シモーヌ☆かく語りき
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早いもので今日から4月ですねぇ。最近はちょっとした変化がいくつかありました。一番の変化は、先日のコンサートですか。春うららコンサートと名づけたのですが、春うららとは全く違う雨だらけの一日になってしまいました(笑)。でも楽しかったですよ。55人くらい集まり、そのうち演奏者が20人くらい。みんな思い思いの曲を半分聴きながら、半分食べながら喋りながら、まぁ……気楽な会ですよ(笑)。最初始まる前にシモーヌが挨拶や諸注意を話すだけの予定が、なぜか最後まで司会のようなことをし、最後には時間が少し余ったので再び演奏をするハメになってしまい、全く予定にはないことだらけだったのですが(笑)、それはそれで楽しかったのでヨシです。練習不足だったのと、更にまた風邪をひいてしまった体調不良で、本気でどうなるか心配だったのですが、なんとか弾きました。せっかくの食事が風邪で半分くらい味がわからなかったのが非常に残念でなりません。 コンサートに呼んだ友人たちが『すっごい良かったー、楽しかったー』と言ってくれたので素直に嬉しかったです。打ち合わせ等、周りの方にも色々お世話になって、みんな日々の忙しい時間の合間に頑張ってきた甲斐があったというものです(涙)。そしてシモーヌのピアノを初めて聴いてもらったのですが、なんかもう恥ずかしいくらいに『感動した!!』と、こっちが無理矢理説得させられる勢いで力説するので、素直にその言葉は受けておこうということでその場は終わったのです……が。コンサート終わったその夜にも、メールで『あの時の感動が〜!』って、こっちが恥ずかしくなるような感想を送ってきてくれて。きっと多分素直に楽しんで喜んでもらえたんだなぁ、と。……そこでふと、すごく懐かしい気持ちになったのです。 学生の頃は誰のためでもない、自分のために練習練習の日々でしたし、次から次へと課題が増えていって、やるしかない状況だったのです。だから頑張ってこれたし、シモーヌの中では掛け替えのない経験であり思い出であり、ピアノから離れて生活している今は、たとえ指が当時のように思うように動かなくても、シモーヌのピアノは恐らく一生なくならない自信があったのです(ホントに・笑)。そして、それでも良かったのです。ピアノを弾くことが生活からなくなっても、気持ちだけピアノに沿っていれば、それで良いと思ってたのです。でも、今回のコンサートで久しぶりにシモーヌが人前で演奏することになり、友人も周りの人も心から喜んでもらえたことに対する嬉しい気持ちは、『自分のために練習してた』昔にもあったなぁ……と気づいたのです。今思うに、当時は自分のことばかりで、そんな『聴いてくれた人が喜んでくれて嬉しく思う』気持ちなんて気づかなかったのでしょうね。本当にね、みんなが喜んでくれて心から嬉しかったのです。 といっても、今までも人前で演奏することはあったのですよ。ただ秘密裏に、こっそりと、ひっそりと(笑)。でも今回は大きく宣伝して、沢山人を集めてもらえたので大きくなってしまいましたが、でも今まで忘れてた大切な気持ちに気づけて本当に良かったです。『ピアノに沿っていれば、それで良い』と思ってた自分の気持ちが間違っていることに気づき、みんなが喜んでもらえることが自分の喜びであることの充実感を再び感じることができて、心からみんなに感謝です。今度は8月24日の、高校上がるまで習ってた先生の発表会があるのですが、間に合えばそこに出させてもらおうかと思ってます。もちろん、本気モードですよ(笑)。でも予定は未定ですからね。どうなることやら、ですけど……と逃げ道も一応言っておく(蹴)。でもそんな本気になる自分にもチョット楽しみだったりするんですよ。 その高校上がるまで習ってた先生もコンサート終わってから電話くれて、『先生はね〜、シモちゃんのあのピアノが聴きたいの!!あんなに頑張ってた、あの音色がもう一度聴きたいの!!』とすごい興奮気味に力説説得をされ……シモーヌはというと、コンサート終わって直帰後、風邪でダウン。目を瞑って寝ながら『はぃ…えぇ、はぃ…・・』と、先生のテンションと真逆で寝こんでたんですけどね(苦笑)。でも、その先生の気持ちもすごく伝わりましたよ。いつもピアノにそっぽ向いてるシモーヌに叱咤激励ありがとうございます。今回は流石にピアノに振り向けそうな予感がします。でも予感は未定ですからね。どうなることやら、ですけど……と逃げ道も一応言っておく(ぉぃ)。
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