三十一弦-花香-

≪過去     未来≫


 

 

青時過ぎ 2002年04月25日(木)


熟越して 叶わぬ夢の 数々を 捨て去り涙 諦めし時

青時過ぎ 捨て去り夢に 想い馳せ 紅実の時と 新たなる夢

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春潮 2002年04月24日(水)


さざ波は 春潮の香り 爽やかに うす雲流れ 君と眺めし

春風と 連れ添う潮の 海と空 分かつ佐渡島 うつら浮かびし

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思考せり 2002年04月22日(月)


思いつめ 生くる意味知る 努力せし 思考の先は 地獄となりて

生くるとは 一時たりとも 思考せり 思考止むは 死のみと知りて

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木蓮 2002年04月07日(日)


香り立つ 木蓮の下(もと)で 幼き日 溢るる我の 笑みを思い立つ

紫立つ 木蓮の香りの 大人げに 母を想うて 幼日還る

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苦の後(のち)の静 2002年04月05日(金)


苦しみの 後(のち)の静穏に 笑みが零れし 汝(な)の横顔に そっと頬の口づけ

数日の 苦しみ逃れ 静寂の 夜半の時計が やけに耳入り 

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桜に打たれ 2002年04月04日(木)


風受けて 桜の下に 寝転べば 春陽にうたれ 薄ら眼眩し


春晴れを 花見で満喫 福徳を 味わえしほど 病、休息

病薄れ 今宵桜 眺むれば 美しく生きる 一輪に打たれ

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連翹 2002年04月03日(水)


鮮やかに 沸き立つ黄の 連翹の 里家迎うる 家人を懐かしむ

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諦めを捨て 2002年04月02日(火)


訳言えぬ 「辛い」押し寄せ 苦しみて 死ぬその日まで 運命(さだめ)と諦め

「もう少し」「もう少し」だけと 慰むる 君の言葉に 諦めを捨て


一日(ひとにち)と 柔らかく落ちる 「辛い」感 君に委ねて 感謝いっぱい

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梅一輪 2002年03月27日(水)


花びらの 丸みに和む 梅一輪 君の姿に 祖母を想ふ

一滴(ひとしずく) 梅に滴る 春涙(はるなみだ) 冷たい雨に 暖、もう少しと

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再び、夢を 2002年03月26日(火)


春風に 再び夢を 育まん(はぐくまん) だって心の鉛 外れしようで

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三十一弦(軽快編)

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