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■ 大学での授業
今日の授業展開が気になり,早朝に目が覚める。 昨夜完成させたはずのプレゼンにもう一度手を入れながら, 短時間で自分の今の授業らしきものをどう体験していただくのかを考える。 まとめていくと,今の自分は5つの構成要素を使っていることが見えてきた。
①音声計算カード(愛教大 志水廣先生) 基本的な処理能力や知識を徹底してトレーニングし,身につけさせる。 ②学びの共同体的授業形態(東京大 佐藤学先生)やスタンドアップ方式 「生徒全員のわかった」を目指し,人間関係をより良いものにしていく。 ③授業振り返りカード 生徒の問い等を日常的に評価し紹介することで,生徒の問いを持つ力や数学的にものを見る目を培う。 ④ICT機器の積極的活用 簡単にできることは簡単に見せて,授業効率を上げる。 現実の問題に数学を積極的に活用する。 生徒にも機器を活用させ,生徒が積極的に問いを持ち・追究する土壌を育てる。 ⑤生徒の問いを軸とした「生徒が数学する」数学(常葉大 岡本光司先生) 生徒の創造的な力(問いを持つ・問いを追究する・法則を見出す・活用する)を伸ばす。
5つ全部を紹介するのは時間的に無謀だと思いながらも, 紹介したい授業風景写真や授業風景ビデオクリップを確認し, 参加体験型の授業にすることを考える。
昨夜購入したパンで一緒に朝食をとり,娘を送り出す。 娘も昨夜は深夜までプレゼンを作成していたのだが, 元気に出て行く姿を見て,少しだけ安心する。
せっかくなのでご縁のある西本願寺付近を散策。 これだけのお堂を構えているということは, 戦国の大名とも対等に張り合うだけの気概があっただろうことが, 十分に想像できる。 10:00からちょうどお勤め(?)があり, 本場で南無阿弥陀仏の唱名念仏を聴く。 弥陀の本願に全てをすがるというこの一途さ。 この時代の日本人のすさまじいまでの思いは, 今の時代でも十分に通じるもの。 でも残念ながら今の時代に,そんな人物はなかなか現れない。
伝統ある龍谷大の大宮学舎で大西先生と落ち合い, 授業会場のあるへ瀬田キャンパスへ案内していただく。 チャイムの音楽が四弘誓願なのは、さすがに仏教系。 でも、大学生は四弘誓願を知っているのかな? なかなかの規模のキャンパス。 20年の年月を経ているとは思えない外観。 直前にグラフ電卓が思うように動作せず焦るが、 これまでの経験から何とか対処。
授業教室へ移動。 簡単に自己紹介をして,まずは距離を縮めることから。 県の授業づくり研修会を始め, これまでいろいろな場面で授業をさせていただいていることが 役に立っていることを感じる。 質問をあらかじめいただておいたことが好反応に。 1/3ぐらいの笑顔のある反応に助けられて, 音声カード,スタンドアップ方式などの持ちネタを 実際に体験していただく。 大学ではあまり行われていないであろう,少人数でのやりとりに 戸惑いと動揺を見せながらも, 何と参加していただき、その感触を味わっていただく。 積極的に関わってくれる学生さんもいて,とてもいい雰囲気に。 単なる受験勉強だけでは,人は育たないことを改めて感じる。 話をしながら,ここぞという場面で ハンドサインを上手に出せるようになりたいと思ったりもする。 ラスト30分でボール落下の実験。 これまでにVoyageにさわったことがあるとのことで, 時間一杯でなんとか終了。 内容盛りだくさんで,最後に質問や感想を書く時間が十分とれず, 申し訳なく思う。 これからの日本を背負う彼ら彼女らの生き方に, ささやかでも迫ることができたかどうか。
貴重な機会をいただいたことに心から感謝。 できなかったことへのフォローもしなくては。
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