By さくじゅん@ジャミン・ザ・キッチン
秋は夕暮れ。
夕日のさして山の端いと近うなりたるに、からすの寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて、雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言うべきにあらず。
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「すてきだな」と思い、
清少納言さんの文章をまるっと拝借させて頂きました。
高校時代この文章を習った時に、
先生が「夕日のさして山の端いと近うなりたるに」の解釈の仕方を、
「夕日が沈んできて山の端が(夕日と)たいへん近くなってきた時に」
と言ってたのですが、
私は、
「夕日が沈んできて山の端が(くっきりと見えてきて自分と)たいへん近く(感じられるように)なってきた時に」
じゃないかなあと今思いました。括弧多いけど。
★ちなみに春は。
あけぼのではなくて。
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