せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2005年04月13日(水) |
富士見丘小学校の演劇授業 「浅草シルバースター」稽古 |
朝、富士見丘小学校の演劇授業。 ラッシュのもまれてへろへろになる。4月は新入生がいっぱいで、電車の乗り方に慣れてない人にイライラさせられてしまう。おそらくは高校一年生の女の子たちが、ぎゅーぎゅーづめの車内で妙にはしゃいでおしゃべりしている声に、春なんだなあと思ったり。 体育館での「出会いのワークショップ」。青井さん、篠原さん、田中さんと僕たちと、子供たちの最初の授業。 最初に田中さんによるウォームアップ。仲間をつくろうというゲーム。電話番号の末尾。好きな科目、嫌いな科目。血液型。自分と同じ人どうし集まる。声を出したり、身振りをしたりして。僕は先生方と一緒に子ども達と走り回る。 続いて、自己紹介ならぬ「他己紹介」をしてもらう。学年全体70人を4つの組に分けて、その中で2人組をつくる。相手に質問して、相手についてもう一度知りなおしていく。最後にみんなの前で、その人を紹介するというもの。 僕は、Aチームに入れてもらう。2人ずつで割り切れてしまったので、無理矢理3人組をつくってもらう。 お互いにインタビューしあって、情報を集めていく。 もともとはチームの中だけの発表の予定だったのだけれど、全員の前でやることにする。 みんなちっとも物怖じしないで、どんどんしゃべれてしまう。 おもしろく話そうとする子もけっこういて、それが、すべってしまわずにきちんと成立している。 聞いている態度もなかなかだ。少なくとも、友達どうしで騒いでしまう子は一人もいない。 びっくりした。 去年の6年生が、後半の青井さんの授業になってから始めて、なかなかできなかったことが、この子たちは、当たり前のように出来てしまっている。 学年の色というものかもしれない。以前から先生方に聞いていたけれど、とってもまとまりのある学年じゃないだろうか。 まだまだ名前をおぼえるまではいかないけれど、子供たちの個性が少しずつ見えてきた気がする。 去年の6年生だったアキトくんの妹さんが、「兄がお世話になりました」と挨拶してくれる。それも、「他己紹介」の冒頭で。のびのびしてるなあと感心。他にもリキくんの弟くんも発見する。面差しがにていてなつかしい。二人ともどんな中学生になってるんだろうか。
「浅草シルバースター」稽古。 今日は浅草ハウス組なので、僕たちは教室で自主稽古。 どうなるんだろうと思っていたのだけれど、これがとってもおもしろかった。 妙にのびのびできたというか、いろいろ試してみることができたというか。 稽古のはじめ。9場の冒頭を、外波山さん、今井さん、益富さん、あきなちゃんの4人でちゃぶだいを囲んでいる。細かいやりとりをていねいにつくっていく。あきなちゃんがとまどうのを、三人の大先輩がにこにこしながら、やさしくアドバイスしてる。なんて、しあわせな現場なんだろう。 帰りに、飲みに行く、益富さん、本郷さんとバッタリ。稽古場の向かいの飲みやさんへ、外波山さん、竹内さんとご一緒する。途中から五味さんも合流。 今日もいっぱい話した。五味さんと芝居の話。本郷さんが円の柳川慶子さんの息子さんだと知ってびっくり。終電を逃してしまったのだけれど、上野から深夜バスで帰ればいいやと思っていたら、店の時計が五分進んでた。おかげで、帰ることができました。
| 2005年04月12日(火) |
「浅草シルバースター」稽古 |
5場、7場、9場。 5場。どうして?というかんじで出とちを2回してしまう。短いアプローチで外からバタバタとやってくるのにとまどってしまった。 7場。いろんな発見がいっぱい。ああ、そうなんだと思えることがいくつも見つかった。 9場。出番がないので見ている。広い稽古場の隅の空間が芝居できちんとうまっている。広いところに無理矢理広げなくてはいけないのかなと思っていたのだけれど、そんなことしなくてもちゃんとだいじょぶなんだということに今さらながら気がつく。
| 2005年04月11日(月) |
「浅草シルバースター」稽古 |
朝、地震があった。うつらうつらしている時間だったので、飛び起きて、隣の母親の部屋に行ったら、いない。帰ってきて聞いたら、コンビニに行ったついでに近くの妹の家に行っていたという。毎朝、8時半頃に顔を出して珈琲を飲んでくるのが日課なのだけれど、今日は一時間勘違い。姪たちに「1時間早いよ」と言われるまで気がつかなかったという。地震も外を歩いていたので気がつかなかったらしい。けっこう揺れたのに。 稽古は、1場からの立ち稽古。 稽古場に仮の装置がどーんと立っていてびっくり。聞いていた寸法はやっぱり高いんだなあと今さらながら。稽古場にこんな大きなものを立ててしまえるってことにも感動。 3場の立ち稽古を細かくやっていく。実は、いちばん苦手な場面だったのだけれど、一つ一つやっていくうちにだんだん、身体が納得していくのがわかった。言われたダメをあとで台本に書き込む。忘れないように。やらなきゃいけないことと、やってしまいたいことの、ぎりぎりの線が少しずつ見えてきた気がする。舞台の上にちゃんといられるようになった気もしている。 続く、5場の頭までで今日はひと区切り。 雨はまだ止まない。そのせいか、花粉は落ち着いたようだ。朝よりもずっと楽に外が歩ける。 猫も、一日雨降りで大人しくしている。そばにきてもくしゃみが出ないのは、やっぱり昨日洗ったせいだろう。
今日も一日パソコンに向かう。 昼間、シャワーを浴びるついでに、猫を風呂に入れる。ずいぶん久し振りだ。 この頃、外でがんがん遊んでいるので、ほこりっぽい。車の下を歩いているようで、油くさかったりもする。花粉を持ち込んでいることも間違いなさそうなので、さっぱりしてもらうことにする。 いつもは、風呂上がりの暖房に気を遣うのだけれど、今日は、もうほったらかしてしまう。 日当たりのいい、二階の母親の部屋でひなたぼっことしながら、体中をなめて、毛並みを整え、乾かしていた。 夜、TBSの「情熱大陸」で美輪明宏さんを見る。 前半は講演の様子とコンサート、後半は「黒蜥蜴」の稽古と本番。 「黒蜥蜴」の緑川夫人よりも、前半の最後に少しだけ登場した「人生はすぎゆく」の歌い終わり方がものすごかった。「行かないで、行かないで……」とせつなく呼びかけた後、突然「窓から飛び降りてやる!」と叫ぶのと同時に倒れて暗転。瞬間の気持ちの切り替えの見事なこと。もうこれだけでいい。
稽古はシルバーガールズのダンスのみということで、僕はお休み。 たまっている原稿に一日向かい、合間に洗濯と掃除。 絶好のお花見日よりなんだけど、さあ、花見だという気持ちにもなれず、一日、家の中に。 家の前の遊水池(いつもは水がない空き地)で、子ども達が遊んでいる。 最近の子供は外でなんか遊ばないんじゃないかと思っていたので、なんだかうれしいような気持ち。 夕方にはいつのまにかいなくなって、静かになった。 窓から外をのぞいたら、小さなコウモリがひらひら飛んでいた。
| 2005年04月08日(金) |
「浅草シルバースター」稽古 |
荒通しということになった。びっくり。 全員がそろって、頭から通してみる。 浅草ハウスの場面はこうなってるんだ、と発見がいっぱい。 初めて見る場面をへえ……と見ているうちに、あれよあれよと自分の出番。 久し振りにやる3場が、何がなんだかわからなくなってしまう。 新聞を読みながら、電話をかけながらの芝居。集中しきれない。 昨日、立ったばかりの13場が、すんなりやれてしまうのは、やっぱりからだが覚えてるからだろうか。今井さんと外波山さんにお任せの場面だというのももちろんある。それよりも、僕の役が、ちゃんと人と交流できるようになってるってことなのかもしれない。そのきっかけになる11場の芝居は、まだまだ。いろいろやってみている段階。この最後があるんだから、初めはどうなんだろうということを、もっと思い切ってやっていいはず。もとい、きっちり組み立てられるはずだろう。 通しのあと、ダメだし。 その後、稽古場で飲み会。今日もまた、大いに飲んでしゃべる。 帰りに、益富さんと五味さん、松本くん、竹内さんと、いつかも行った「白木」に。 終電に間に合うようにあわただしく失礼する。 竹内さんと電車の中で、芝居の話をぎりぎりまで。
| 2005年04月07日(木) |
「浅草シルバースター」稽古 |
13場の荒立ち。今井さん、外波山さん、原口さん、竹内さんと僕の5人の場面。 今井さん、外波山さんと間近でやりとりするのことがとってもおもしろくて、どんどん楽しくなってしまう。 3場からのここまでの僕の役の変化もだんだん見えてくる。最後にこうなるんだから、最初はああでいいんだというような。 14場までの荒立ちを終えて、稽古場を浅草ハウス組に渡す。西村家チームはロビーで台詞あわせ。 途中から、狭い事務所に入って、ほんとにきちきちに座って、台詞の確認をしながら、読み合わせ。こんなことが自然にできてしまうのが、いくらプロデュース公演といいながらも「劇団」ということなんだろうなあと思い、感動する。 忘れていたいろんな場面を思い出しながら、ざっくりとやりとりをする。後半は、ロビーで台詞の確認をしながら、いろいろなおしゃべり。稽古場が広いというか、いろんな場所があるっていうのは、いいよなあと思う。いろんな人のいろんないかたもとってもおもしろくて、参考になることいっぱい。
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