| ┃三十一弦┃ | -花香- |
| 病院坂の大桜 | 2003年04月16日(水) |
桜下 女子高生の はしゃぎ声 色は春色 心軽やか
病院坂 下れば見ゆる 大桜 病も緩む 穏やか色に
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| 白木蓮 | 2003年04月14日(月) |
春風に 白無垢姿の 白木蓮 花嫁御寮 遠きに想う
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| 仄灯り | 2003年04月10日(木) |
不幸の 数を数えたら 幸せが 仄かに灯り 輝いていた
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| バグダッド陥落 | 2003年04月09日(水) |
フセインの 銅像倒るる 映像に 歓喜する市民 事実か？造作か？
バグダッド 制圧に満足か ブッシュよ！ 消えた命は 何処に忘るるか
街は消え 命が消えて 歓喜かと 歴史が壊れ 戻らぬ軌跡
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| 懐かしき庭 | 2003年04月08日(火) |
連翹と 桜の庭の 鮮やかし 何故か懐かし 晴れ着想いふ
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| 連翹の庭 | 2003年03月28日(金) |
ほの暖か 春まだ浅く 眠り酔い 連翹の庭 緩やかな陽(ひ)
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| イラクの空 | 2003年03月26日(水) |
夢儚(ゆめはかな) ひとつの命が また消えし イラクの空に 浮遊し想い
我が端を ゆるゆると揺れ 通り過ぐ イラクに消えし 老若の命
彼こそが Ａ級戦犯 ブッシュよ 命に数が あると思うか？
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| 一葉の薄ら紙 | 2003年03月25日(火) |
夢見する 知脈に溢る 養父母を 現実(じつ)は思しき(おぼしき) 話にならぬ
知尽き果て 深知恵得たく 試みし 返る言葉は 一葉の薄ら紙
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| 死の雨雫 | 2003年03月20日(木) |
遠き国 死が始まった 鼓動早 破壊兵器は 死の雨雫(あましずく)
願うしか 命の数の 減る事を 死に正当など どこにあろうか？
どの国の 誰が死迎え ども辛し 生きる意志とは 尊ばれずか
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| 命を祈る | 2003年03月18日(火) |
再びの 被虐始まる 世界にて 止める術なく 痛む思抱える
他人事(ひとごと)と テレビ眺めて 溜め息す されど我が頭上 いつ危ういか？
何処ぞかで 戦乱近づく そんな日は 肩を窄めて(すぼめて) 命を祈る
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