2021年08月24日(火) |
ブルーインパルス展示飛行 |
いよいよ今夜、“東京パラリンピック2020”の開会式が開催されます。
で、その前に ↑↑↑ が。
パラリンピックのシンボルマーク『スリーアギトス』に使われる赤、青、緑のスモークでした。
がんばれニッポン!!!
2021年08月23日(月) |
喫煙と「お口のトラブル」の関係ー2 |
先週の続きです♪
歯周病について、喫煙者と非喫煙者との比較
【歯肉出血】
歯周病の初期症状であり、患者さんが自身で分かる唯一の症状かもしれません。 しかし、喫煙によってこの症状が分かりにくくなるため、症状の発見が遅れ、歯周病を進行させる原因となり得ます。 通常、非喫煙者では経時的に増加する細菌量と比例して出血が増えますが、喫煙者の場合は細菌量が増加しても出血は増えません。
【歯石除去】
歯石除去は歯周病治療の中で最も基本的、かつ大切な治療です。 軽症の場合はこの治療だけで改善します。 非喫煙者の歯石除去による効果を100とすると、喫煙者では約60に低下します(歯石除去効果が40%低下)。
【歯周手術】
歯石除去を中心とした1次治療を行っても改善しない場合は、歯周手術を行います。 いわば、歯周治療の最終手段です。 非喫煙者の歯周手術の効果を100とすると、喫煙者では約40に低下します。 非喫煙者では抜歯せずに守れる歯も、喫煙者の場合は効果が6割減なので、歯を失う可能性がかなり高くなるということです。
【メンテナンス治療】
歯周病菌は「口腔内常在菌」といい、口の中からいなくなることはありません。 つまり、原因をなくすことが不可能なので、しっかりメンテナンス治療を行わないと、すぐに歯周病が再発してしまいます。 非喫煙者のメンテナンス治療の効果を100とすると、喫煙者では約50です。 喫煙者に「メンテナンスしているから安心」はありません。
日本歯周病学会の見解では、歯周病がない場合、禁煙後2週間で歯茎の状態が非喫煙者と同等レベルに回復するとしています。 しかし、歯周病を発症していると、1〜1.5カ月の禁煙では回復がみられず、少なくとも6カ月以上の禁煙をしないと喫煙の影響からは抜け出せないとされています。 そして、喫煙の蓄積効果のリスクが禁煙によって、非喫煙者レベルまで減少するには5〜10年が必要です。
ちなみに、喫煙者のインプラント治療が、健常者の12倍! もリスクを抱えていることも忘れてはなりません♪
2021年08月22日(日) |
ブルーインパルス予演飛行 |
東京パラリンピックに向けての ↑。
今日は、“予演”ということで、スモークは“ホワイト”でした。
2021年08月21日(土) |
喫煙と「お口のトラブル」の関係ー1 |
オトナンサーによると・・・
喫煙には、がんや循環器疾患など、さまざまな健康リスクがあることが知られていますが、特に身近なリスクの一つに「お口のトラブル」があります。
歯周病リスク4.9倍との研究も
喫煙によって、唾液の分泌量が抑制されると、口の中が乾燥しやすくなります。 すると、唾液による殺菌効果や抗菌作用が弱まり、細菌が繁殖しやすい状態になります。 虫歯も歯周病も細菌が原因なのでリスクが上がります。 いわゆる『ヤニ』には油成分が含まれており、これが歯面に付着すると細菌の温床となるため、やはり、リスクが上がります。
また、たばこに含まれるニコチンは毛細血管を萎縮させ、血液量の減少を引き起こします。 結果として、歯周病の症状である歯肉出血を見つけづらくなるので、見た目より歯周病が進行するまで発見されないことも少なくありません。 さらに、ニコチンは細胞の増殖も抑制するため、歯肉が弾力のない硬い組織になり、抵抗力が落ちて、歯周病が進行しやすい状態になります。
虫歯は虫歯菌、歯質、食事など多くの因子が関連しているので、喫煙の直接の影響の割合は歯周病より少なく、喫煙の虫歯に対する影響の研究報告は散見されるのみです。 他方、歯周病に関しては、最も悪い影響を与える習慣が喫煙で、6カ国21研究の中で95%にあたる20研究が『悪影響を及ぼす』と結論づけています。
日本でも、非喫煙者と比較して、喫煙者の発症リスクは4.9倍、受動喫煙者でも2.9倍との研究結果が出ています。
週明けに続きます♪
2021年08月20日(金) |
緊急事態宣言 期間再延長 |
8月22日までの期間を8月31日までと延長されていた“緊急事態宣言”が、更に、9月12日まで延長されることになりました。
しかも、13都府県に拡大となりました。
周囲を見回しても何も変わらない(ちゃんと自粛している人たちがいる一方で 無マスク、≒ 鼻出しマスク、= 顎マスク 酒類を提供し20時以降も営業している飲食店 etc.)、言葉だけの“緊急事態宣言”、そもそも、期限があること自体、???です。
首相が経済同友会に、出勤者の7割削減に向けテレワークを徹底するよう要請した、、、なのに、それ自体が対面での会談。
都知事が、都と県をまたぐ修学旅行の中止や延期を求めた、、、なのに、国境をまたぐ運動会は開催、しかも、その検疫はザル。
クラスターが発生しても、継続している甲子園での高校野球。
これじゃあ、、、
2021年08月18日(水) |
81%がネグレスト? |
NHKによると・・・
北海道内の学校で行われた健康診断で虫歯や視力の低下が疑われ、専門医の診察を受けるよう勧められた児童や生徒の多くが受診せずにいたことが、医師や歯科医でつくる団体の調べでわかりました。 道教委は「新型コロナウイルスの感染拡大の影響も考えられる」として、対策を進めることを明らかにしています。
この調査は、道内の医師や歯科医でつくる北海道保険医会がことし2月から3月にかけて行ったもので、学校の健康診断がその後の診察や治療にどの程度つながっているのかをアンケートで調べました。 対象は道内の小学校や中学校、それに高校や特別支援学校1898校で、全体の16%にあたる306校から回答を得て、健康診断で行われる項目ごとにまとめられました。
このうち ▼「歯科」では、1万3969人が「10本以上、虫歯がある」などとして、歯科医の診察を受けるよう勧められましたが、その81%にあたる1万1337人は受診してなかったということです。 また、 ▼眼科と視力検査では、1万7124人が視力の低下などを指摘され、眼科医の診察を受けるよう勧められたものの、その75%にあたる1万2897人が症状をそのままにしているということです。
このほか、内科の項目でも、「心の問題を抱えている」などと指摘されながら、その後、専門医の診察を受けていないケースもあったとしています。
北海道保険医会によりますと、児童や生徒によって健康診断を受けたあとの受診していない期間の長さはまちまちだということです。
北海道保険医会の田辺隆理事は「悲惨な状況が浮き彫りになった。親の方針や経済的な事情が背景にあると考えられるが、重大な病気につながるおそれもあり、早急な対応が必要だ」と話しています。
これに対し、道教委は「新型コロナウイルスの感染拡大の影響も考えられる」として対策を進めることを明らかにし、「実態把握のための調査を行うとともに、児童や生徒が相談しやすいような体制づくりなどを充実させる必要がある」と話しています。
そもそも、306校だけで「10本以上も虫歯がある児童や生徒が1万3969人」もいるということに。。。
2021年08月17日(火) |
英語で『八重歯』は何て言う? |
TRILL によると・・・
上の前歯に生える、先の尖った歯を意味する「八重歯」は英語で[vampire teeth]などと表現します。
日本語では、先の尖った歯の形が剣の「刃:やいば」に似ている事を由来として「八重歯」という表現が使われていますが、英語では吸血鬼を意味する「ヴァンパイア(ドラキュラ)の歯」で表現するんですね。
日本では尖った八重歯が笑顔のチャームポイントになり、かつては、小悪魔的でカワイイと魅力を感じる人も多ったようですが、世界的には、ちょっと事情が違います。
欧米では、基本的に綺麗な歯並びを良しとし、子どものころから歯の矯正を積極的に行うので、大人になっても八重歯がある事はあまり良いイメージを持たれない事の方が多いでしょう。
あまりイメージの悪くない八重歯の英語としては[double teeth]という表現もあり、こちらは歯が重なった事を表現する言い方ですね。
例文として、「彼女は八重歯がある。」は英語で[She has double teeth.]などと表現します。
2021年08月16日(月) |
歯をきれいにして人生をやり直したいー2 |
昨日の続きです♪
さらに白くしたい場合はホワイトニングがあります。 これは変色した歯を漂白剤で脱色して白くする方法です。 ホワイトニングジェルの主成分である過酸化水素・過酸化尿素はエナメル質内の黄色い色素を無色透明に分解する働きがあります。 つまり、歯の中から白くするのです。
ホワイトニングには歯科医院でおこなう「オフィスホワイトニング」と自宅でおこなう「ホームホワイトニング」があります。 歯科医院でおこなう場合は、ジェルをつけた歯に光やレーザーを照射してホワイトニングをより、短い時間で完了する方法を実施しています。
ホームホワイトニングでは歯科医師の指示のもと、専用のマウスピースに薬液(歯科医院よりも低濃度)を入れたものを毎日2〜4時間程度、装着します。 白さを実感するまでに2週間程度、かかり、その後は希望の白さになるまで継続していきます。 時間はかかりますが、白さを維持できる期間は長いです。
これで満足できない場合、「補綴治療」を考えます。 補綴とは歯が欠けたり、なくなった場合にクラウンや入れ歯などの人工物で補うことをいいますが、歯を白くする目的でも広く実施されています。
ラミネートべニアといって、色の気になる歯の表面をごくわずかだけ削って、歯の色をした薄い板を貼り付ける方法や歯科樹脂であるコンポジットレジンを色が気になるところに部分的にもりつける方法もあります。
歯並びの問題も一気に解決したい場合は、人工歯のセラミックスをかぶせる方法があります。 歯根を隠したい場合もこの治療をすすめることになります。
ただし、セラミックスをかぶせるためには土台となる健康な歯をかなり削らなければなりません。
また、セラミックスをかぶせた部分と元の歯には必ずすき間ができます。 ここにプラークがたまりやすいのですが、自分ではみがきにくく、そこから新たな歯周病やむし歯が発生することが多いのです。 そのぶん、セルフケアやこまめな通院が大事になります。
このため、歯科医師としては、なるべく健康な歯を削らないで歯を白くする治療を提案しますが、それでもセラミックス治療を希望する患者さんには応じています。 例えば芸能事務所に所属し、デビューが決まったタレントさんで、すぐに歯をきれいにしなければ間に合わない場合などがあります。 「まだ、若いのに健康な歯を削ってしまうのはもったいない」という半面、ご本人にとっては、「自分の人生がかかっているチャンスを前に、歯を削ることは決してデメリットではない」となるわけです。
人生100年時代といわれますが、最近は50代、60代でも、「歯を白くしたい」と希望する患者さんは多く、補綴治療の相談をされることも珍しくなくなりました。 治療後には、「歯が白くきれいになったので、思い切り笑えるようになった」と喜ぶ人もいます。
最近はその人の残りの人生が楽しく過ごせるのであれば、どこまでご本人がやりたいのかという希望をきちんと聞き、リスクをお話ししたうえで、審美性を重視した治療も検討することが大事だと実感しています。
2021年08月15日(日) |
歯をきれいにして人生をやり直したいー1 |
AERA dot によると・・・
歯周病の治療をきっかけに、歯の汚れが気になる人は多いようです。
歯周病の治療がある程度進んでくると、患者さんからしばしば、「歯の黄ばみが気になる」「歯の色は元には戻らないのですか」などの声が聞かれます。
歯周病で歯医者にやってくるとき、患者さんはたいてい何かの症状があります。
歯ぐきが真っ赤に腫れている、歯ぐきから膿が出ている、痛み、しみるなどの症状……。 まずはこうした不快感を治して欲しいとおっしゃいます。
しかし、治療が進むと腫れがおさまり、口の中のねばつきなども取れてきます。 口臭もなくなって爽快な気持ちになってくると、歯の汚れや色が気になり始める。 そして、「口の中をもっときれいにしたい」と言うのです。 これは前向きな気持ちのあらわれであり、とてもよいことだと思います。
歯周病の人の歯が汚れているのは、きちんと歯をみがけていないからです。
歯周病菌が繁殖するのは細菌の巣窟であるプラーク(歯垢)であり、初診でやってくる患者さんの歯にはプラークがべたべたと付着していることが多いです。
また、ヘビースモーカーには歯周病が多く、たばこのヤニによる着色(ステイン)もあります。
また、歯周病が進んでくると歯ぐきがやせて、歯根が露出してきます。歯根は歯の白い部分であるエナメル質がなく、黄色い象牙質でできています。 このため、歯冠との色の違いが目立ち、歯が汚れているように見えてしまいます。
さらに歯根は口の中の汚れがつきやすいところとしても知られており、コーヒーや赤ワインなど、着色しやすい食べ物を好む人はその色が目立つ状態になっているかもしれません。 さらに加齢の影響でも歯の色は徐々に変色し、黄ばんでいきます。
歯を白くするためには、飲み物や食べ物による着色を取り除くことが第一です。
実はこれだけでかなりきれいになります。 やり方は簡便で、歯科医院でクリーニングを受ければよいのです。
専門的にはこれを歯科衛生士が専用の器具を使っておこなう、「スケーリング&ルートプレーニング」と言います。 この処置では歯冠(エナメル質)の表面の着色を、回転するブラシで取り除く、「ポリッシング」も必ずおこないます。
ポリッシングはプラークや歯石を取り除くのと一緒に、歯の表面についている着色物(たばこのヤニ、コーヒー、紅茶やお茶のタンニン、赤ワインの色素、その他、色のある食品や飲みものなどによる歯の着色)を除去し、ポリッシングペーストという清掃用のペーストを付けて、みがき上げていく作業です。
これをおこなうと、歯は本来の色に戻ります。
これまで何度も紹介してきましたが、スケーリング&ルートプレーニングは歯周病治療の一環でもあります。 数十年前からエアフローという歯面清掃の機械が登場しています。 非常に細かなパウダー粒子をジェット噴射で歯に吹き付けることにより、歯にこびりついた汚れを効果的に落とす方法があります。
明日に続きます♪
如何なものかと思う写真を、昨日掲載しましたが、SNS上には、こんなのも載っていました。
グローブの着用はもとより、このマスクの着用状況だと、飛沫しまくり、、、
そして、後方のスタッフの鼻出しマスクも、、、
こんな歯科医師がこの世に存在すること、本当に恥ずかしいことだと思います。
他山の石とせず、我が振りを見直したいと思います♪
|