chipperの日記

2025年01月28日(火) またまた村上春樹


村上春樹「女のいない男たち」を読了しました。
六つの話で構成されている短編小説集です。

「ドライブ・マイ・カー」
「イエスタデイ」
「独立器官」
「シェエラザード」
「木野」
「女のいない男たち」

断トツで「木野」が好きです。
長編小説の中の一部分のようなもっと物語が続いていきそうな、
もっと読みたい気持ちにさせられました。
村上春樹的には相当書き上げるのに苦労したみたいですけど。

「独立器官」「シェエラザード」辺りも面白かったです。
あまり村上春樹の小説の中に出てこないシチュエーションかなと思って、
先の展開がどうなるのか(大抵どうにもならない)気になりました。
私もやつめうなぎの意識を持ってみたいなと思いました。

全編通してに男女の恋愛関係が主題になっていますが、
女たちに去られた後の男の立場からの物語となっています。
なので、大分女々しいというか、なんだかなーという気持ちに
読んでいるとなるので、そういうのが好きな人にはオススメ出来るかと。

私は村上春樹なら何でも読む派なので、別物です。
なんか割と最近出た印象があったけど、もう十年も前の作品でした。
うかうかしてたら、置いて行かれちゃうなぁ。
もっとドンドン読んでいこう。


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