せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2009年10月16日(金) |
稽古休みとあたたかいごはん |
10月16日(金) 稽古はお休み。 熱は上がらないものの、喉の痛みはあいかわらず。 無茶しちゃいかんと反省。 これから日ごとに寒くなってくるわけだからなおさら。 しばらくぶりに大豆を圧力鍋で煮てみた。 稽古と本番が続いて、家で料理をすることがめっきり少なくなった最近だけれど、これからまた自炊の暮らしにもどっていこうと思う。 「父産」の午後夜の稽古のある日にまつながさんが作ってくれるまかないのカレーやシチューや煮込みうどんのあたたかさがとてもうれしい。 コンビニのおにぎりやパンばかりだった食生活を変えていく、元に戻していくチャンスだと思う。
10月15日(木) 「父産」稽古。 昨日、あばれて汗をかき、その後雨にぬれたせいか、風邪気味。 のどがまた腫れてきたようで、声の調子がいまいち。 共演の大輔くんと声についてのおしゃべりあれこれ。 偉そうにしゃべれる状態じゃ全然ないのがはずかしいのだけれど。 ずいぶん動きまわりながら、どんな声を出せばいか、どんな響きが有効かをあれこれ考える。 まずはいろいろやってみようと思う。
10月14日(水) 「父産」稽古。劇団劇作家の本番のため、お休みをもらっていた稽古場へ。 ひさしぶりの俳優としての稽古で、体をならしつつ思いっきりあばれてみた、そんなかんじ。 稽古中に外は大雨に。 まつながさんに傘を貸してもらって、マヤちゃんと一つの傘で駅までを歩く。 スコールのように猛烈な雨。 駅に着いた頃に小やみになった。 家に着いて、降水量がリアルタイムでわかるサイト「東京アメッシュ」で調べてみたら、さっき歩いていた時間がまさに一番強く降っていた時間だったらしい。
2009年10月13日(火) |
ブリーチ剤と紫のリンス |
10月13日(火) 髪を白髪にした。 このところずっと金髪だったのだけれど、一昨日、打ち上げの前に新宿のドンキホーテで購入したブリーチ剤と紫のリンス。 ほんとうかなあと思いながら、やってみる。 シャンプーの後、紫のリンスをして五分待つ。この間のなんとも紫なかんじが、おしゃれなおばあちゃんの頭のようでおかしい。 洗い流すと紫は抜けるのだけれど、これで残った赤みの補色として作用するのだそう。 思っていたほどの髪へのダメージはなく(もう、いいかげん傷んでいるので)、赤みがずいぶん抜けてきた。 うまくいかないようならいつでも黒くするのでと、演出のアツトさんには言ってある。 さあ、どうなるか。
2009年10月12日(月) |
「劇読みvol.3」千穐楽 |
10月12日(月) 朝から「月」の千穐楽、というか二度目の上演。無事に終了。 そして、佐藤喜久子さんの「ざっとむかしあっとこさ」。山本健翔さんの演出。 うちの劇団の白無垢の打ち掛けが衣桁にかかっている。床は着物の山。 藤あゆみさんが語る、姉たちの物語。全編が福島弁。なんともゆったりとしたいい時間。 そして、最後に不思議な涙があふれてきた。 夜、「夢はおもちゃ箱に詰めこんで」の二度目の上演。「劇読みvol.3」の最後の演目。 キャストは、やや疲れてしまっていたのかもしれない。 読むことよりも、演じることに気持ちがいってしまい、ややラフな印象。 開演前に、「ちゃんと読むことをしっかりね!」と伝えておけばよかったと反省。 終演後、バラシ、撤収、そして打ち上げ。 少し時間が空いたので、見に来てくれた平田さんと一緒に高田の馬場までご一緒する。 僕は、新宿で明後日からの印象の稽古のための買い物をあれこれ。 その後、打ち上げ会場へ。 ほんとに大勢のキャスト、スタッフのみなさんと楽しく盛り上がる。 当然のように二次会へ流れ、なかなかゆっくりお話しできなかったキャストのみなさんともじっくり話すことができた。 朝、始発を何本も過ぎてから帰途につく。 みなさん、お疲れ様でした。ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
2009年10月10日(土) |
「月、白き水晶の夜」初日 |
10月10日(土) 「月、白き水晶の夜」初日。 高萩宏さん、坂手洋二さん、西山水木さん、篠原さんによるシンポジウムを、ロビーで聞きながら、「月」のキャストを迎える。 カットがちゃんと伝わっているかどうか、どんなかんじか、とにかく顔を見て話をしたくて。 本番。 及川さんの着物の着付けを篠原さん、有吉さんとがっちり。もう縫いつけてしまう。 そして、開演。 約二時間の長丁場、きちんと運んだんじゃないかと思う。 ああ、いい芝居だなあと、舞台上で生きている俳優さんたちを見て思う。 終演後、キャスト、それに劇団劇作家のみなさんと乾杯。おいしい中華屋さん。 遠藤さんと楽しく盛り上がり、終電で帰宅。
2009年10月09日(金) |
「短編連続上演」初日 |
「短編連続上演」の初日。 開演前に確認をいくつか。 3本の連続上演なので、役者にそれぞれの作品の開始時のテンションについて説明する。 低く始まってしまうと短い芝居なので、途中で取り返すことができないということ。 なので、一本目の「ムラサメ」はトップギアでスタートしてほしいと。 開演。いいかんじにスタート。「ムラサメ」は、人物がとてもくっきりして、ドラマが浮かび上がってきた。 続く、「どっきり地獄」は、客席のとまどっているかんじも含めて、煙に巻くようなふしぎなテイストのまま終了。よし。 最後の「幕切れ」は、ほとんど動きのない、リーディングらしい作品。 河合杏奈さん、三原幻也さんの二人芝居と、4人が語っていくト書き。 ていねいな色っぽい芝居になった。 終盤の盛り上がりがもう少しあってもよかったかもしれないが、とても微妙なところだ。 終演後、キャストにダメだしというか、感想を伝える。 その後、ポストパフォーマンストーク。 ゲストの玉塚充さん、出演の小泉真希ちゃん、三人の作家、篠原さんの司会で。 玉塚さんの具体的な話がとてもおもしろかった。 帰り、タックスノットへ寄って、フライヤーを置かせてもらう。 マレーシアのゲイ演劇事情など、初めて知る話をいろいろ聞かせてもらう。 帰宅して「月」の台本を読んでいるうちに目がさえてしまう。 いただきものの梅酒を飲んで、無理矢理寝ることにする。
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