せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2005年03月09日(水) |
「二人でお茶を TEA FOR TWO」稽古 |
劇場打ち合わせにさっこさんと二人で。 その後へ稽古。@下馬。 今日のジョギングは、いつもより遠くまで、いつもより早いピッチだった。 五本木の商店街を抜けて世田谷公園のはじを通って戻ってくる。 森川君と、ていねいに確認しながらの稽古。 きちんとうまくいったなあと思ったので、「流れたね」と言ったら、森川君に「ごめん」と言われる。僕は、いいかんじに「流れた」というつもりだったんだけど。微妙なすれ違い。 稽古の後、森川君の家に泊めてもらう。 芝居の話をいろいろ。朝方まで話しをし、彼の寝顔を見ながら、パソコンに向かう。 芝居の中の状況を体験しているような気持ち。 美猫のデリ子が時々相手をしにきてくれるなか、夜が明けていくのを窓から見ていた。
初日まであと7日!
| 2005年03月08日(火) |
「二人でお茶を TEA FOR TWO」稽古 |
三枝嬢と待ち合わせ。初めてであった80年代半ばの思い出話をしばし。
松之木天辺さんが出演している、かもねぎショット「ラプンツェルたち〜うろ覚えの童話集〜」 」@シアターTOPSを見に行く。 おそろいの衣裳で、ダンス中心の構成。知っているお話が次々と語られるというよりは、目の前に広げられていく。 童話って、やっぱり語られるもので、結末がどうなったっていうようなことが眼目じゃないのかとおもう。今日のお話たちは、結末よりもディテールを丁寧に演じられてるかんじ。 そうでもないか? 結末は演じられているのだけれど、そんなに「終わり」というふうにはなっていなくって、さらっと次の話に移っていく。結末が登場しないままのお話もある。 子供向けの芝居というわけではないのだけれど、子供のためのシェイクスピアの「物語り方」との違いを、見ながらいろいろ考えた。 天辺さんは、王子様役を一手に引き受けてる。それも歌う王子。ラプンツェルの塔に登っていく王子や人魚姫が愛してしまった王子。声が伸びやかで、とってもいい王子っぷりだった。 人魚姫の三人の姉人魚に笑い、最後には泣かされてしまう。無言の人魚姫がせつなかった。 稽古場にマミーが来てくれる。 衣裳の打ち合わせ。学生服のズボンなど、サイズの確認と修正をその場でやってもらう。 今日は久し振りに走ってみる。 外はすっかり春の匂いでいっぱいだ。初めて、パーカーのフードを外して走る。 それでも、何日かさぼったせいで、ふくらはぎがパンパンになる。 公園の材木が並ぶ斜面を登ることになり、今日もへろへろになってしまった。 稽古は、森川君とのやりとりをていねいに。 最初の場面の1980年を探っていた二人が、次の場面、五年後には、すっかりうち解けている。その変化のしかたがなじんできた。 森川くんが電話をしている長い場面、僕はずっと彼のことを見ている。見ながら、いっそう彼に対するおもいが深くなるようなそんなかんじ。 マミーが持ってきてくれた91年発売のクレアの「ゲイ・ルネッサンス」特集を読みながら、帰る。当時、これはほんとに画期的な本だった。これから、90年代のゲイ・ブームは始まったといってもいいかもしれない。何度も読んだはずの記事を改めて読み直す。 あれから15年、僕たちはどこに来たんだろう? 今回の芝居は1980年からの25年間の物語。二人の登場人物は、どこからどこに行ったのか、行くのか? 僕たちも一緒に旅をしている。
初日まで8日!
| 2005年03月07日(月) |
「二人でお茶を TEA FOR TWO」稽古 |
稽古場に早く着いて、一人で台本に向かう。 今日も走るのをパスさせてもらう。ていうか、僕だけ休みということにはならず、みんなでお休み。 明日は必ずと思いながら、ごめんなさいな気持ち。 稽古は、僕のかわりにノグが森川くんとやりとりしてくれる。 それを見て思うことをいろいろ伝える。 とっても特殊な状況の二人が、どんなふうな気持ちでやりとりするのかを考えるのはとてもおもしろい。 どれだけの罪悪感を抱えているのか。 その場で一生懸命なことと、突然呼び覚まされる思いが錯綜する。 一人の人間の気持ちとしては当たり前の心の動きが、演じようとすると、急にぎこちなくなってしまう。 様々な矛盾を抱えて、一瞬後には、それまでの気持ちなんてすっかり忘れて、あたふたするのがコメディの登場人物だと思う。 その場その場を正直に一生懸命やるしかないんだなあと思う。 僕は、今回、札幌弁、標準語、それにオネエ言葉と、3つの言葉を使う。初めての経験に挑戦だ。稽古場での普通の会話にも、僕は「エセ札幌弁」が顔を出してしまって、なんだかおかしなことになっている。
稽古のあと、サッコさんと待ち合わせして、美術の相談。去年の「思い出の夏」とほぼ同じ装置をどうやって、ホテルの一室に変えていくか、いろんなアイデアを聞く。 打ち合わせに使った、その喫茶店の壁が、大いに参考になった。
初日まであと9日!
| 2005年03月06日(日) |
「二人でお茶を TEA FOR TWO」稽古 |
阿佐ヶ谷で稽古。 開始前に、小道具で使う机の確認。ヤフオクで探した候補を、どんなもんだろうかとみんなで検討する。さっこさんにも電話して相談する。 なべちゃんといっこうちゃんが来てくれる。 森川くんが買ってきてくれたウィッグが、彼にとっても似合っている。 今売ってるってことは、十分、今風でかっこいいはずなのに、なんとなくもっさりしたちょっと伸びた髪になる。とっても80年代。 たしかに、今は80年代ブーム、なるほどねえと思う。 新しい続きの場面のやりとり。 しばらく僕の代役をノグにやってもらって、今日もちょっと離れたところから、見てみる。 二人芝居はどっちが「いいもの」になっても「わるもの」になってもうまくいかない。 そのかねあいを考える。 とにかくやることいっぱいの今回の場面。それぞれが抱えてる状況もてんこもり。 初めてやる場面の方が、やりとりがきちんとしているのは、「やってやろう」というたくらみが少ないせいかもしれない。 よくわからない台詞は相手がたよりだ。相手に声としぐさに全神経を集中して、自分の芝居を成立させる。 あきらかに、その「相手に対する集中力」が失われてしまいがちなんだと思う。 新しい場面でベッドシーンがもう一つ追加。 はずかしがらずに、思い切ってやってしまおう。 幕切れの芝居について、森川くんに相談する。 これでいいかなという線が見えてきた。ちょっとかっこいいかもしれない。
帰りの電車で、机がヤフオクで落札成功とのメールが、森川くんから届く。 音響の亜弓ちゃんと電話で打ち合わせ。
初日まであと10日!
| 2005年03月05日(土) |
「二人でお茶を TEA FOR TWO」稽古 |
阿佐ヶ谷にて。 今日もまずは走る。 いつもと違う角をまがって、坂道にややへたりながら、なんとか帰ってくる。 今日はつらかった。 青梅街道沿いの道はとっても寒い。寒いと体力がどんどん奪われるような気がする。 稽古場に、いわいさんと早瀬くんが来てくれる。 基本のキャラクターづくりをていねいに。 最初の場面の僕は、札幌在住の20歳。 聞きかじりの札幌弁がところどころ出てくる。文字としては。 言葉自体は、全体にイントネーションが独特かもしれない。 僕の役をノグにやってもらうと、「あ、あんなふうにしゃべってるんだ」とちょっとショック。いずれにしろ、方言らしく「曖昧に」しゃべってしまうのはよくないということに。 森川くんとのベッドシーンはやはりまだぎこちない。 もともとぎこちない二人なのだけれど、そのぎこちなさを演じるのに、てれくさくなってしまう。照れくさい二人をそのまんまていねいに演じればいいんだよと思いながら。 稽古の後、向かいの牛角で食事。 メールによるくじにみんな続々あたって、飲み物一杯無料になるひとが続出。最後まで当たらなかった森川くんは、リベンジして、デザートが一つ無料に。 いわいさんと早瀬さんの最近の話が、とっても興味深かった。 パートナーについての思いやら何やら、生な声として、大いに取材させてもらう。
初日まであと11日!
| 2005年03月04日(金) |
「二人でお茶を TEA FOR TWO」稽古 |
朝から降っていた雪が午後にはやんで、夕方にはすっかり溶けてしまった。 今日もまた三人で走りに出る。 寝不足でへろへろだったのだけれど、今日走らないとずるずるとやめてしまいそうだったので、そのまんま出かけることにした。 いつもと違うコース、しかも急な坂を上ることになり、急に無口になってしまう。 へろへろになりながら、それでもいっぱいいっぱいのちょっと手前くらいで帰ってくる。 ほんとにノグは、ぎりぎりのところでうまく、僕らをのせてくれていると思う。
稽古は、昨日の続き。 細かいやりとりをていねいに。 昨日かんじた「恋心」の続きで、僕はどんどん森川くんに恋してる気持ちがつのっている。芝居としてですが。 走りながら感じる自分の変化と、この妙な気持ちはどこかつながっているような気がしてならない。 甘えたり、がっかりしたり、起こったりしながら、それでも森川くんのことをずっと見ている。 演出家としてももちろんなのだけれど、僕が演じる役の気持ちとしても。 なんだかとってもおもしろい。
帰りは、渋谷までタクシー。並んで座って、森川くんとおしゃべりをたくさん。 新宿でタックスノット、アイランドに寄る。 ひさしぶりのご挨拶。 とっても楽しいひととき、それでも、わたわたと帰ってくる。
最寄り駅からは今朝の雪のせいで、徒歩。 走るよりも疲れてしまう気がするのはなんでだろう。 わざとゆっくり歩きながら、芝居のことを考える。
| 2005年03月03日(木) |
「二人でお茶を TEA FOR TWO」稽古 |
阿佐ヶ谷で稽古。 いつもより余計に走る。 走りながら、足がぽかぽかと暖かい。 楽しく走っている自分にびっくり。
稽古は、書き直した部分の稽古。 すでに4回目の書き直しだ。 やりとりがおもしろくもりあがってきた。 僕の役が感じる恋心のもてあつかいかたが、なんとなくわかってきた。 考えてみれば、恋してる役を演じるのは、ずいぶん久し振りだ。 冒頭の20歳の場面での恋心は、40歳の僕を、見てくれとは違うところで若返らせてくれているかもしれない。
稽古場に来てくれたなべちゃんとのぐとおしゃべりしながら帰る。 走っていることで自分がどう変わったかを、かなり一生懸命しゃべってしまった。
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