せきねしんいちの観劇&稽古日記
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2004年09月18日(土) 小松川高校文化祭

 午後から小松川高校の文化祭に演劇部の公演を見に行く。
 結局、新学期が始まってからは稽古を見に行くことができなかった。
 どんなふうになっているだろうかと、どきどきわくわく。
 年に何度か、演劇部の公演のたびに会っているOBのみんなと再会。
 年に何度かも何年もくり返していると、かなりしょっちゅう会っている親しい間柄に思えてくる。
 広い体育館の一番前のブロックにみんな固まって観劇。
 古城十忍作「肉体改造クラブ 女子高生版」。第一話「ダイエッター セリナ」第二話「ピアッシング 美咲」。
 高校生が演じる高校生の生々しさというのはあまり感じられなくて、ただ、台本の台詞がやけに心に届くものになっていたのに驚いた。
 それもやっぱり、役と演じている彼らの距離の近さのせいだろうか。僕は、何度も涙ぐんでしまった。まあ、かなり「親バカ」なせいもあるのだけれど。
 一話と二話の間の転換が、懐中電灯を使ったとても美しい場面になっている。全三話の原作を二話でおしまいにする演出も工夫してあって、なかなかよかった。
 初日の緊張かやりとりがなかなかなりたっていない、台詞を順番に言い合っているだけになってしまっているところが何カ所かあったのが残念。地区大会に向けて、がんばっていってほしいと思う。
 終演後、すぐに学校を出て行かなくてはいけないということで、OBのみんなで駅前のビルディに。現役の子たちが少し遅れてやってきて、恒例のダメだし会。大きなテーブルに現役の子たちがまとまり、OBが一人ずつやってきて、感想をしゃべっていく、ややカジュアルなかんじ。
 おおむね好評のようで、自分のことのようにうれしい。


2004年09月16日(木) 「約束」稽古

 ファッションチャンネルニュースのMA。
 今日はミラノメンズコレクション。
 さくさくと終了。

 夜は稽古。
 ストレッチとシアターゲームでアップする。今日も、まずはチームづくりのためのいろいろ。
 それにしても、なんだか、にしやん(西田さん)、あきやん(岩瀬さん)、りょうちゃん(樺澤くん)というはじめての人が三人もいるのに、このまとまってるかんじはどうだろう。
 だらだらとおしゃべりしてるかんじが、なんともいえない、和みなムードだ。
 
 後半は読み合わせをしてみる。まずは声をだしてちょうだいとお願いして読んでみてもらう。
 全員が登場。りょうちゃんの芝居が、ちっともゲイを意識してなくて、とってもうれしかった。実は一番心配してたのはそのあたりだったんだった。
 キャラクターの立ち上がり方は、それぞれの持ち味にぴったりで、そのへんも安心する。よーし、おもしろいものをつくるぞ。
 解散して、いっこうちゃん、のぐ、りょうちゃんは、酒部活動で、たぶん「ぱちもん養老」行き。にしやんとあきやんは、ロッテリアのパティシエのつくったマロンシェイクに向かったもよう。
 残りのメンバー、僕とマミーとともぴー(早瀬くん)はまっすぐ帰る。
 僕は、中野から乗った東西線で爆睡してしまい、まんまと乗り過ごし。12時すぎにようやく家にたどりつく。へとへとながら、眠ってしまえたので、気分はすっきり。富士見ヶ丘小学校関係、非戦を選ぶ演劇人の会関係のメールをせっせと送る。

 >>>初日まで48日!


2004年09月15日(水) ファッションチャンネルニュース

 ファッションチャンネルニュースのMA。
 ミラノメンズかと思っていたら、パリメンズとオートクチュールでびっくり。
 予習をわたわたとして、スタジオにはいる。
 パリメンズは、メンズなのに、アクセサリー類が多くておもしろい。
 ヴィトンでは、熊の形のブローチがかわいかった。全身がヴィトンのロゴで覆われてるテディベアも。
 オートクチュールは、ディオールのジョン・ガリアーノがものすごい。
 基本はマーメイドラインのドレスなんだけど、ボリュームがはんぱじゃない。
 ウエストはコルセットで53センチまで締め上げて、モデルさんたちは、Uターンすることもできず、ランウェイを一方通行。一番前にたどり着くと、抱きかかえられるように連れて行かれる。気分が悪くて倒れたり、吐いてしまった人もいたそうだ。どれをとっても、すぐにドラァグクィーンの衣裳になりそうなかんじ。

 母親は昨日、中学のときの友だちに会いに表参道まででかけていった。
 「三羽ガラスって言われてた」くらい仲のいい三人組だったそうだ。ちゃんと会うのは10年ぶり、三人だけでちゃんと話したのは中学以来かもしれないと言っていた。
 友だちの一人は、戦後まもなく、満州から引き上げてきたのだそうだ。母親を満州で亡くして、父親と二人で帰ってきた彼女に、うちの母親は「満州になんか行かなきゃよかったのに」と言ってしまったんだそうだ。そして、そのことを、それから50年以上ずっと気にしていたのだと言う。
 「覚えてるってことは、その場の雰囲気で何か感じたんじゃないかと思うんだよね。言わなきゃよかったって」。いつか謝りたいと思いながら、ずっとその機会がなかった。そのことを、昨日話して、ごめんねと謝った。
 「『そしたら、そんなこと言われたっけ。全然覚えてない』って。こっちは50年ずっと気にしてたのに」と母は、笑いながら、また泣いている。
 50年ぶりの友だちというのはどんなものなんだろう? 僕にはまだよくわからない。言ってしまって後悔したこと、言い残したことは、何かなかったっけと、一人になって考えてみた。
 養成所の進級ができなかったとき、仲間と飲んだくれて、今日は帰らないと家に電話するつもりが、どういうわけか友だちの家に電話してしまって、「あら、信ちゃん、どうしたの?」と言われてびっくりしたことを思いだした。あんまり関係ないな。


2004年09月14日(火) 富士見ヶ丘小学校演劇授業 「約束」稽古

 富士見ヶ丘小学校の演劇授業のお手伝い。
 電車を乗り過ごして、三鷹台まで行ってしまい、あわてて戻る。
 今日は本山新之助さんによるダンスの授業。新之助さんは、とってもイケメンなダンサー。ヘドウィグアンドアングリーインチ」の振付をやっていたそう。今回の演劇授業の目標である「卒業生を送る会」で発表する舞台の演出をしてもらう青井陽治さんも来てくれた。
 体育館で6年生2クラス60人が、ストレッチの後、振付を覚えて、踊ってみる。
 振りはややヒップホップよりのジャズダンス。8カウント×6ぐらいの長さ。子供達は、なかなかいいかんじで盛り上がって踊ってる。
 僕は、宮 絢子校長先生と二人で、後の方で、ひかえめに踊ってる〜あんまり踊ってない女子の近くで、「一緒に踊ろう」とアピール。
 結果、おもしろくなってがんがん踊ってしまう。
 はじめ、その場でジャンプして、新之助さんが「息上がった人?」と聞く。手を挙げたのは僕と何人かだけ。「じゃあ、もう少し」と、びょんびょん跳んで、大勢の手が挙がってから、先に進む。
 僕はもうこの時点で、かなり気分が悪くなって、もうだめかと思ったんだった。でも、身体が拒否してるような気がしてしゃくだったので、無理矢理続けてたら、なんとか元の調子に戻ったかんじ。
 それにしても子供達はタフだ。一緒になって踊ってる僕は、終わりの頃にはもうへろへろだった。
 これまでの演劇の授業は、言葉を発することが基本で、しゃべるのが苦手な子はどうしても、存在が希薄になってしまいがちだった。
 でも、今回は、ダンス。みんなが同じ振付。もっと言うと、自分から、何かを発していくというよりは、教わった振りを覚えてどれだけ楽しく踊れてしまうかというところ。
 何かを表現しなくちゃと考える前に、身体が楽しくなってしまう、そんなかんじで、子供達はいつもよりものびのびしていたような気がする。
 途中から、男子と女子に別れて、お互いにどれだけ踊れてるかを見るようにした。
 それまで、どれだけ楽しいかということでOKだったのが、どう見せるか、どう見られてるかということに変わっていった。
 演劇の授業のおもしろさってこういうところかもしれないと思った。楽しくやってるところを、見てもらって、おもしろがってもらう、そのことの喜びが自分の楽しさにまたつながってくるかんじ。
 僕は、子供達、特に、いつも騒いでばかりいる男子に「せきねさん、かっこいい!」と声援を送られて、少し照れた。でも、うれしかった。名前覚えてくれてたんだね。
 僕でも踊れるんだから、みんなもがんばれ!と言いながら、その後も、校長先生と子供達とどんどこ踊った。 
 
 夜は、「約束」の稽古。今日が実質の稽古初日。
 8人の出演者全員が揃った。
 ストレッチとシアターゲームを、いつものようにやってみる。
 8人というメンバーの多さにだんだんなれてきて、いいかんじ。
 ちょっとよそゆきなムードになるかしら?と心配していたんだけど、なんだかむちゃくちゃアットホームな雰囲気ができあがっていった。
 初めてなので、シアターゲームをいつもより余分に。即興で場所をつくるエチュードをチームにわかれてやってみる。
 完全に、みんなが同じスタートラインにいるかんじが気持がいい。その中でそれぞれが自分らしさを全面に出して、それをお互いにおもしろがって尊敬できる関係が生まれてるような気がする。もっともっといいチームになればいいな。ともあれ、今日は予想以上に「いいチーム感」に満足。
 帰り、いっこうちゃん、西田さん、樺澤くんは、駅前に新しくできた白木屋で酒部活動。
 僕は、さくさくと帰ることにする。
 電車の中で、午前中のダンスの疲れがピーク。足が痛くてしかたない。踊りすぎたかなとやや反省。

 >>>初日まで50日!


2004年09月11日(土) 「約束」顔合わせ

 出演者全員がはじめて顔を合わせる。
 ほんとの顔合わせだ。
 制作からの説明と挨拶。
 もろもろの事務連絡で今日はおしまい。
 何より、全員そろったというのがとってもうれしい。
 この顔ぶれでやっていくんだなあと、実感した。
 どうぞよろしくお願いします。
 台本は、3場のつもりで書いていたところを、やっぱり2場のおしりにくっつけて、そこまでをみんなに渡す。
 読み合わせはなし。
 帰り、岩瀬さん、樺澤くん、西田さんと一緒に帰る。
 ホームでおしゃべり。
 フライングステージはあまり飲みに行かないんですよという話。
 そうだよね。顔合わせの後とか、さくっと飲みに行くのもありだよね。
 そういう顔合わせもあった気がするなあ。
 今日は、僕も台本書かなきゃな気分でわたわたしてしまって、さくさく帰ってきてしまった。
 「酒部」のことを、みんなに説明。
 次の稽古のときには、ちょっと飲みに行こうかな? それとも路上か?

 帰りの電車、最寄り駅で立ち上がり降りかけたら、「あのこれ」と右隣のお兄さんから携帯を渡された。座席に落としたらしい。「あ、どうも」と受け取ったものの僕のじゃないことにすぐ気がついた。「僕のじゃないよ」。と、「あ、僕の」と僕の左に座ってたお兄さんが言う。僕はすぐに携帯を彼に渡して、電車を降りた。すぐに閉まるドア。なんだか、三人の間をすごいいきおいで携帯がパスされてておかしかった。Aクイック?ってかんじ。下りてから、なんだかおかしくてホームにしばらく立っていた。


>>>初日まで53日!



2004年09月08日(水) フライヤーの入稿

 朝までかかって裏面をデザインして、コメントを書いているうちに眠ってしまった。
 入稿前にマミーにメールして確認をしてもらう。
 プリントネットワークさんへの入稿は、今回、メールでだいじょうぶとのこと。
 大助かりだ。
 昨日の富士見ヶ丘小学校の演劇授業の報告が篠原さんから届く。
 谷川俊太郎さんの授業が、生徒たちと谷川さんの言葉を記録してくれたおかげで、手に取るように見えてくる。
 なんておもしろいんだろう。
 行けなかったことをほんとに後悔する。
 でも、しょうがない。
 HPに「約束」の情報をアップする。
 こちらも一区切り。
 でも、まだまだこれから。
 明日までに3場をまとめないと。


2004年09月07日(火) トレーニング

 夜、下馬でトレーニング。
 その前に三枝嬢と待ち合わせして、一足先に衣裳のうち合わせ。
 通販のカタログを見ながら何点か候補を決める。
 改札で西田さんと待ち合わせ。早瀬君とばったり会ったので、合流。
 歩きながら、どんどん雨が降ってくる。
 途中のダイソーで100円のビニール傘をゲット。
 それでもびしょぬれ。
 トレーニングは、マミーとノグと早瀬くん、僕に西田さんの五人。
 「だらだらした稽古だから」とはじめにことわって、ほんとにだらだらとストレッチとシアターゲーム。おしゃべりをいっぱいしながら、いろいろやってみる。
 僕たちも、こうして身体を動かすのはひさしぶり。
 いつもは、慣れっこになってるいろいろが、とても新鮮だ。
 帰りは、雨があがって、いい風が吹いてる。


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