せきねしんいちの観劇&稽古日記
Diary INDEX|past|will
2007年09月10日(月) |
「夏のせいかしら」稽古 |
今日と明日お世話になる亀戸のMOMOの稽古場。 亀戸水神の駅前で待ち合わせ。 さっくり一度通してみる。 天井の低さがとても新鮮。 細かいダメだしに、するっと身体を乗せていく感覚が楽しい。 メイクと着替えの段取りをこまごまと確認しておく。
2007年09月09日(日) |
「夏のせいかしら」稽古 |
今日でこの稽古場ともさよなら。 振り付けのミヤコちゃんが来てくれて、振り付けの確認。 その後、通し稽古。 課題いろいろ。 稽古場を掃除して、失礼する。 今回、この稽古場には本当にお世話になった。 小竹向原の駅もいつのまにか通い慣れた駅になったかんじ。 毎日、違う稽古場じゃなく、同じ空間で稽古できることの幸せに感謝。
2007年09月08日(土) |
「夏のせいかしら」稽古 |
小返し、確認のあと、通し稽古。 そのあと、舞台に登場する小道具というか、飾りをみんなでつくる。 花紙でつくる運動会の花。色紙でつくった輪をつなげる。 こんなものをつくるのは何年ぶりだろうというかんじ。 運動会の花は、折り重ねた紙のはじを切ると花びらがきれいだ。 一日早い、稽古場打ち上げ。すっかりお世話になった「信ちゃん」へ。 終電を逃すかと心配になるが、初めての埼京線、京浜東北線、武蔵野線経由で無事帰宅。
2007年09月06日(木) |
「夏のせいかしら」稽古 |
稽古場に板垣恭一さんが来てくれる。 柏木さんの書いた台本に、いろいろとアドバイスをしてくださったそうだ。 僕にとっては、中谷まゆみ作「ビューティフル・サンデー」の演出をした方。 「ビューティフル・サンデー」は日本のゲイを描いた芝居としては、ベストなんじゃないかと思う。大好きだ。そして、作り手のみなさんに心からありがとうと言いたい、そんな芝居。 稽古のあと、行きつけの「信ちゃん」に向かうがいっぱいで「養老の瀧」へ。 かなりミーハーな気持ちでいっぱいお話させてもらう。 帰り、文学座の西川さんに呼び止められる。近くでワークショップをしていたとのこと。非戦を選ぶ演劇人の会の打ち合わせを歩きながらしてしまう。藤井ごうさんもまじえて、電車の中でも。
稽古のあと、篠原さんと待ち合わせして、富士見丘の授業の打ち合わせ。 夏休みの宿題で書いてもらった作文をもとに、卒業公演の台本をつくる。 今日は、その最初の打ち合わせ。 どんな話が印象に残ったかなど感想を言い合い、こんなかんじでいこうという線にたどりつく。 一人では、絶対に考えつかないアイデアがいつの間にか生まれてくる。 子供達の作文を元にするというのも、同じように一人だけのアイデアから始まるわけじゃない芝居の作り方だ。 篠原さんは、来週から年内はロンドンへ行ってしまう。 二人でつくる台本は、インターネットで東京、ロンドンを往復しながらできあがっていくはずだ。 この間の授業で子供達にも、そんな話をした。 そんなんじゃないとわかっているのに、原稿用紙が地球の上を飛びかうイメージが浮かんで、なんだかおかしい。
2007年08月29日(水) |
富士見丘小学校演劇授業 |
富士見丘小学校の後期授業の一回目。 子供達は、今日が始業式。その日にすぐ演劇の授業なんて、どんな気持ちなんだろう。やったー!なのか、ええ〜・・・なのか、ちょっと気になる。 篠原さん、健翔さん、里沙ちゃんと僕の4人での授業。 今日は、前期にやった、一人での表現ではなく、「みんなでつくろう」ということをテーマにしてみた。 ウォームアップのあと、クラス毎に「私はスーツケースにつめました。○○を」のゲームをする。輪になって座り、前の人がつめたものに自分がつめたものを加えていく。品物はどんどん増えて、最後は二十数個になる。これをしっかり覚えていかないといけない。一人じゃできない、みんなでやることの第一弾。 続いて、「お話をつくろう」。 特活室の床の真ん中にビニールテープを貼って、「ここからが舞台、ここからが客席」と説明する。 舞台に椅子を並べたら、急に「舞台感」がアップ。 クラスを2つにグループ分けしてもらって、1人ワンセンテンスずつ話して、物語を積み重ねていく。 次の人は、その先をまたワンセンテンスで続ける。 登場したタイトルは(これもチームで相談して決めて、出番が次のチームに出題)、「ドラえもん」「桃太郎」「舌切り雀」「さるかに合戦」の4つ。 どれも、原作どおりじゃなくていいよ、話の全部がわかってなくてもいいよと伝える。 「ドラえもん」は、いかにもな第一回目の放送で、きれいにほとんどのキャラが登場した。「桃太郎」は、桃じゃなくて、おじいさんが流れてきた。「舌切り雀」は、なかなか雀の舌を切ることができないようすがおかしかった。「さるかに合戦」は、まずさるが柿を育てているところから、大きく原作から飛躍。柿をくれない猿の頭をかにがなぐったら、血が出て、猿は病院へ。かけつけたお母さん猿が「どうしたの?」と尋ねると、「道でころんだ」と嘘をつく猿。でもって、猿はかにに仕返しをして、かには焼き殺されてしまう。で、かにの仲間が登場して、復讐!さあ、どうなるということになったのだけれど、最後のセンテンスを担当した彼のまとめはこうだった。「かには生きていました」。 これには、全員が息をのんだ。感動してしまう。オチとして最高だ。大拍手! 終了後、校長室で給食をいただいて、打ち合わせ。 夏休みの宿題の作文は、後ほど、郵送してもらうことになった。 卒業公演のもとになる作文。どんなものがやってくるか楽しみだ。
9月に客演する舞台「夏のせいかしら」のフライヤー用の写真の撮影。 仕事の合間を抜けて、プロデューサーのオジーさんのお宅で。 お久しぶりなキャストの伊藤さん、初めましての東條さん、作家の柏木さん、そしてオジーさん、カメラマンさんとにぎやかに撮影。 ばたばたと失礼する。
|