三十一弦-花香-

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フラッシュバック時の二人 2006年08月23日(水)


世俗人(と)の、そのあらゆる仕草もあの恐怖の映像を呼ぶ



幼(おさな)より自分で無き時持ちありて 想い出語るば思い萎(しお)るだけ
  ※萎る=気が沈んで、元気がなくなること。。。






脳からの命令のフラッシュバック時の君 
            思ひ強いて何も出来ぬを身に染む





屈辱の思惑止まぬハ脳暴走。勝手走らぬよに根気で覚ゆさせど

                         06/11/05詠
                           花香
            

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実家族と・・・ 2006年07月29日(土)


三つ頃。二段ベッドの上段を争い妹(いも)突き落とす悪しき姉


病身(わくらみ)を床柱背に倚(よ)り懸かし 手招き微笑(え)む父が大好き


「お迎え」に父来る日を殊更(ことさら)に信じ信じて 笑むばかりだた





教師の養女(こ)。ただそれだけの教師の子 ナゼに養親(おや)ハ他を蔑(さげす)み


吾が苗字、何が真か悩みした。思い出せずに涙(るい)す稚(おさ)な我






“ハンモック”記憶の底で懐かした。弟(おと)を揺らした日の我と聞た


                           詠み時知らず

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虐待被害の輪廻 2006年07月15日(土)


虐待ハ次の快楽を確実と甘き果実の如く誣い優(しいゆう)で惑わせ
             ※誣い優=つくりごとの優しさ


ひと時の思ひ紛らすためだけの 虐待者らの所業ハ続く


ただ巡る縁のみといふ生贄(いけにえ)だ!思ひ断つにハ惨たらし縁(えにし)



虐待の被害者我等ハ世の端で後ろ指刺さる、常に仕打ちあり



密室の犯罪ゆえに見過ごされ、狂人(たわと)と間違(まご)われし虐待被害者。

                          05/11/05詠

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足掻き 2006年07月02日(日)


足掻けども虐待恐怖逃げ切れず 苦しみ抜きも光求め止まぬ

                     05/10/27詠 

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親絶望 2006年07月01日(土)


虐待ハ家長制度の成れの果て。悪戯我儘(がまま)狂行の養父(ちち)


食えぬより実親(おや)に逢えぬほが辛悲なり。胸底深く憎き養親(おや)ども


父母四人。「ありがたきや」と思おせど、願はず胸裂け思ひ揺蕩(たゆた)ふ

                        05/10/16詠 

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身尽く 2005年10月31日(月)


ついに身が悲鳴を上げて力尽く 鬼の所業ハまた襲い来た

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たった一時の 2005年10月22日(土)


ある時期の一時落ち着き喜べば さら辛き身の長き苦また訪れ


一年に或る一日の楽があた その年だけが幸なる年よ

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雪消溶 2005年10月21日(金)


身紅く 染み痣増して痛み凄し 虐待で荒みた雪に溶け消えたい

『みあかく そみあざまして いたみすごし ぎゃくたいですさみた ゆきにとけきえたい』

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勤め毒 2005年10月20日(木)


消えゆくハ 勤むと言ふ 普通 夢など毒なり 虐待時の末

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虐待の辿り 2005年10月19日(水)


親と育つ 幼き日々を奪われて 取り戻せぬ上、叩きのめされ

どう言おう 虐待の凄まじ 伝えたく 社会に立てぬ成れの果てをも

或る昔 受けた虐待ハ保障もなく 世の片隅に隠れ生きたる

働きたい。誰をも恐れず穏やかに 他人の言葉に恐怖が邪魔し

医師も知らぬ 打たれ傷付た全身も普通に動かぬ 全てになりた


今死近く それでも心を打ちのめす奴の所業ハ愛見当たらず

「何故、僕の思い通りにしないのか?」 未だ奴は人形と我を見ゆ

狂人により恐怖のまま化した養母ハ 共、虐待の邪鬼となりた

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