2019年02月06日(水) |
オーラルフレイル対策で健康寿命延伸ー1 |
今夜の講演会は ↑ といった内容。
で、ぜひ皆さまにも知っていただきたく、神奈川県のハンドブックを用いて、掲載させていただきます。
まずは、そもそも“フレイル”とは・・・
何回か続きます♪
2019年02月05日(火) |
年とともに忍び寄る『歯』のトラブル−2 |
昨日の続きです。
■ さまざまな病気を引き起こす歯周病
歯周病は口の中にダメージを与えるだけでなく、全身に悪い影響を及ぼします。 歯周病菌や歯周病によって生まれる物質が血液によって全身に運ばれるためです。 糖尿病や動脈硬化、誤えん性肺炎、認知症などと関わっていることを伝えていました。 歯周病は進行が遅いため、気づきにくいとされています。 歯周病のサインのひとつが、歯磨きをした際に歯ぐきから出血することです。 そのほか、歯ぐきが赤く腫れたり、口の中がネバネバすると感じたりしたら、歯周病の可能性があります。
■ 妊娠中の女性も歯周病に要注意!
歯周病は女性ホルモンの減少に伴って唾液の量が減る40代以降の女性だけでなく、妊娠中や産後まもない女性も注意が必要です。 女性ホルモンが歯周病菌の栄養源になるためです。 妊娠期に歯周病が重症化すると、早産になったり、低体重児が生まれたりする可能性が高まります。 また、女性ホルモンの乱れによって、約5%の妊婦に「妊娠性エプーリス」と呼ばれるできものが歯ぐきに現れることがあります。 痛みはありませんが、歯磨きがしづらくなるため、虫歯や歯周病に成り易くなります。 こうしたことから、妊娠中や出産後に歯の定期検診やクリーニングを勧める自治体が増えています。
■ インプラント周囲病変
インプラントにした部分も歯周病と同じ症状が現れることがあります。 これを「インプラント周囲病変」といい、最近、問題視されるようになってきました。 インプラントにした部分も歯磨きをしっかりと行い、歯科医院で定期的にクリーニングする必要があります。
もちろん、インプラント治療を受けていない方も必須ですね♪
2019年02月04日(月) |
年とともに忍び寄る『歯』のトラブル−1 |
今朝放映のNHKあさイチから・・・
女性ホルモンの分泌が減ってくると唾液の量が少なくなるため、40代以上の女性は虫歯や歯周病になりやすくなります。 加齢によって起こる、歯と歯ぐきのトラブルについて伝えていました。 また、実は、女性ホルモンの分泌が増える妊娠中の女性も歯周病になりやすく、インプラントにした部分でも歯周病と同じ症状が起こることも紹介していました。
■ 銀歯のリスク
銀歯や銀合金の詰め物をした歯が、気づかぬうちに虫歯になってることがあることを伝えていました。 治療の際、銀合金と歯を隙間なく密着させるために、その間にセメントを塗ります。 このセメントが水にとけやすいタイプの場合、唾液や食事によって少しずつセメントが溶けて隙間ができ、虫歯菌が入り込む可能性があります。 およそ25年前に水に溶けないセメントが開発されましたが、今でも水に溶けるセメントを使っている歯科医院が少なくありません。
※ 弊院は番組でも取り上げられていたレジンセメントを用いています。
銀歯や銀合金の詰め物の下が虫歯になっているかどうかはレントゲンで調べることができます。
■ 保険適用されるCAD/CAM冠
最近、銀歯に代わって保険適用されるかぶせ物として「CAD/CAM冠」が使われることが増えています。 素材の色が白に近いため、銀歯よりも目立ちにくいという特徴があります。 ただし、保険でCAD/CAM冠を入れられる歯は、歯の場所や金属アレルギーの有無などによって決まりがありますので、詳しくは歯科医院でお尋ねください。
※ 番組でも触れていましたが、お勧めできる素材ではありませんね。
明日に続きます♪
今日は節分。 本来、節分は季節の分かれ目で“立春”“立夏”“立秋”“立冬”の前日のことを指していたもので、元々年に4回あったものが、室町時代あたりから立春の前日だけをさすようになりました。
豆まきをして、イワシの頭とヒイラギを戸口に挿すといった昔ながらの行事の他に、何年か前からか“恵方巻き”→ を夕食に食べるのが流行ってきましたね。 更に、ここ数年“恵方飲み”というのも登場しているのだそうですね。
さて、私@小林が“恵方巻き”を食べるようになったのが2005年。 以来、毎年欠かさず食べてま〜す♪
今夜も恵方=東北東を向いて、目をつぶり、願いごとをしながら、丸かぶり・・・
2019年01月30日(水) |
インフルエンザ大流行 東京で過去最多の患者数 |
医療介護CBニュースによると・・・
東京都のインフルエンザの1週間当たりの患者報告数が、感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で過去最多を記録したことが、都がまとめた21日から27日までの週の患者報告で分かったという。
この週の1医療機関(定点医療機関)当たりの患者報告数は、前週比約22%増の64.18人で、3週連続で警報基準値(30.0人)を上回った。 年齢別では、10歳未満が全体の半数近くを占めているという。
↑ 川崎医科大学 総合医療センター HPより引用
同居の家族に罹患者がいる方には、弊院の受診は見合わせて欲しいなぁ♪
今夜は ↑ 。
1年で最も小さい満月に比べて、約14%大きく、最大で約30%ほど明るく見えるのだそうです。
photo by ウェザーニュース ↓
昇り始めは、結構赤く見えました、、、アメリカ大陸やヨーロッパの一部では、現地時間の1月20日〜21日の夜に、スーパームーンが真っ赤に染まる皆既月食が起こりることで、現地では“スーパーブラッドムーン”と称されているのだそうですね♪
2019年01月19日(土) |
Go for it ! |
今日から“センター試験”。
“絶対に落ちない!”とされるオランウータンのディディ君も応援しています。
2019年01月17日(木) |
そうだ、歯医者に行こう!−3 |
ヨミドクターによると・・・
■歯周病を治したことのない歯科医!?
もう一つ、歯科医の関心分野の違いという問題もあります。 開業の歯科医のほとんどは一般歯科ということで、虫歯から歯周病まで幅広く診療しています。 しかし歯科にも専門分野があって、歯周病のほか、かぶせ物や入れ歯を専門にする 補綴 、歯根の治療、 口腔外科、矯正、予防など開業してからも各分野の学会に参加する歯科医もいます。 全般を学んだと言っても、歯周病に強い歯科医もいれば、かっちりとかぶせ物を作ることに意欲的な人もいます。 また、ビジネスが最大の関心という歯科医がいるかもしれません。
歯周病でぐらぐらした歯でも、歯科での徹底した掃除でよくなる可能性がありますが、「掃除で回復することを知らなかった」という歯科医を取材したことがあります。 そのベテラン歯科医は自分の多くの歯もぐらぐらであきらめていたのですが、縁あって歯周病に強い歯科医にかかったところ徹底した掃除で改善し、身を持って効果を体験したと話していました。 この歯科医は自分ではインプラント治療に熱心に取り組んでいました。
■歯科医選びは難しい
歯周病が進んでしまった場合、歯茎を切り開いて歯石を掃除する外科治療や組織を再生する治療もあります。 そうなると歯科医ならだれでもできるというわけではなく、歯周病治療を専門的に学んだ歯科医でないと難しいようです。
歯周病を治したことのない歯科医から専門治療ができる歯科医まで、様々な歯科医が一様に「○○歯科」とか「○○デンタル」といった看板を掲げているのですから、つくづく歯科医選びは難しい。
和泉さんは「 日本歯周病学会の指導医、専門医、認定医 や 日本臨床歯周病学会の指導医、認定医 なら歯周病の知識や経験があるので一定水準の診断や治療ができるでしょう」と話しています。 診療姿勢や自費か保険かという経営方針までは分かりませんが、参考情報の一つになりそうです。
歯周病は万病の元、口臭の原因にもなります。 歯科こそ、治療よりもまずは検診を受けておきたいものです。喫煙は歯周病を悪化させるので喫煙者はなおさらです。 歯が痛いとか、トラブルが起きた時には歯科医を選ぶ心のゆとりはないので、歯科検診を通して信頼できそうな歯科医を見つけ、かかり付けにしたいものです。 検診は時期を選びません。
そうだ、歯医者に行こう!
2019年01月16日(水) |
そうだ、歯医者に行こう!−2 |
ヨミドクターによると・・・
■定期的な歯科検診受診者は3割
定期的に歯科検診を受けている人は、日本歯科医師会が昨年実施した調査では3割という結果でした。 習慣になっていない方も相当数にのぼるようです。
歯周病の症状があれば、検査は保険で受けることができます。 目盛りの付いたプローブという器具を歯と歯茎の間に差し入れて、歯茎の出血や歯周ポケットという隙間の深さを測ります。 「ちょっとチクチクしますね」と歯科衛生士さんは声をかけてくれます。 エックス線写真で歯槽骨という歯を支える骨が溶けていないかも診断します。
歯周病では、歯周ポケットに細菌がたまって歯茎に炎症を起こし、赤くなり、腫れてきます。 放置しておくと、ポケットは深くなり、空気が嫌いな細菌なので歯茎の奥へと進んでいきます。 さらに炎症の影響で歯を支えている歯槽骨が溶けて吸収され、歯茎が下がってくるので、その進み具合を検査するわけです。
■軽度の歯周病は掃除をすれば治る
歯周病は、歯茎に炎症があるだけなら「歯肉炎」、歯を支える歯槽骨が減っていると「歯周炎」と分けています。 骨の減り方はエックス線写真を見なくても、歯茎の下がり具合でもわかります。 歯槽骨が溶けていて歯周ポケットの深さが4ミリ未満は「軽度歯周炎」、「4〜6ミリは中等度」、「6ミリ以上は重度」と分類。国の調査では4ミリ以上のポケットがある人は35歳以上で4割を超えています。
「歯肉炎や軽度歯周炎は、歯科で歯周ポケット内にたまった歯石をきれいに掃除して、歯磨きやフロスのやり方を改善するだけで治ります」と和泉さん。 だからこそ国も歯科検診を受ける人の増加を健康施策の目標に掲げています。
放置してしまうと、骨が減るのでその上にかぶさった歯茎が下がるため歯が長くなったように見えたり、歯の隙間が広がって食べ物がひっかかりやすくなったりします。 歯槽骨の吸収がさらに進むと歯がぐらぐらし、支えられなくなって歯を失います。 虫歯と違って、感染が進んでも痛みを感じないので、人呼んで「沈黙の病」。 異常を自覚する前に検査を受けて対処しておかないと、歯がもったいないと思いませんか。
リンゴをかじっても血は出ませんが、歯周病検査を受けてみたらと・・・
歯周病のことは、実は自戒を込めて書いています。 筆者もここ何年か歯周病の検査を受けていないことに思い至り、久しぶりに検査を受けて口の状態について歯科医の説明を受けました。
「上下に3ミリ、4ミリのポケットがありますが、歯石を取って管理をすればよくなります。右上5ミリのところは神経を抜いた後、根の下にできた病変も関係しているので、歯周治療だけでは改善は難しいかもしれません。それから……」
出るわ出るわ、いろいろと口の中の問題を指摘されました。筆者は、リンゴをかじっても歯磨きでも血は出ませんが、検査をしてみれば歯周病です。
この後、歯科衛生士さんに歯周ポケット内の歯石をとってもらって、改めて歯磨きやフロスの方法の指導を受けました。 少しでも良くしようと思って以前よりお口のケアに時間をかけるようにしています。 1か月後に再び歯周病検査を受けると、状態が良くなっているポケットもありました。 そんな経験も踏まえて繰り返し言わせてください。最近、歯周病の検査を受けましたか?
■歯科医によって説明のニュアンスが違う
筆者が検査を受けた歯科は、予防で歯を守るメンテナンスを看板にしています。 どこで受けても同じような説明や指導になるのだろうかと記者としての関心から、試しに別の歯科で歯周病の検査を受けてみました。 検査結果に違いはないはずですが、説明は「歯周病はだいたい大丈夫です」のひと言。 おそらく「今のところは」という言葉が省かれているのでしょうが、こちらの診療所だと歯磨きやフロスの方法を見直して歯周病を改善するきっかけになりそうにありません。 「大丈夫」なのですから。
予防を大切にして診療するのか、今現在、治療が不要ならそれで良しとするのか 。 説明のニュアンスの違いで印象が違ってきますね。 お口のケアは日々自分で取り組むことなので、モチベーションを左右する印象の違いは重要だと思いました。
2019年01月15日(火) |
そうだ、歯医者に行こう!−1 |
ヨミドクターによると・・・
口は食べたり味わったりするだけではなく、話をしたり、笑ったり、表情も演出します。 その口の中の細菌や歯周病の炎症は、糖尿病や脳血管に悪影響を与え、肺炎や認知症などの病にも関係することが分かってきました。 お口の衛生はまさに健康管理の柱の一つ。 もう一歩先を言えば、健康の目的はしあわせな人生でしょう。 そこで「しあわせの歯科医療」について、医療記者として、自分自身の歯で悩む当事者として考えます。
■リンゴをかじると血が出ませんか?
「リンゴをかじると血が出ませんか」という歯磨き粉のテレビCMを覚えていますか。 リンゴを丸ごとかじって、そこに血がつい ていたら「 歯槽膿漏 」、歯と歯茎を守る……と歯磨き粉をPRしていました。 1982年までの17年間に放送していたので40歳半ば以上なら目や耳に残っているのではないでしょうか。 CMで注意を促していた歯槽膿漏とは進んだ歯周病のこと。 以前は、歯槽膿漏と呼ばれることが多かったようです。
どうしてリンゴをかじると血が出るのか。 歯周病は歯と歯茎の間に歯周病菌が感染して歯茎に炎症を起こし腫れたりします。 リンゴをかじるとか、歯磨きなど刺激が加わると出血するわけです。 さらに進むと歯を支える骨が溶けて歯がぐらぐらして最後には抜けてしまいます。
「歯磨きで出血はしないし、歯周病は大丈夫」と思っているあなた、本当に大丈夫ですか。
■成人の70%が歯周病
国の調査によると働き盛り世代で歯周病にかかっているのはなんと70%。 40歳以上では80%になります。 成人が歯を失う最大の原因は虫歯ではなくて歯周病です。 それに加えて、重症の歯周病があると、糖尿病の血糖管理は難しくなるし、脳卒中の危険が高まり、認知症や高齢者では死に直結する肺炎にも関係していることがわかっています。 歯周病を予防、治療してお口を衛生的にするのは、歯のためだけではなく、健康のために大切というのが“平成の新常識”です。
■脳卒中、糖尿病、認知症、肺炎に関連
歯茎の病気がどうして全身の病気にかかわってくるのか。 歯周病が専門の東京医科歯科大名誉教授・和泉雄一さんに聞きました。
「歯周病は歯周病菌が歯茎に炎症を引き起こすわけですが、主な原因になるポルフィロモナス・ジンジバリスなどの歯周病菌や炎症から出る物質は歯茎にとどまってはくれず、血管から全身に回ってしまいます。細菌の刺激で動脈硬化が進み、炎症から発生する物質は糖尿病を悪化させ、認知症の原因になる脳でのアミロイド βというたんぱく質の沈着を歯周病菌が促す可能性も指摘されています。妊婦さんでは早産や低体重出産の危険があります」。 歯周病菌などの細菌が肺に入ると 誤嚥性肺炎を起こすので、高齢者施設などでは歯磨きを徹底して誤嚥性肺炎を減らしているところも増えています。
多くの人が血圧やコレステロール、糖尿病の治療を受けていますが、日々のお口の管理や、歯磨きやフロスでは取れない歯石を歯科でお掃除をしてもらわないと、健康の管理は十分とは言えないのです。
そう言われても「リンゴをかじっても、歯を磨いても出血はないし、やっぱり歯周病は大丈夫」と思ったあなた、この1年の間に歯周病の検査を受けましたか?
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