広島と札幌の歩き方。 : : 目次 : 手紙

  2002年03月18日(月)  
  花の色 雲の影。 

前日深夜、いろんな事を考えて眠れなかった。
産まれた時の事から今までの事、ゆっくりと思い出してた。
やっぱり泣いちゃうのかなあ、泣きそうだなあって。

今日、正装の大きい人を見て、胸がいっぱいだった。

あんなに小さかったのになあ。
ちょっとした事ですぐ泣いてたのになあ。

いつのまにか私の身長を追い越して、
声も顔つきも男っぽくなってきて。

『これからは家の中で男は僕だけだから、
 僕が二人を守っていくから。』

そう言ってくれた大きい人。
証書を受けとる背中を見て、
本当に逞しく健やかに育ってくれた事、嬉しく誇らしく思ったよ。

卒業おめでとう。


教室に貼ってあった“お礼の言葉”。

『今まで育ててくれてどうもありがとう。
 これからは勉強します。』

勉強します。断言したね。この言葉忘れないぞ、絶対。

■ 今日の気分 ■

巣立ちの歌。

: 筆 : しおんとゆき  
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