Just for today !
re-invention



 祭りの後

一昨日,かなりお世話になった場所を巡る。
まずは,地元の雅正庵でお菓子を購入。
京都に行かなくても,おいしい抹茶はあるもの。

車を走らせて石雲院へ。
静岡空港のすぐ隣でありながら,そう感じさせない作り。
生徒に教わった赤門の云われを思い出しながら,
少しだけ階段を上ると扇垂木の山門。
龍の彫刻が出迎えてくれる。



本堂横の受付で,お寺の方に少しだけお礼を。
更に気になっていた仏師の故金丸悦朗氏のことをお聞きする。
秋には遺作展を行うとのこと。
自分の企画を楽しみにしてくださり,何度かお葉書を下さった方。
その思いにこたえることはできなかったが,
ここまで生徒が来て,歓迎してくださったのも何かの縁か。
説明してくださった五百羅漢や迦楼羅について,
熱く語って下さったことを思い出した。

藤枝で昼食後,鬼瓦の渡邊商店へ。
このスケールの鬼瓦を一度見てみたいもの。
残念ながら,そんな作業をしている感じでもなく,
粘土の産地の話を少しだけ聞いて,お礼をして終わる。

静岡に戻りギャラリーえざきで,アートexhibition2012を。
杉山先生,杉村先生には残念ながらお会いできなかったが,
それぞれの主張を何となく感じる。

スイーツファクトリーななやで,
抹茶ジェラードをいただく。
抹茶の量によって1〜7まであるのは面白い。
7をいただくと,さすがにガツンと抹茶が主張している。

さあ,次に向けて動き出さなければ。

2010年01月28日(木) 展開図にこだわる
2009年01月28日(水) 与えられすぎている
2007年01月28日(日) 新人戦中部大会
2006年01月28日(土) 大会前日
2005年01月28日(金) 受け止めて欲しい気持ち
2004年01月28日(水) イメージを持たせること


2012年01月28日(土)



 伝わる風光

昨日の校外学習の余韻が冷めやらぬ一日。

この企画をもしかしたら一番理解してくださっているS先生から,
画家の杉山侃子さんとのやりとりの記録をいただく。
杉山先生とは,20年も前に同じ学校で勤務しただけの関わりで,
何度か作品を拝見する機会をもっているのだが,
ここまで突っ込んご自身の作品への思いを聞いたことはなかった。
作品から受ける印象でいろいろなな見方・受け取り方は,
語らなくてもよいものなのだろうが,
渾身の思いを込めて作品を作っておられるのだから,
それを知ることで,一気に世界が広がっていく。
この日のために,
わかりやすい資料を作って下ったことにも感謝。
杉山先生の世界観が
若いS先生の心をも揺さぶっていることがわかり,
その波動がこちらにも伝わってくる。
自分ができるささやかなことが,
確かに伝播していることも,本当にうれしい。
人と人をつなぐ何かが人を動かし,
その後の人生を大きく変えていく。
そんな瞬間に,立ち会えているような思い。

そのほかにも,新聞で取り上げていただり,
さらにはネット上に随分な記録をUPしてくださった方など,
感謝をしてもしきれない熱い思いの束を感じる。
可能性無限大の若者に対する期待は,いつの時代も変わらないもの。
うまくいかないこともあるのだが,
そんな彼らと日々接していることに,甘んじていてはいけない。

残された時間は限られている。
自分にできることを進めなくては。

2010年01月27日(水) 最短の長さ?
2009年01月27日(火) 教え込み習熟させる授業
2007年01月27日(土) 自分の仕事は
2006年01月27日(金) 数値目標
2005年01月27日(木) 私立高校1次選抜
2004年01月27日(火) 学ぶことに,何を感じるか


2012年01月27日(金)



 素敵な輪の中にいる

今日は総合的な学習の校外活動日。
「伝統を継承しつつ 時代に対応するには」をテーマに,
静岡県中部エリアの
建築,造園,和菓子,仏像仏具,お茶に関わる方々に,
班ごと出かけ,インタビューする。
別々の場所に行っても,テーマ追究が拡散しないように,
共通の質問を設けて集約していくこの手法も今回で2回目。
今回の質問は6つ。
・どんな思いで,日々仕事をしているのか。
・伝統的なもののよさをどこに感じているのか。
・どうしてこの仕事に就いたのか。そのきっかけとなったできごと。
・中学時代に学んだ(身に付けた)ことで,
 今も自分の中に生きていると思うこと。
・伝統を継承しつつ今の時代に対応するために,どうしているのか。
 (どんなことが大事か・どんな努力や工夫をしているのか。)
・京都や奈良で,ぜひ見て(話を聞いて)くるといいところ。

決して普通にいるばかりではない生徒たち。
朝早くの出がけから,いくつかのことがあるが,
そこは何と言っても担任の誠実さでクリヤー。
頭が下がる思い。

道中のトラブルも,何とか切り抜けて・・・
失礼の段もあっただろうに,
親切で熱心な対応をしてくださったことが,
帰ってきた生徒の表情からも伺え,心から感謝。
こんな時,責任者の自分はどこにも行けないのだが,
帰ってきた生徒一人一人の瞳の輝きを見るだけで,うれしいもの。

一期一会の関わりながら,
別々に依頼した方々が実はネットワークを持っていて,
実はどこかでつながっているというのも不思議な縁。
その一端に,自分の縁もつながっているよう。

可能性無限大の若者たちと,伝統を継承者の達人たちとの橋渡しは,
一教員にすぎない自分たちにとっては,なかなか負担で,
正直なところ,苦しいことだが,
「でもやってみると,おそらくは生徒たち以上に緊張し,
その結果,自分の中の何かが広がっている。」
そんな感想を言ってくださる,学年職員にも心から感謝。

風邪等で参加できなかった生徒もいるが,
そんな生徒たちをも巻き込んで,まとめや発表会を行い,
テーマについて考えを深め,
自分の生き方を見つめさせていきたい。

「一隅を照らす これ則ち国宝なり」
最澄の言葉が浮かんできた。
とても素敵な人たちの輪の中にいる自分は,幸せ者だと思う。


2010年01月26日(火) 混乱の中で
2009年01月26日(月) テストとのジレンマ
2007年01月26日(金) 数値目標の扱いに
2006年01月26日(木) 地域探訪
2005年01月26日(水) 願いを形に
2004年01月26日(月) 図形の中には関数がいっぱい


2012年01月26日(木)
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