」
怪訝そうにMさん「はい、そうです・・・」
「あららです。Sんちの・・」
「あら〜、そんな事・・あっちはマッキーちやったナ、
(同行の奥さんに)お〜いあららさんらで・・」

「どんなコースの予定や??
お〜お〜それなら見晴らしのエエ開発したコースを
ぜひ見せたいで・・・JRは気にせんでも
車で送ったる・・・」

そこは古い時代の猪垣が長〜く続いている場所で
行った先は、三つ葉つつじ(牡丹色)が満開だった。
徐福が流れ着いたといわれる浜が一望でき、
波うち際の白さが絵になるワ。
案内箱に白いペンキで書かれていた。
「はるばるよう来てくれたねぇ、
welcome 又来てくなんしょ」

Mさんのリュックには「飲み物・ナタ・のこぎり」
枝が出ていたら切って整備できる様に持ち歩いている。

このコースもMさんが見つけ出したトカ、
地域の人たちと丸太を切って
人の歩幅に合わせて階段にしたとの話。

「もち(別名:ねんばり)ツツジ・キランソウ(別名:地獄の釜の蓋)」
「この裏白は3代続いているナ、それで正月の縁起物なんヨ」
「茶店後には必ず竹林・バランがあるよ」と

古道以外にも色々教えてもらった。
自分達だけではこんなに詳しく知ることも無かったネ
良い古道歩きでしたワ。

いや〜それにしても、
あのすれ違い際のあららのカンは冴えていたネ!!






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