あららのつぶやき
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その人は熊野古道の案内人をしている。 鬼ガ城の近くに住んでいるので 退職後、地域振興のお手伝いをしようってので、 熊野古道の案内人をかって出た。 専門は「観音道コース」
わが家のSさんとは古いお付き合い 就職した時の初研修(6ヶ月?)が同じ。 同室だったとか、
「熊野古道へいらっしゃい、案内するから・・」 3年前の「熊野の大花火」を見に行った時 そう話された。
「行こう、行こう・・」って言いながら 機会がなく、のびのびになっていたのネ、 その間に紀伊山地・古道が 「世界文化遺産に登録」って事にもなった。
マッキーんちから 「ゴールデンウィークに熊野古道を歩きに行こう」 って、誘われた。
Sさんは別の用事があり あらら一人が家に居るってので誘われたってワケ。
「コースは任せるワ、取材に何度も行って詳しいみたいやから」 ===「松本峠〜大吹峠」===に決定
松本峠の登り口に駐車場があるから、そこへ車を置いて 松本峠〜大泊市内〜大吹峠〜JR波田須駅 そこから午後4時20分の列車で大泊駅へ戻って 駐車場まで徒歩、の予定が立った。
松本峠の鬼ケ城城跡近くの見晴らし台では 太平洋が見渡せる良いすっきり天気。 七里ガ浜の鯉のぼりが風にそよいでいるのも見渡せた。
大吹峠には逆から入ったので 14/14から数字が戻っていく標識を数えながら 石畳に入って、竹林 09/14の場所で 5人のグループとすれ違い。
「こんにちは」「こんちには」って 挨拶はするのだけど、だんだん疲れが溜まっていた頃で 私達下ばっかり見てあるいていた。
すれ違い際、男性の顔を斜め左に見たとき 「えっ、もしかして・・Mさん?」 怪訝そうにMさん「はい、そうです・・・」 「あららです。Sんちの・・」 「あら〜、そんな事・・あっちはマッキーちやったナ、 (同行の奥さんに)お〜いあららさんらで・・」
「どんなコースの予定や?? お〜お〜それなら見晴らしのエエ開発したコースを ぜひ見せたいで・・・JRは気にせんでも 車で送ったる・・・」
そこは古い時代の猪垣が長〜く続いている場所で 行った先は、三つ葉つつじ(牡丹色)が満開だった。 徐福が流れ着いたといわれる浜が一望でき、 波うち際の白さが絵になるワ。 案内箱に白いペンキで書かれていた。 「はるばるよう来てくれたねぇ、 welcome 又来てくなんしょ」
Mさんのリュックには「飲み物・ナタ・のこぎり」 枝が出ていたら切って整備できる様に持ち歩いている。
このコースもMさんが見つけ出したトカ、 地域の人たちと丸太を切って 人の歩幅に合わせて階段にしたとの話。
「もち(別名:ねんばり)ツツジ・キランソウ(別名:地獄の釜の蓋)」 「この裏白は3代続いているナ、それで正月の縁起物なんヨ」 「茶店後には必ず竹林・バランがあるよ」と
古道以外にも色々教えてもらった。 自分達だけではこんなに詳しく知ることも無かったネ 良い古道歩きでしたワ。
いや〜それにしても、 あのすれ違い際のあららのカンは冴えていたネ!!
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