天国の扉
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2010年11月17日(水)




本来去年の今ごろやるはずだった大腸の内視鏡検査に病院へ。
午前中、ずっと下剤を飲んでいて、「寒い、寒い」の連発。3リットルの下剤を飲むだけでも、見ていて辛そう。
今日からお歳暮の受け付けが始まっているので、私も便乗して出掛ける事にした。付き添いはいらないからとのことだったので、伊勢丹の近くで降ろしてもらう。
伊勢丹、すごく混んでた。
検査終わるまで3時間以上あるし、あんまり焦っても……と受付のカードを取らないで廻っていたら、180人待ちで結局2時間以上お歳暮受付の待合室でぼーっとしていた。主人も検査を終わらせて伊勢丹まで戻ってきた。
内視鏡の結果、ちょっと大きめのポリープが1個見つかったそうだ。
通常つまんで採るところ、リング状のワイヤーでくるんで焼き切る方法での施術になったとのこと。
良性でしょう、と言われたらしいが、やはり少し気になる。

お歳暮は結局3時過ぎまでかかった。
どこかで遅い昼食をと思っていたのだけど、「軽いものでいい」と地下のパン屋さんでサンドイッチを買う。ちょうど使いたかった商品券もあったので、よかった。
車の中で2人で食べる。安上がりにできてる2人。

2010年10月13日(水)




術後約9ヶ月。
生活はすっかり普通どおり。抗がん剤は8月分で終了した。最初から半年の予定だったらしい。
抗がん剤を飲んでいる間は、次第に体調が悪くなって、会社を休みがちになっていた。とにかく身体がだるそうで辛そうで、見ているこちらも切なかった。
これが副作用らしい。食欲も落ちていた。前回の抗がん剤が全然副作用とか出なかったから、それに比べると効いているのかかえって悪くしているのか。「効果が出てるってことにしておこうよ」と前向きに考える主人。うん、そうだね。
4週飲んで、2週お休みのペースを繰り返し。ようやく終わった。
飲まなくなってからはずっと体調はいいみたい。

この間、ほんとに会社をお休みしていたため、給料は下がった。おまけに私の仕事も減っていて、まったくと言っていいほど仕事がない。この10月からは職制も係長クラスから主任クラスにランクダウンしたらしい。係長と主任の違いは、手当が3000円減ったのと部下がいなくなるだけ、とのことだったけど、それでもやっぱり家計には響いてくる。
若い頃から休みなく働いて、身体無理かかるくらい働いても、会社なんてこんなもんだ。

もうじき彼の命日になる。
10年。
あっという間に10年なのか、やっと10年なのか。
まだまだ自分の中では消化仕切れてなくて、もどかしい。

mixiの方で、去年、新しくマイミクになった人が鬱になってしまって、手首を切ったり、入院したり。
怒りたい気持ちを抑えつけて、必死に気持ちを紛らわせようと思うのだけど、果たしてそこまでしていい関係かどうか思い悩む時もある。それでも、私は二度と手を離さない。彼の時みたいに、「ああ、もうよくなったんだから、私いなくてもいいや」なんて安心しない。あんな思いは二度とゴメンだ。しつこいと思われようと、何様と思われようと、手を離すことだけはしない。


      

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