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今日はあの「鎧の上から脈や体温を測るカッツェ」「サルトビ乱心・落ちたミストロット奪ってダークナイトの名を連呼」「家族や村、精霊石を奪われた15歳の少年に対し酷が過ぎる月心」「アドリアに体当たりをブチかます武闘派ウィザード」「誰かに何かをされたのかと疑ってしまう様な痴態を晒すガルデン」などなど、シリアスな展開に終始するにも拘らず何か、どこかがおかしくて妙な笑いを誘う点が36話に通ずる、第45話「ガルデンの決意 爆烈丸クラスチェンジ」の放映から丸十年の日ですね。(長い説明) それに因んで、今回の雑記ではちょっと面白いものを皆様に御覧頂きたいと。 画像が数枚出ますので、どうぞ回線とメモリと心に余裕があるお時間に御覧頂けたらと思います。 さて、かなり昔の話なのですが、ひょんな事から私はこんなものを手に入れました。 ![]() 素人撮影ゆえ、写真の画質が悪くてごめんなさい。 で、これは何かと申しますと、ずばり絵コンテ。 絵コンテとは映像作品における設計図の様なものだそうで、ぱらぱらと中身をめくって見ますと…… ![]() こんな風に、台詞やそれにあわせたカット、演出方法などがラフに、しかし詳しく描かれています。 これは丁度、サルトビがガルデンの熱を下げる薬草を取りに行っているシーンですね。 ……話が逸れますが、この薬草の名前、皆様にはなんて聞こえましたか?私は「ポワン草の花」と聞こえたのですが……。SFC版ゲームに出てくる体力回復の薬草、「ポワン草」と何か関係があるのでしょうか。 ……で、本編でその「〜草の花」と言っているシーンが、この絵コンテでは「イワカズラの花」になっています(上段&右から二番目のコマ)。 イワカズラは実際に存在する薬草で、別名ユキノシタ。実際に解熱作用がある生薬になるそうです。消炎・解毒作用などもあり傷にも良く効くようなので、もしかして39話でアデューが使っていたのも……。 閑話休題。 ともかく、こんな風に少しずつ「実際に放映されたもの」とは違うシーンがあったりして、とても楽しく興味深くこの絵コンテをホゲーと眺めていたのです。 ガルデンがサルトビに、「こいつ(アドリア)は生かしてはおけん!!」と言うシーンとかね。 しかし、あるシーンを見た瞬間に、このささやかながらまったりとした心の平和は打ち砕かれました。 ![]() ……赤い矢印部なのですが、小さくて判り辛いでしょうか? 拡大してみましょう。 ![]() いくらシュテルでもやって良い事と悪い事があるだろと。 キモい。キモ過ぎる。一線を遥かに超えている。 本放送で、トサカをドゥームにがっしと掴まれたり尻尾をブラブラさせながらしがみついていたのも大概でしたが、これは既に放映禁止ゾーンに突入してしまっていると思います。絵コンテさえ見なけりゃこんな状態になっていると(少なくとも私は)気付かなかったのに。 と言うかこれって、え……駅べ……(パーン<銃殺) このシーンは爆烈丸クラスチェンジ直後、「サルトビ、今だ……やれ!」の直前なのですが、コクピットのガルデンの体勢を見る限り、彼自身は此処までしがみついていない様な。「何としてでも動きを封じてやる!」との御主人様の思いに、色んな意味でもう後が無いシュテルが遮二無二応えようとした結果でしょうか。 流石は目的の為に手段を選ばないシュテル。前回に引き続き漫画版のガルデンが見たら泣くぜ。 サルトビがその姿を見た瞬間「ガ……ガルデン!!」と何か色々と躊躇っている風だったのにも納得がいきます。そりゃあ必死の思いでクラスチェンジして、こんなカッコウ見せられちゃあなあ。「私に構わずやれ、サルトビ!!」などと仰る前に、ガルデンさんはもっと身近で大事な事に構った方が良い。 アドリアのドゥームも一応女性型しているのに、こんなのにこんな格好でくっつかれて大変だなあとしみじみ思いました。 あ、後、此処には載せていませんが、絵コンテでは「シュテルが闇風を取り出すシーン」が「シュテル、胸の目の中に手を入れグリグリやり、精霊石のついたクナイを取り出す」と説明されてありました。 此処までキモい状況説明文も中々無いと思うのですが。 グリグリて。 本放送では、ガルデンの召還シーン同様あっさり目に描写されていて、本当に良かった。 それにしても、出し入れが自在な点を見るに「ガルデンの鎧の目とシュテルの邪眼は同システム(連携?)」と考えて良いのでしょうか。 知れば知るほど謎が増えてゆく。
「寒そうですね」 「そうね、あんな所にずっと立たされてたらね」 「上着でも着せてあげたら良いのに」 「どうやって?」 「……」 「……寒そうだね」 「本当にそうですね……」 太陽の塔を眺めながらの会話。こんばんは、TALK-Gです。 気が付けば節分も終わってしまっていました。 個人的にはかなり萌えなイベント(だって鬼ッ子!鬼ッ子が出てくるんですよ!)だっただけにションボリ。 関西地区(最近は関西に限らないようですね)で太巻きを食べる風習について調べ、色々考えていたのですが。そう、「漫画版、ガルデン一族のアジトに毎年福豆やら太巻きやらを売りにくるデス・マーチャント(カッツェとヒッテルの父ちゃん。通り名だと思いますが)」とか…… 漫画版ガルデン一派のあの軍事力は何処からきているのだろうと考えていまして、資金面なら邪竜族側から搾り取るにしても、武器や機材などの購入先は?と。 それでぱらぱらコミックスを見ていたら、居るじゃないですかうってつけの武器商人が。 それがデス・マーチャント。「230歳の美形男(人間なら29歳くらい)」という設定も嬉しいエルフの武器商人。「悪人ではない」そうですが、死の商人を名乗るくらいですから、カオスかローかと言われれば間違いなくカオスだと思います。(ヒッテルとの遣り取りを考えるに、武器を売ればその分傷付く人が増える、と知っていて山賊などにも武器を売ってるわけですし…この辺漫画とTVとCDとごっちゃになっていますが) 市価の1.5倍でいい武器を売りつけるという設定もカオテックで好きです。アデューらにデホレスが居る様に、ガルデン陣営にはデス・マーチャント。 ……デホレス、で思ったのですが、デホレスよりこのヒトを活躍させて欲しかった。(個人的にデホレスは商売人としての何かが欠落している感じがして余り好きではないのです……特に2巻のあのエリクサーに纏わる遣り取りでは、カッツェ以外の全員にちょっと萎えてしまいました。カッツェが可哀相過ぎる。そんなにエリクサーが必要なら、真っ当にデホレスが買い取ってアデューらにくれてやれば良いと思うのですが如何か。其処でカッツェがちょっと良い所見せて値段を安くしてやるとか、そうすれば後味悪くならなかった気が。シリアスな展開が続いていたからギャグっぽい遣り取りを入れたかったのか?もしくは世間一般の「正義の勇者さま御一行」の横暴さを皮肉ったのか……(深読みしすぎ?)デホレスが好きな人ごめんなさい) ……話が大幅にそれましたが、ともかくそんなカオテックエルフがガルデンの傭兵団に武器などを流していたら面白いなあ、とちょっと思ったのでした。 年齢もガルデンと近いですしね!!綺麗事の通らない世間の底を見てきた男同士、丁々発止の遣り取りとか。 子供が生まれて以来、何かっちゃあデレデレになって「やはり子供は良いですよ!子供は!あなたも早く身を固めたらいかがですか!人生観変わりますよ!」と愛息愛娘自慢を始めてしまうデス・マーチャントに「……ああ……」と適当な返事を返しつつ辟易気味のガルデンとか。(会社の営業か) ……仮に最終回を正義惨敗なバッドエンドで迎えたとして、とっ捕まえたカッツェにガルデンが「お前の父親には世話になった事であるし、お前自身にも混沌の萌芽の見込みが有る……故に殺しはしない、あの姫君と同じ様にな」と薄い笑みを向ける→アレな展開に雪崩れ込むとか。男性向けマイナー妄想ゆえ少々色を薄くしてみました。 個々のキャラを何でもかんでも線で繋いでしまうというのも何ですが、たまにはこんな妄想はいかが?ということで……(……たまには?)
イイ感じの掲示板などのCGIを求めてネット上を徘徊していた筈なのに、気がついたら「簡単にADVや恋愛SLGなどが作れるツール」「自作ADVのチップ」「自作ゲームに使えるロイヤリティフリーの各種素材」なんかを取り扱うお店屋さんをうろうろしているのは一体どういう事か。 こんばんは、TALK-Gです。 早速ですが感想を。(基本的に全てネタバレの恐れがあるので反転) HGJ23話 ジョバクレじゃなくてクレジョバじゃん。 モヒカンのシーンは今現在放映中のアイフルのアレを髣髴とさせますね。どうしてあんな中途半端に残したんだ。そもそも何故あんな真似を……?クレアたんがものごっつ不思議そうに見ているのがツボでした。 話の展開上(&ディランドゥの前例があるので)、死ぬか死ぬかと思っていたので、腕一本で済んで良かった。とてもよかった。 クレアたんがハッと目を覚まし、「ジョバンニー!!」と駆け出してからは本当にもう、見ていられないくらいの勢いで困りました。音楽も熱いし。ジョバの為に其処まで……!というのは勿論ですが、ミシェルとイアン(&パパ)を思い出してくれたのも嬉しかった。 本当に今回のクレアたんは戦うお姫様でしたね!!最後の方の、ダイスケに真実を告げるシーンでは、すっかり底意地の悪いあの笑みが復活していて痺れました。 ジェイは、アントニアに助けを求めるシーンでウッと胸が詰まりました。 あと、本部長は本当にブラコンだなあと思いました。 マイ・ボディガード 入っているお客さんが(平日の朝の回だったからか)年配の女性の方が多くて驚きました。 CMとかでは何かこう、心温まる作品に見えるのですが(主従萌えという点では確かにそうなのですが)、実際にはジャンジャンバリバリ人が殺されまくる話だったので、あの老婦人方がどう思われたか気になります。 ……ええと、あらすじを説明すると「身代金目当ての誘拐事件が多発するメキシコシティ。其処で暮らす友人のもとへとやってくる、元「対テロリストの特殊部隊」「凄腕の暗殺者」なんて経歴を持つ男、クリーシー。 友人はクリーシーの現状(生きる希望を見出せず、酒浸り)を心配し、或る仕事を斡旋します。 この街に暮らす、米国人実業家の愛娘のボディガード。 断る理由もなく「ペタ」というその少女の護衛となったクリーシーは、利発な彼女の純粋で無邪気な心に触れ、次第にかたくなだった心を開いてゆくのだが……」みたいな感じです。 で、感想ですが、このペタとクリーシーの交流が素晴らしい。素敵。萌え。 作中、仕事を斡旋した友人によるクリーシー評で「彼は死の芸術家だ」という台詞があるのですが、だったらこの作品を作った監督は「主従萌えの芸術家」じゃあないかと思いました。 私が「一歩退いてる相手にはお構い無しに、自分の好意を素直にぶつける女の子」が大好きなのはもう何度も書きましたが、ペタの場合は正にそれ。 自分はボディガードであって友達じゃあない、なんて最初は頑なに言っていたクリーシーが、「友達になって」という彼女と少しずつ心を触れ合わせていく様は「……おおお!」と悶えたくなるくらい萌えでした。 そんな過程を描くシチュエーションがまたね!もうね!! ・離れの部屋のクリーシィに、自室の窓から「おやすみなさい」と笑うペタ ・凄く大事にしている熊のぬいぐるみ(寝るときも一緒!)に「クリーシー」と名前を付けるペタ ・ペタいわく「クリーシーは熊さんみたい、大きくて寂しそう」 ・クリーシーと一緒に水泳の特訓をし、学校の水泳大会で見事優勝するペタ(CMのあのシーン) ・しかもその水泳大会、レース前にクリーシーが「今日はペタの両親は仕事で来られない」と学校の先生に言ったら、先生ったら「じゃあ今日はあなたがお父さんね(微笑み)」 萌えポイント書いていたらキリが無いのですが。 そんなこんなで仲良くなり、ペタの学校の宿題なんかも見てあげる様になったクリーシー。ペタは彼にいろんなことを質問して困らせます。 「クリーシーには恋人は居るの?」「(今は歴史の勉強中だろう、と言うクリーシーに対して)クリーシー史よ」「(ペタの言葉に少し笑ってしまったクリーシーに)今、クリーシー笑ったわ(凄く嬉しそうに)」 この辺のお約束を的確に踏まえた遣り取りには、我慢しててもつい頬が緩んでしまいます。 しかし、そんな心温まる日々も突然の終わりを告げます。 ピアノ教室に出かけたペタは悪い奴らに誘拐されてしまうのです。 護衛としてついていたクリーシーも誘拐犯一味を何名か射殺しますが、多勢に無勢。何発もの弾丸を食らい倒れてしまいます。 倒れたクリーシーに縋って泣き叫ぶペタを、無理やり拉致する誘拐犯たち…… 意識を取り戻したクリーシーは、ペタが殺されたと友人から知らされます。 大事な大事なペタを奪われたクリーシーは当然ブチ切れですよ。 「この事件に関わった奴、これで美味い汁を吸った奴、すべて皆殺しだ」ですよ。キーッとヒスを起こすのでなく、静かに言うのがまた怖いんだ。 クリーシーの怒りがいかに凄まじいか(=ペタへの想いがどれほど深いか)思い知らされます。 その後はクリーシーによる犯人連中への復讐と、複雑に利害関係が絡み合ったこの誘拐事件の謎解きがメインになります。 それにしてもその「復讐」のエグさと言ったら。 「情報を聞き出そうと捕まえ、車内で尋問したものの、口を割らない犯人(下っ端)の指をナイフで…→犯人絶叫、フロントガラスに血飛沫→クリーシー、何でもない様な顔で切断面にカーライターをジュー(血止めらしいが)」 ……痛い痛いイタイイタイ。 他にも「犯人のケツに爆弾突っ込んで爆破」「捕らえた犯人にペタの写真を突きつけ(何でそんなもん持ってるんだ)『お別れの挨拶をしろ』と言った後にショットガンで射殺」「護衛つきの犯人を車ごとRPG(ロケットランチャー)で爆破」etc.もう殺す殺す。しかも淡々と。 誘拐事件の真相もやりきれないもので、見た後の感想として爽快感とは程遠いものだったのですが、それでもペタとクリーシーの心の繋がりやラストを考えるに、クリーシーにとっての「救い」みたいなものはあったかなと思います。 オチまで言ってしまえば、実は生きていたペタを救い出してクリーシーは殉死、という雰囲気のラストで、「御主人様の為に全てを投げ出す下僕」の構図がツボで堪らない私には満足でした。色んな「?」は浮かびますが。欲を言えば「クリーシーもペタも生きていて犯罪組織は壊滅」みたいなハッピーエンドだと良かったかな……と思いますが、それじゃあの悲壮感とか台無しですよね……。 ともかく、大変素敵な主従ムービーでした。 あと、レオン云々と宣伝されていましたが、あれとは方向性が全然違うと思います。 どちらも好きですが。 落書き。このキャッチコピーに惹かれて見に行ったのです。 首から下げているのは御主人様から貰った「聖人ユダ」のペンダント。ユダは希望を無くした人の守護聖人なんだそうな。 脳内変換は同人屋の醍醐味ですが(そうか?)マジドーラとパフでも良いかもしれないと思った。 もしくはゼファーと幼少のソフィー。 奴ら、世界平和の為に作られた割には個人感情で動きすぎですよ。 上の絵、ボディガードが犯人に見える。
すみません、何をおいても書かなきゃいけなかった事について思い出したので此処にメモしておきます。 ・パッフィーだけはクラスチェンジにガルデンが直接関わっていない問題 ・「カイオリスの旅立ち」において、「ガルデンが(TV44話で)精神支配から解放されたのは生きるか死ぬかの大ダメージを受けたから」というスゴイ解釈がされている問題 それでは、また後程。 ――――― さて、来週のニンジャマスター登場で、精霊石を持っている人たちは皆クラスチェンジ完了となるのですが。 彼らの中でクラスチェンジにガルデンが直接関与していないのは、パッフィーだけなのですよね。 流石ヒロインと言うべきか。 ただ、初めて精霊石の力を行使した(暴走させた)のはガルデン相手でしたが。 ……書いてみればそれだけの話ですが、いろいろと含むところがある気がするのは私だけでしょうか。 後、カイオリスへの旅立ちについて。 ドラマの中で或る人物が敵の魔族に洗脳され、味方であるアデューに襲い掛かってくるのですが。 その洗脳を解く方法は無いだろうかと、イズミやサルトビやガルデンが話すシーンがあるのですよ。 で、「イズミ以上の便利な解説役」に華麗なるクラスチェンジを遂げたガルデンが言います、「俺が(44話で)邪竜族にやられたものと同じだ」。 其処でサルトビが驚いていわく、「じゃあ(44話のガルデンのように)生きるか死ぬかの大ダメージを与えないと、洗脳された者は元に戻らないのか」……。 ……44話でガルデンが受けた「生きるか死ぬかの大ダメージ」は、洗脳を解いたその後のアドリアの攻撃によるものだったと記憶しているのですが。 別に「半殺しの目に遭ったから呪縛が解けた」といったものではない筈でしたが。 「アデューの呼びかけで、ガルデンがリュー使いの騎士としての誇りを取り戻す」という44話の肝を、あっさりと根底から無かった事にする新解釈。 素晴らしい。流石は何か聞いた事もないような魔法や神様がぞろぞろ出てくる「カイオリスへの旅立ち」、涙が溢れて止まりません。 ネタバレになりますが、この後、洗脳されていた人は、邪竜族の魔女デスローザとイズミ二人の僧侶(?)奇跡によって自分の意思を取り戻します。 個人的には、この辺りの「デスローザ姐さんにおんぶに抱っこ」してもらっている雰囲気がなんとも物足りなく惜しく思います。邪竜族とアースティアの和解って、このシーンでこんな形でやらなくても、と。 それにお姫様を目覚めさせるのは、やはり騎士の熱い抱擁や呼び掛けや口付けでしょ。 (このシーンに至るまでに散々こそばゆい過程を踏んでいるのだから、リューから引き摺り下ろしてでもグッと盛り上げるべきだったと思う)
アドリアを見るたびに「ユリコさん……(c)無責任艦長タイラー」と思ってしまいます。こんばんは、TALK-Gです。 さて、39話に引き続き「ガルデンお姫様にクラスチェンジ編」クライマックスな44話ですが、まず何といってもアレですね。ガルデン弱すぎ。 生身の女邪竜兵ひとりにリューを召還して遅れをとった挙句、精神コントロールの石を取り付けられ、しかもサルトビにまで攻撃を躱されているのだからコレは尋常じゃあない。漫画版のガルデンが見たら泣くぜ。 しかし流石はサルトビ、これまで殆ど躱せた事の無かったガルデン(シュテル)の攻撃を易々と躱せたことで「おかしい……いつものヤツとは違う!」と、異変に気付いてくれます。それで良いのかサルトビ。 面出女史が脚本を担当した話に登場するガルデンは、中盤以降ずんどこ「か弱い」「儚い」「苛められっ子」の「古き良き王道少女漫画ヒロイン風味」へと傾倒していくのがよく判って楽しいです(それが極まったのが「聖騎士の約束」。リューに始めて乗った実戦経験ゼロの子供たちでも簡単に倒せる魔物に、一方的にやられかける。「狭い洞窟では魔法剣は使えない」なんてペナルティを差し引いても余りある「たをやめ」っぷりが光る)。 こうして書いてみるに、ガルデンさんの戦闘能力は、やはり精神状態に大きく左右されるのではないかと思うのですが如何でしょう。(例:ゴキゲン絶好調の24〜27話) あと、戦闘力云々で思い出したのですが。 私は精神操作される=普段、自分の力を制御している「理性」みたいなものが壊れてしまって、凄まじい力で暴走してしまうといった感じがセオリーだと思っていました。 ので、あの操り人形VS正義のリュー(使い)のシーンで「操られたガルデンは普段の力を出せていない」という感じに描写されていたのがとても新鮮だったのですが。 その「普段より弱い」原因がシュテルは殺る気満々なのに、ガルデン側がそれにノリ切れない所為だったら大変萌えるなあと思いました。 シュテルは実は操られたフリして、ご主人様を惑わす騎士の小僧をアレしてやろうと思っていたんだけど、ガルデンが無意識の内に「それはちょっと……」と躊躇ってしまうの。 その上、土壇場になってアデューへの思い(+リュー使いとしての誇り)で精神支配から無理やり逃れてしまって、アドリア以上にシュテル大ショックですよ。 「ガルデン様はわたしよりもその騎士の小僧の方が大事だと仰られるのですか…!!」 バレンタインを前にして失恋ダークナイト、ハートブレイクシュテル。ハラキリはさせられるわアドリアのドゥームに串刺しにされるわ(しかも二箇所も)、散々な目に遭ってしまう可哀相なシュテル。 45話以降の奇行もこの時のショックが原因だろうと私は信じているのですが、その辺りの話は来週以降。 シュテルと言えば、この回、邪竜形態に変身していないんですよね。 やはり邪竜形態になるには乗り手の意思が大事なのであろうか。 あと乗り手が喋らない反動か、やたらと吼える、唸る。 シュテルは滅多に声を出さない(気がする)ので、ちょっと珍しい感じがします。 後、最後になってしまいましたが、アドリアさん。 小麦色の見事なプロポーションを包む羞恥心ゼロとしか言いようの無い半ケツボディスーツ、次々繰り出す「邪竜族の科学力を思い知れ」と言わんばかりのアイテム(例・赤い石、変な粉、リュー使いが何処に居るか判るという携帯レーダー、羽衣みたいな布が武器やシールドに変わるドゥーム)、女王様丸出しできっとホストクラブ遊びとか大好きに違いないと思わせるセリフや振る舞い等等、とっても素晴らしい美味しいキャラクターで大好きなのですが。 だからこそ45話で早々に退場してしまったのが惜しかった。勿体無いよねえ。 貴重な邪竜族女性キャラなのに。(他はイドロとデスローザとヴェローナくらい) あと、アドリアさん、リューウィザード相手に余裕の戦い振りでしたよね。 それを見る度に、43話でアドリアの上司であるリゲルさんが、ウィザードにギッタンギッタンのズタボロにされていたのを思い出して複雑な気分になります。 纏まりが無いですが、この話は情報量が多すぎて、細かく突っ込むと本当にキリが無いのでこの辺で。 追伸:冒頭、飛空船上でカッツェが飛び跳ねるシーン、胸が揺れている様に見えるんですが気のせいですか。 あと、アドリアとリゲルは実は愛人関係とかだったら良いと思っているのですが如何でしょうか。(イドロはリゲルの「元」愛人とか)
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