2006年08月22日(火) |
2006年、新潟の夏の空 |
奥に見えるのは弥彦と角田。
高校卒業まで過ごした蒲原平野の空は、私の原風景のひとつです。
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先日、家族の1人を亡くし、お別れをしてきました。
連載が終わるまで、待っていてくれたのかもと思います。
数年ぶりに故郷の夏を肌で感じながら、新潟弁に戻って人と話をしてきました。
うちはお茶屋で、家の中は廊下にも茶箱が並んでいます。
後飾りに香を焚くにも、茶に香りが移っては売り物にならないからと、
焼香の香炉には、抹香の代わりにほうじ茶を粉にしたものを入れました。
お茶屋の主人だったじいちゃんも、そのほうが喜ぶことでしょう。
そんなわけで、うちはいつもと変わらず、茶の香りが漂っています。
台湾版2巻も発売されたようです。ありがとうございます。
変な奴=奇怪的人
今回も、日本語だとストレートすぎる表現があちこちに見られて興味深いです
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5月病になりたいくらいのスケジュールが約半分終わった…
あと半分残ってるのに5月は残り1/3しかない!!
無事に終わらせて大神やりたい〜マザー3やりたい〜
いやその前に、また江ノ島水族館でも行ってクラゲ眺めてなごみたい!(4月に行ったばかりだけど)
超しんどい時に久しぶりの友達からのメールが来たり、電話が来たりして助けられました。私はわりと何でも「自分で何とかする」主義の人間だったのですが、ここ半年くらいは何かと人に助けられているなーと実感しています。感謝。
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えーと、最近よく
『あと○回で最終回ですね』という内容を含むメールを頂いております。
その辺気にかけて下さっているのはとても嬉しいのですけど、ん、んんー?
連載回数については、現段階でどこにも公表していない上、その情報は間違っていますのでご了承下さい。最終巻はおそらく少し分厚くなりますよー、とだけお答えしておきます。
これ以外にも、以前から『○○だそうですが…』系の、「どこでそんな情報が?」というような内容のメールはちらほらと頂くことはあるのですが…
どこから出たのかわからない誤った情報が、相手の中ですでに確定事実になっているのは、少し怖いなーと思います。
キリがないのと(おもに時間の都合で)いちいち返信はしていないのですが
ひとことだけ。
ネット上の情報というものは、「憶測」がいつのまにか「断定」に変わっていたり、誰かの意図や感情によって誇張されたり、ねじ曲げられたり、捏造されたりして伝達していくものです。
その辺を理解した上で、その情報を信じる信じないは受け取る側の自由だと思いますが、ただ鵜呑みにして振り回されないようにして下さいねー
偽情報に振り回されて、そのせいで傷付いたり傷付けたりってのは、本当無意味なことだと思います。
毎月、修羅場が終わったあとは、立体資料(プラモやらMIAやら)の山を片付けるのに一苦労です。作画期間中、私とアシさんたちに散々可愛がられているので、片足取れていたり武装がどっか行ってたり…無惨な姿になっているものも多く、今月もよく頑張ってくれたね…と、ついつい労りの情がわいてしまいます。
ところで、今月号のEDGEで初出撃の∞ジャスティスなんですが、
私の独断と偏見によるMS外見ランクでは、かなり上位に来るんですよね…
好きなMS上げろと言われたらこんな感じ↓
CEでは
∞ジャスティス、デスティニー、ソードインパルス
デュエル(アサルトシュラウド)、エールストライク
UCでは
Mk-II(エウーゴカラー)、Zガンダム、νガンダム…他
まあ、いちファンの単純な好みの話ですので聞き流して下さい。
基本的にはシンプルなガンダムの形で、あとは紺とかブルー、オレンジの組み合わせが好きなんだと思う(例外もあるけど)。『この色と形なら、自分好みなイラストが描けそう』という絵描き心での判断もあります(笑)
∞ジャスティスは、わりと例外的な一目惚れに近いです。
何度も資料を眺めているうちに、ますます好きになってしまった…
まず配色バランスがめちゃ好み。臑のとこが白いのが良いね。あと全身刃物ってのがね、「正義」のくせに何か余裕ない感じで良いね。一度しっかり描いてあげたいけど、最近はイラスト1枚にまともに時間かけてられないので心苦しいところ。最終巻のカバーはできるだけ頑張ろう…
Zは大好きなのにまともに描いた事ないんですが、いつか絶対描きたいなーと思ってます。(もうちょっと上手くなってから…とか先延ばしにしていた感もある)
もちろんカミーユと一緒に!
2006年04月30日(日) |
女子大生会計士の事件簿 |
文庫版4巻、発売されてます。
角川書店さんの特設ページ →こちら
文庫では拝む事の出来ない、萌さんの相棒「カッキー」の、ちょっとボケた素顔が見れます・笑(ザ・スニーカーの出張版で描かせて頂いた時のもの)
そして現在は中経出版さんの問題集イラストの作業が佳境〜
こちらも上記の「女子大生〜」と同じく、ガンダムとは程遠いジャンルの、やや一般向け寄りのイラスト仕事なのですが、こういうのは新鮮で楽しいですね。
2006年04月04日(火) |
台湾版 THE EDGE |
実はありがたい事に、台湾版の単行本なども発行して頂いてます。
先月の仕事期間中に1巻の見本誌を頂いたんですが、色々と興味深かったので
少しご紹介。
ガンダム=「鋼彈」
漢字表記だと不思議な感じ。
もちろんキャラクター名も漢字表記です。
シンとキラの漢字表記が美しい! 煌めきのキラなのね。
本文は、日本人が読むと所々意味が通じてしまって、面白い。
うちのアシスタントさんにウケてた部分抜粋↓
アスラン第一声
「父… 父親…!!」
イザークの名台詞
「命令するな! 老百姓がッ!!」
あと、擬音なんかも漢字になってます。
ワクワク=興奮期待
なんか可愛い。
台湾の読者さん、ありがとうございます。
メールでちらほらとご質問を頂くこともあるので、そろそろFAQコンテンツを作成して、答えられる範囲でお答えしていこうと考えています。
すぐに、というわけにはいかない状況で申し訳ないのですが…気長にお待ち頂ければと思います、すみません。
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桜の季節ですね。花見行きたい。
エース本誌の巻末の作家コメントで、「卒業式と入学式」というテーマで
「制服と学ランを思い出す」なんて、ストレートすぎる返答しかしてない私ですが……思い入れありすぎて、語れなかったってのが正直なところです。
学生時代は私にとって「夢のザナルカンド」みたいなものかもしれない。
(一部の人にしか通じないけど、ひとことで表現するにはこれが一番近い)
そうそう、うちの同居人の親戚の男の子が、今期大学受験生だったのですよ。
偶然にも私らの通っていた大学、しかも私と同学部の同学科を受験するというので、お正月に先方のお家に呼ばれた時、合格祈願と称してセイバーとアスランの絵を描いて渡したのですが
(漫画家をやっていると言うと、そういう席では大抵「絵を描いてくれ」という話が出るものです)、
彼は見事に合格したとのことで、私も喜んでます。
おめでとう!
絵と言ってもスケッチブックにささっと描いたようなモンで、
もしかしたら一緒に渡した運命占いマスコット(箱買いしたので配ってる)のほうが効いたのかもしれないけど(笑)、何だかとても嬉しいね。
あの絵を描いて良かったなーと、素直に無条件に思えることが、嬉しい。
見本誌届いたんですが、うーん今回も少々台詞のミスがある模様…
キラのズレ台詞「『君』…ちゃんと生きてるって!」の
「君」が抜けていたり。
申し訳ないです。
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今月はこんな感じです(私も)