せきねしんいちの観劇&稽古日記
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| 2005年02月23日(水) |
羽衣リサイタル「ジェントル・マミー」 |
朝からあたたかないい天気。風が吹いてるのは春一番だろうか? 昨日に続いて、体育館での練習。歌の確認をを中心に。 昨日よりもずっと声が出るようになっている。だんだん本気になってきたってことか。 それと、いい顔でいる時間が長くなった気もする。 給食の後、昼休みから、演劇の授業について話すチームの練習をやってみる。 ただ報告するだけでなく、それぞれを実際にその場でやってみようということになった。 扉座の「さよなら先生」をやるチーム。「ケンカ」について書いた作文を実際にケンカして読んでみるチーム、これは吉田日出子さんの授業。渡辺えり子さんの授業の報告は、早口言葉と春になるというもの。それから、永井愛さんの「即興劇」。斎藤憐さんの「世界の子ども達の詩を読む」チームも。 田中さんは、扉座チーム担当。篠原さんは、ケンカのやりとりをつくりあげ、その後、世界の子供たちの詩を選んで構成することに。 僕は、まず、ショウゴとホクトくんのえり子さんの授業担当。えり子さんが教えてくれた早口言葉をしゃべるショウゴに、どうするともっとちゃんとしゃべれるかを指導してみる。どんどん練習して、どんどん上手になる。 ホクトくんは、はじめ、台本に書かれた言葉をそのまましゃべろうとしてたんだけど、自分の言葉で毎回違うように話してごらんと言ってみたら、とっても表情が豊かになった。思いだしてる目と考えてる目は全然違うんだ。忘れられないほんとにいい顔だった。 コウタくんの助っ人をどうしようかと考えてもらって、花、蝶、風の中の蝶になってもらうことになった。ホクトくんとショウゴくんも、花と風になって、そのままゆったりと吹かれながれ、席にもどっていく。 すごいよ、できた、できた!! 三人に、これは今君たちが考えたことなんだよと話す。明日のリハでは何人か助っ人が増えることになった。やった、楽しみだ! 即興劇は、アキトシくんがはじめにコメントする。それから、何人かで動かなくなったエレベーターから力を合わせて脱出するというシーンをやる。これは、永井さんの授業でやったものだ。 アキトくんとダイテツくんも参加。ショウゴくんとコウタくんも。やたらにぎやかだ。 初めは、受けをねらっておかしなことをしようとしていたみんなに、「この状況で笑うと、緊張が緩んじゃうから、笑わないように」と話す。ダイテツくんは、「でも、みんながおかしいから笑っちゃった」と。そういうのはいいんだよ。 二度目にやってみたら、なんておもしろくなったんだろう。みんながそれぞれの持ち場をわかって、同じ場面にいるかんじ。言い忘れたけど、これがアンサンブルってことなんだ。 最後に、天井の穴から引っ張り出されるというのをどう処理しようかというのをみんなで話す。真剣な意見のやりとりがよかったね。こちらも明日どうなってるかわくわくする。
大急ぎで仕事に行き、夜は、羽衣リサイタル「ジェントル・マミー」@白萩ホール。 前回は迷いに迷った会場。今日はすんなりと。 冬で雪なお話のオムニバス。ところどころ、それはもうわかったと言いたくなるような場面はあるものの、やっぱりところどころは、きちんと感動させてくれる。 にしやんが歌った「もうしばらく歩いたら」は、もう「名曲」だと思う。前回の「窓辺のワルツ」と同じように、一度聞いただけなのに、何度でも口ずさみたくなる。 終演後、にしやんにあいさつ。稽古ができなくてと言っていたけど、にしやんはいつもにしやんだ。そんなことちっともかんじさせない。母親と娘が抱き合うところもとってもよかった。それまでのお約束の芝居の流れとは違う、ほんとうに「探ってる」かんじがしたもの。 大江戸線で帰ってくる。 朗読劇で使ってずっと返せなかったCDをようやく返す。 今日、僕は40歳になった。昨日出した富士見丘小学校の書類に「提出日の年齢」というところがあって、それが39歳って書く最後だった。 十年前、30歳になったときはフライングステージのミニシアターをティアラ江東でやっていた。初日に主演の役者が倒れて救急病院へ。僕はマミーと一緒に病院へ行き、居場所がないので、階段でおしゃべりし、ファミレスでしゃべり、徹夜したんだった。 二十年前、20歳になったときは、客演していた舞台の稽古の最中で、帰りにみんなで飲みにいったあと、当時ひそかにあこがれていた俳優さんがうちに泊まりに来てた。 今日のことをいつか思い出すときは、富士見丘小学校のみんないい顔が浮かぶんだろうと思う。 えーと、四十にして惑わずと昔の人は言いましたが、どんどんいろんなことやっていこうと思ってます。 カードやメールを下さったみなさん、ありがとうございました。 これからもよろしくお願いいたします。
| 2005年02月22日(火) |
「二人でお茶を TEA FOR TWO」稽古 |
富士見丘小学校演劇授業。 朝から仕込んでもらった舞台がきちんとできあがっている。舞台再度のひな段と張り出し舞台。 青井さんが復活。よかった。 子ども達もも昨日とは違った、集中のしかたをしている。 客席のまわりを歩きながら歌う「さよなら昨日、まってて明日」。昨日よりも、とっても上手に歩けている。進歩したね。 通し稽古がなんとかできた。 歌の歌詞が心配なところ、声が小さくなってしまうところが、まだまだある。 本番までにどう変われるか。がんばれ、みんな!
夜は稽古。 衣装で使う「学ラン」をノグが持ってきてくれる。 僕が着れるものが果たしてあるんだろうか心配だったのだけれど、ナオミさんの協力で手元に。 おそるおそる着てみたら、ジャストフィットだった。もうみんなでびっくり。 一応……というかんじで一緒に拝借した、とってもサイズの小さい2着を、ノグと森川くんが着て、学ラン三人衆になった。写真をとってマミーに送る。 僕が着ていた学ランのサイズを見たら、「180A」、とっても大きい人用のだった。彼はきっとふつうに着てたんだろうけど、僕が着ると、ちょっと懐かしいかんじの、やや長めな着丈になる。よかった。これでいける。 続いて、ストレッチとアップ。そして、今日も走ってみる。蛇崩川緑道を往復で15分ほど。ノグの指導により。 ちゃんとした靴をはいたせいか、前回よりも走りやすい。足裏じゃなくて、ふくらはぎに痛みが集中。 走っているとどこからか花の香りがしてくる。ふんわりとしたいいにおい。梅だろうか? 帰ってきて、ウォームダウン。 後半は台本の話や、時代背景の話を中心にディスカッション。 帰り、外に出たら、身体がとても軽い。ちょっと動いただけなんだけど。体重はまだそんなに変わらないけど、成分が変わってきてる気がする。って、二回走っただけだけども。見えてきたかんじ。
| 2005年02月21日(月) |
富士見丘小学校演劇授業 |
久し振りの富士見丘小学校。 体育館で、本番の流れを確認する。 青井さんは、風邪でお休み。西野さんの伴奏で、篠原さん、田中さんと進行する。 歌の声がなかなか出なかったりするものの、全体の流れはわかってもらったんじゃないかと思う。 客席のまわりを歩きながら歌うのが一番大変かもしれない。全員でちゃんと間隔を保ちながら歩くのはとてもむずかしい。 歌の終わったところでマイクの前にいる人が、質問に答えなくてはいけない。 最後の歌を歌う顔はみんなとってもいいのに、そこにいくまでがなかなか集中できない。 誰かががんばればいいっていうんじゃなくて、みんな一人一人ががんばるんだよと話す。 本番の舞台を想像してごらんとも。 授業のあと、田中さんは、舞台をどう使うか考えてくれてる。 僕は、篠原さんと打ち合わせ。 今日も給食をいただいた帰ってくる。 廊下で会う六年生と挨拶する。返事がとっても元気がいい。このかんじでやれたらいいのになと思う。 いろんなチームが昼休みに練習しているらしい。角田さんたちは、その様子を撮影に行った。 明日はどうなってるか、楽しみだ。
一日、家にいて、パソコンに向かう。気分はまっしぐら。 改装のためオール2割引のホームセンターで、猫缶をまとめて買ってくる。 やっぱりというかんじで、他の買い物もしてしまう。 母親が、パチンコのくじ引きの景品で、体脂肪計付きの体重計をもらってきた。 ガラスでできたおしゃれなつくり。 二階の踊り場に置いて、通るたび計ろうということに。データを入力できるようになっているだけれど、微妙にめんどくさくて、とりあえず置くだけは置いてみる。置いとくだけにならないように、わざわざ邪魔になるところに置いたのだけれど、早くも部屋を出た拍子に乗ってしまったりと、邪魔になっている。これからどうなるか……?
| 2005年02月19日(土) |
アムネスティ朗読劇「聞こえますか? 彼女たちの声」 |
早めに家を出て、ヘイリーの「アメイジング・グレイス」を探すが、みつからない。最後は新宿中を探し回って、ついに断念。劇場入り。 カワくんにもうしわけないと謝る。当初の予定どおりアカペラでとお願いする。 楽屋で台本の確認。その後、舞台でリハーサル。 朗読には、第三者として客観的に語るやり方と、入り込んで自分の言葉としてやるやる方の二つがあるとおもうのだけれど、今回は後者でお願いしますと話す。 どのくらいかかるだろうか心配だったのだけれど、第一部45分、後半、1時間5分ほどで終了。 開演までひと休みして、さあ、本番。アムネスティのみなさんと一緒にお客様の誘導のお手伝い。 ワークショップで一緒だったKUMIさんとYUMIさんが来てくれた。 出演者のみなさんは、それぞれ、自分らしく、きっちり読んでくれた。第二部の「生きながら火に焼かれて」は、ほとんど芝居のように立ち上がっていた。 今回、僕は出番はなしなので、下手の袖で、ずっと見ていた。にしやんによると、照明のよく当たるところで、大きくうなずいたり、「よし!」とこぶしをにぎったりしてるのがよく見えたらしい。 今回のキャスティングは、えり子さんを含め、「生きながら火に焼かれて」に登場する人物をイメージしたところがある。原口さんは、主人公のスアド、えり子さんは、彼女を救う「人間の土地」のジャックリーヌ、ワカさんとにしやんは、スアドの両親。カワくんは彼女に火を付ける義兄。友野さんは叔母。はるひちゃんは、兄嫁と看護婦。ノグは病院の医師。一倉さんは、ジャックリーヌの友人。 椅子の位置を決めて、台詞をしゃべるときは、センターのエリアでお願いしますというお願いをしただけで、みなさん、実に生き生きと舞台上に存在してくれた。ありがとうございました。 終演後、アムネスティのみなさんと一緒に打ち上げ。楽しく飲む。 今回、キャスト全員を知っているのは僕だけという状況から、お互いを紹介することができてしあわせだった。みんな、なんて魅力的な人たちばかりなんだろう。感謝。 嘘のように早い土曜の終電で帰ってくる。ずっと降っていた雨が、越谷ではみぞれにかわっている。自分にお疲れのつもりで眠ろうと決めて、ちゃんと眠ることにする。
夜、豊島区の勤労福祉会館主催の人権講座で講師として話をする。 去年の第一回では上川あやさんが話されたそう。 「ゲイとして生きる」というタイトルで1時間話し、その後、休憩時間に書いてもらった質問に40分ほど答える。 会場の勤労福祉会館は、池袋演劇祭の授賞式で行ったことがある。そのあたりから始めて、僕のライフヒストリー、演劇との関わり、フライングステージのこと。それから、家族制度の枠を超えて、一人一人が個として生きるということについての考えを話させてもらった。 予約の段階で80名ほどの方が参加されているなか、フライングステージのお客さまの姿もちらほら。 先月ワークショップで一緒だったYUJINくんが来てくれていてびっくり。挨拶する。 どのくらい聞いてくれているのか心配だったのだけれど、なんとか終わることができた。 最前列でずっと聞いていてくれた年配の女性が、ずっと大きくうなずきながら聞いていてくれたのが特にうれしかった。 帰りは、聞きに来てくれた森川くんと一緒に帰ってくる。 なんだか、思い切り、僕の素の姿を告白してしまったような気分で、ややてれくさい。 明日の朗読劇のための音源をツタヤで借りようと思うが、ヘイリーの「アメイジング・グレイス」が見つからない。このあいだはあったのに……。 明日の連絡を出演者のみなさんに。原口さんに台本が届いていないことが判明。とりあえずは一倉さんからコピーをもらってくれたそう。いよいよ、明日、どうなるか。
| 2005年02月17日(木) |
「二人でお茶を」稽古 |
「2005 春夏ニューヨークコレクション」「2005 春夏ロンドンコレクション」 今日は、コレクションのMA。なかなかおもしろいニューヨークと今いち元気がないロンドン。去年の9月のコレクションだけど、今見ると、なかなかオンシーズンなかんじで、リアルかもしれない。 中出さんが、かわいいパーカーを着ている。その胸からウエスト、腰にかけてのラインがとってもすっきりしていてびっくり。フィットネス効果がものすごい。見事にシェイプアップされてる。すごいじゃないですか!としばしその話で盛り上がる。中出さんのまわりではジムに通う人が急増しているそうだ。「私でもできるってことね」と言っていたけど、がんばりの成果だと思う。かっこいいなあと素直に思う。
練馬の駅前で法政大の中島さんに呼び止められる。ドトールの二階から僕を見かけて降りてきてくれたんだそう。おひさしぶりの挨拶をして仕事場へ向かう。
夜、阿佐ヶ谷の駅で大阪の人権博物館の松永さんと待ち合わせ。去年の「約束」の収録に続いて、今日は僕のインタビュー。 カメラクルーの方々と阿佐ヶ谷の稽古場へ。 さくっと撮るのかと思いきや、照明をセッティングして、何やら本格的。 ついついカメラ目線になってしまうのを、カメラの横にいる松永さんを見ながら、インタビューに答える。 フライングステージの成り立ち、作家として、演出家としての今の気持ちなどなど。こういうインタビューは、いつもそうだけど、その時々の自分の気持ちを見直させてくれるいい機会だ。 先月のワークショップを経て、新たに思ったことなども含めて、話をさせてもらった。 ところどころ噛んでしまっている自分にショック。どうしたんだろう? 前はそんなことなかったのになあと反省。 明日は、豊島区の講演会。その予習のようなかたちで考えをまとめることができたんじゃないかと思う。
その後、「二人でお茶を TEA FOR TWO」の稽古。この間、話したとおり、今日は走ってみる。 ノグの指導のもと、入念にウォームアップ。ストレッチ、筋トレまでして、かなり腹筋、それも中の方が痛くなってくる。痛くなるのはいいしらせと思いながら、情けなくもある。 で、外に走りに出かける。十分くらいをゆっくり走る。「おじさんが3人走るってことだよね」と言ったら、ノグに「僕も?」と聞き返される。 阿佐ヶ谷から高円寺の道をジョギング。歩いていると気づかないアップダウンに敏感になる。 一番心配なのは、ストレッチのときから、調子が悪かった右の膝。 ノグにフォームをチェックされながら、遊歩道で体操しているおばさんを見て「がんばれ!」と声援を心の中で送ったり、ちょっと道に迷ったりしながら、13分ほどで戻ってくる。 ちょうどいっぱいいっぱいなかんじ。 足が自分の足じゃないみたいだ。
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