By さくじゅん@ジャミン・ザ・キッチン
とりとめのない話をたらたら、します。
前回さらっと書きましたが、 私、気付けば、大学生でいられるの、あと2週間もありません。 もうすぐ大阪から滋賀県彦根市の実家に引っ越して、滋賀県の会社に入社します。 とうとう迫ってきました。
大学生活4+1年 本当にあっと言う間でした。 今となっては一番勉強をやった気がする1回生。 サークル活動に捧げた2回生。 アルバイター3回生。 苦悩の4回生。 そして、ここに記録してるまんまの、ライブ行きまくり遊びまくったモラトリアム再4回生。 楽しかったです!!言うまでもなく再4回生が一番(笑)
決して、他の人に留年することをすすめるわけではないですけど、 私は、このモラトリアムがあって本当によかった。 悩みは、卒論どうしよう〜〜ってことしかなくて、 それも今となってはいい思い出だし(多分…) 伊藤さんの曲に出会えたのも、この1年があったおかげだし、 周りのことも、自分のことも、じっくり見つめることができたし、 本当に楽しくて、有意義でした。
そして最近は、モラトリアム最後の追い込みに忙しいです!(笑) 遊んでもらったり、外食しまくったりしています。 本当にありがたい。 大阪で最後に行っときたいところ一緒に行くよ?って聞かれても、実はそんなに行きたいところ思いつかないんですけど、 (会ってくれる人がいるだけで、本当に充分楽しいんですけど←カッコつけてないこともないけど本当に)
とりあえず明日、超久しぶりに朝早くに起きて、 テレビで見てずーーーっと気になっていた大吉の天ぷらを食べに行こうかな。 これはさすがに、誰かを誘うのは申し訳ないから、 祖母を誘ってみたけどフラれたので独りで行きます。 あ、最後の最後にもう一回、あびこのイタリア料理店トラットリア・イ・ポルチーニのリゾットを食べ納めに行きたいな。 私この店大好きで、特に最近これでもかと言うくらい行きまくってるんですけど…。 って、食いもんの話ばっかりですね!(笑)
大学の卒論のテーマ、私は、 ジョン・ケージっていうアメリカの現代音楽家の音楽を、禅などの東洋思想と絡めて考察するということをやりました。
これはもともと、自分で「これをやりたい!」って思っていたテーマではなくて、 先生から「こんなんやってみたらどうですか?」と提案して頂いて、「特に他にやりたい研究テーマも無いし、じゃあこれにするか…」から入っていったテーマだったから、 現代音楽なんてそれまで聴いたこともなかったので最初は全くと言っていいほど興味がわかず(苦笑)って言うか、クラシック音楽さえそんなに聴いたことなかったし、 最終締め切り寸前まで、「こんなん無理やー私なんかに書けるわけないんやー」ってめちゃくちゃ悩んでました。 締め切り日になんとか提出した後も、いい論文が書けなかったという思いがあって、口頭試問の日まで悩んでました。 なんでよりによって、先生はジョン・ケージの音楽を私に提案して下さったのか、私にどーせーっちゅーねん!って、恨めしく思った時も正直ありました。(^^;) もっとさかのぼって、なんで私2回生の時に文学部のこのコース選んだんだろう…私には合わないのかも知れない、と、思ってしまった時もありました。
でも、今となっては、 私はこれを卒論の課題にして、本当によかったと思っています。 卒論自体は、深い考察はできなかったし、そんなにいい論文は書けなかったけれど、 ジョン・ケージの著書とか、禅の教義本とかを、必要に迫られて読んでいるうちに、 こういう思想こそが、今の私に必要なのかなーと実感した。 例えば禅の思想だったら、 「自分が自分が…」って頑なに自分を守ろうとせずに、 全てを受け容れて、全てとともに流れていくこと。 自分を壁にして相手に立ち向かうんじゃなくて、自分を透明にして周りに溶けこんでいくんですね。 それができたら、怖いものも不安も無くなる、と。 (あまり上手く言えてないけど、かみ砕いて解釈すればこういうことなんだと思う。) 23才、人生の分岐点にいた私に、ジョン・ケージの音楽を紹介して下さった先生へ、 今では心から感謝しています。
この5年間、 新しく要求されることが急激に増えた気がして、戸惑ったこともたくさんあったけれど、 (思えばこのパソコン操作もそうでした。 最初は用語の意味がちんぷんかんぷんで苦痛でした。でも、もうすぐそれを職業にしようとしてるなんて!) 多くの人に出会えて、多くのことに熱中できて、 私は圧倒的に幸せでした。
ありがとうキャンパスライフ!! ありがとう大阪!!
★堺市って面白い
私が今住んでいるところは大阪市なのですが、 お隣の堺市をいろいろ案内して頂きました。
くるみ餅のかん袋とか、せいろ蕎麦のちくまとか連れてってもらいました。 (結局、食いもん…)
千利休の井戸跡(今ではフェンスに囲まれた小さな空き地です)
与謝野晶子の生家跡(今では大きな道路が通ってます)
フェニックスという木が植えられていて南国風な港(思いっきり寒かったですがかもめがいっぱい飛んでました)
チンチン電車にも乗ったよ!
『まんげつ』
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